「ワタミの宅食」バイオマス容器全国展開に向け関東甲信越・東北にて導入

ワタミ株式会社のプレスリリース

ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、以下、ワタミ)は、日替わり夕食宅配を行う「ワタミの宅食」にて、11月4日(月)から関東、甲信越、東北でお届けするお弁当・お惣菜の容器を、バイオマス素材を含んだプラスチック容器に変更しました。11月6日(水)には、この取り組みによって日本バイオマス製品推進協議会(木村俊範会長、事務局:一般社団法人日本有機資源協会)より「第9回バイオマス製品普及推進功績賞」を受賞いたしました。

 当該エリアでのお弁当・お惣菜のお届けは合計で毎日約9万食です。今回の変更により1年で約2,400万食(約720t)分の容器のバイオマスプラスチック化を予定しています。これにより、すでにバイオマスプラスチック容器に切り替わっているエリアを合計すると、毎日約17万食、1年で約4,500万食(約1,350t)の規模となります。さらに、今年度(20年3月期)中には、全国でお届けするお弁当・お惣菜の容器を全て切り替える予定で、毎日約23万食、1年で約6,100万食(約1,830t)がバイオマスプラスチック容器となる予定です。

 

 

いきいき珠菜いきいき珠菜

 

まごころ御膳まごころ御膳

まごころ手鞠まごころ手鞠

まごころおかずまごころおかず

 

バイオマス製品普及推進功績賞受賞
ワタミ株式会社は11月6日、日本バイオマス製品推進協議会が主催する「第9回バイオマス製品普及推進功績賞」を受賞いたしました。この賞はバイオマス製品の普及推進に関して優れた功績をあげた者に贈られるものです。
今回の受賞には、バイオマスプラスチック容器を導入するとともに、全国に広げる計画であることから、持続的に利用できるバイオマス資源の普及、地球温暖化の防止にも貢献できる点が評価されました。

2022年3月までには全国でリサイクルシステムを構築
現在、愛知県、岐阜県、三重県、福井県、石川県、富山県では、合計で毎日約31,000食分(約620㎏)のバイオマスプラスチック容器をリサイクルする取り組みを行っています。
お弁当・お惣菜のお届け担当である「まごころスタッフ」が、お客さまから食べ終えたあとのバイオマスプラスチック容器を回収し、それを「ワタミ手づくり厨房」に集め、協力企業によって中間処理を行ったのちに油・コークス・ガスにケミカルリサイクルを実施。ケミカルリサイクルした油からバイオマスプラスチック容器を再生しています。自社で完全回収することにより、ごみの分別不徹底による焼却処理、不法投棄、海洋流出などをも防ぎます。
「ワタミの宅食」では2022年3月までに、このリサイクルシステムの全国展開を計画しており、年間約6,100万食(約1,830t)のバイオマスプラスチック容器のリサイクルを見込んでいます。この取り組みは高齢者食宅配を手掛ける企業として初めて実施しているものです。※1
※1 プラスチック容器包装リサイクル推進協議会調査

 

宅配事業の容器回収リサイクルモデル宅配事業の容器回収リサイクルモデル

■「ワタミの宅食」について「ワタミの宅食」は、日替わりのお食事と“まごころ”をお届けすることで“社会を支えるインフラ”となることをめざし、事業を展開しています。お弁当・お惣菜は、お客さまと同じ地域に住む“まごころスタッフ”が、手渡しを基本にお届けしています。手渡しを基本とすることで、日々のコミュニケーションを生み出すとともに、自治体と「見守り協定」を結ぶなど、高齢者世帯の見守りにも貢献しています。毎日約23万人のお客さまにお弁当・お惣菜をお届けしており、高齢者食宅配市場「売上シェア9年連続 No.1」※2を達成しています。
※2 出典 「外食産業マーケティング便覧2011~2019」(株式会社富士経済調べ)

SDGsの達成に向けて
ワタミグループでは、SDGs(国連で採択された「持続可能な開発のための2030年までの目標」)の目標達成に向けて積極的に取り組むとともに、すべての企業活動の分野で持続可能な行動を推進していきます。グループとして、成長戦略の実現がSDGsの目標達成に貢献できるように、従業員だけでなく、すべてのステークホルダーと協力してまいります。今回のバイオマスプラスチック容器のリサイクル実施により、SDGsの目標12を中心に、目標13、14、17の達成に貢献します。

■ワタミ株式会社
【 住 所 】 東京都大田区羽田1-1-3 
【代表者名】代表取締役会長兼グループCEO 渡邉美樹、代表取締役社長兼COO 清水邦晃
【 設 立 】 1986年5月
【事業内容】 国内外食事業、海外外食事業、宅食事業、農業、環境事業
【ホームページURL】 http://www.watami.co.jp

■エコ・ファースト企業として
ワタミグループは、過去の取り組みの評価と今後への期待から、2010年、環境省より「エコ・ファースト企業」の認定を受けました。2008年4月のエコ・ファースト制度開始以降、国内グループ全事業(外食、介護、高齢者向け宅配事業、MD、農業、環境・メンテナンス※2010年時点)での認定取得は初めてとなりました。

 

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