ふくしまみらいチャレンジプロジェクト事務局のプレスリリース
2年目を迎えた「Thanks Sweets プロジェクト」では、地元の素材を作る事業者とスイーツの製造を担う県内菓子店を繋げて、新しいスイーツブランドを立ち上げることで、福島県の新たなお土産や事業者の販路拡大に繋げることを目指しています。2019年はヴィーガン(100%植物性)にフォーカスし、卵や乳にアレルギーのある方や小さなお子様、健康に気遣う方など様々な方が一緒に楽しめるスイーツの開発に取り組みました。
桑の葉や米粉、えごま、ジャムや甘酒など、福島生まれの植物性素材の風味を生かしたスイーツは、スノーボールクッキー、フォンダンショコラ、ジャムと甘酒のクッキーアソート、クリスマスのお菓子・シュトレンの4品。
バターや卵、生クリームなどを使って作られたものが一般的ですが、それらの動物性食材を一切使用せず、どなたが召し上がっても美味しく楽しめる味わいを実現した、ギフトにぴったりのスイーツたちです。
12月4日より仙台市の仙台三越をはじめ、東京・目黒区のVegan cafe “アラスカ ツヴァイ”(https://www.facebook.com/alaskazwei/)でも数量限定で販売いたします。
また、各ヴィーガンスイーツを製造した事業者(コパン、喜楽堂、夢・菓子工房 かめまん、ホームベーカリーコビヤマ、One’shome)の店舗でも販売したします。
▼福島の素材からうまれた4種のヴィーガンスイーツ
①米粉のヴィーガンスノーボールクッキー
小麦粉を使わず高ライスセンターの「天のつぶ」をひいた米粉からうまれた、さっくりほろり、雪の玉のような食感のクッキーです。バターや卵を使わず菜種油であっさりと仕上げているので、ほのかにお米の風味が感じられます。シンプルなプレーンと、優しい香りの桑の葉シュガー味の2種。永井のくわの桑の葉は美味しいだけでなくミネラルや食物繊維が豊富。健康効果も期待できます。
販売価格:1瓶/7個入り 600円(税込)
※原材料提供事業者:有限会社高ライスセンター、有限会社永井のくわ
※製造事業者:コパン、喜楽堂
②えごまのヴィーガンフォンダンショコラ
バターや生クリーム、卵を使わず、しっとり濃厚な口どけを実現したチョコレートケーキ。生地に混ぜ込まれた一般社団法人日本エゴマの会・ふくしまえごまの実の、プチプチとした食感と香ばしい風味が、美味しいアクセント。電子レンジであたためると中から上質なチョコレートがとろりととろける、贅沢な口どけのケーキです。
販売価格:1個368円(税込)
※原材料提供事業者:一般社団法人日本エゴマの会・ふくしま
※製造事業者:夢・菓子工房 かめまん
③桑の葉とココナッツのヴィーガンシュトレン
常たっぷりのバターを使用するシュトレンですが、オーガニックココナッツオイルと米粉を使い、ふんわりしっとり焼き上げました。表面の緑は健康効果で注目を集めている永井のくわの桑の葉。トロピカルなココナッツの香りと、草原を思わせる桑の葉の香りの、新鮮な相性をお楽しみください。たっぷり練りこまれたドライフルーツの酸味とナッツ、まるで豆を食べているような濃くて甘い、NPO法人あさがおの青ばた丸ごと豆乳のコクも加わり、つい、もう一切れと手が伸びる味わいです。
販売価格:1本1000円(税込)
※原材料提供事業者:有限会社永井のくわ、NPO法人あさがお、有限会社高ライスセンター
※製造事業者:ホームベーカリーコビヤマ
④ジャムと甘酒の米粉クッキーアソート
福島県内の様々な食材と米粉でクッキーを作りました。豊富なアントシアニンを含む生命力にあふれたガーデンハックルベリー、季節の素材をふんだんに使った石井農園の「食べるジャム」シリーズ、和製ブルーベリーとも言われる栄養たっぷりなナツハゼ、味噌蔵ならではの製法で甘みと香りの強い米糀を使用した甘酒。それぞれの素材の良さをみんなで楽しめるクッキー缶です。
販売価格:1缶864円(税込)
※原材料提供事業者:カヤノキファーム、石井農園、ニコニコ菅野農園、若松味噌醤油店
※製造事業者:One’shome
【開催場所・時期】
開催時期:12/4(水)~12/10(火)
開催場所:仙台三越
(※売り場には企画商品以外にも桑茶やジャムなど参加事業者の原料商品等も販売。)
▼福島県素材の提供事業者紹介
■高ライスセンター(南相馬市)(所在地:福島県南相馬市原町区高宇阿弥陀前8)
福島県阿武隈山脈のすそ野、浜通り地方に広がる南相馬市(旧:原町市)で米、六、大豆を栽培しています。南相馬市の中でも特に高ライスセンターの持つ田園は、真冬には白鳥が飛来するほどの自然が残っています。その自然の中で大切に育てた小麦粉から生まれたオリジナル製品「多珂(たか)うどん」の販売を行っています。
事業者HP:http://www.takaricecenter.co.jp/index.htm
■永井のくわ(田村市)(所在地:福島県田村市滝根町神俣字町33)
山形県米沢市の上杉三十万石の城下町で、300年以上代々鍛冶屋を継承してきた家系です。現在は福島県滝根町で畑を耕す鍬(くわ)の製造、販売を本業としています。今から約20年前に農家の人から「養蚕をやる人が少なくなり、桑畑が荒れていくのが残念だ」という話を聞き、それなら私ががんばってみようと、キセル貝や桑の葉を使った健康食品の製造・販売を始めました。
事業者HP:http://www.kanjoubu.com/
■日本エゴマの会・ふくしま(田村市)(所在地:福島県田村市船引町中山字田代380-4)
代表の渡部芳男氏は自らの病気療養をきっかけに、「日本エゴマの会」と出会い、栽培方法・搾油方法等学びながら震災時まで、自家用の他少々を販売していました。震災後、「日本エゴマの会」の搾油所の一時避難に伴い、電話の転送先を引き受けました。「今年はエゴマ作ってもいいんだべか?」「作ったエゴマは買ってもらわれんだべか?」との電話に奮起し、「日本エゴマの会」を引き継ぎ、2012年に法人化しました。
事業者HP:http://egoma1.shop-pro.jp/
■KAYANOKI FARM(南相馬市)(所在地:福島県南相馬市鹿島区浮田字一丁田88)
県内有数の種苗生産農家としての経験と、イスラエル政府から福島県に送られた水耕栽培のシステム導入により、主力の種苗の生産販売に加えて、平成24年からはトマト作りを手がけています。今では、糖度が高い上に、さくらんぼのように皮が薄く食べやすいプチトマト「ぷちぷよ」と、アントシアニンが豊富なことで知られる果実「ガーデンハックルベリー」の栽培、ジャムやジュースへの加工販売も展開。
■石井農園(福島市)(所在地:福島県福島市飯坂町平野字中野12)
地域の生産者が、育てた果樹を持って次々と集まるのが石井農園です。近隣の農家から直接仕入れた旬の果実や農作物を、余分な添加物や保存料を使用せずに、旬の果実をゴロっと入れた「食べるジャム」や惣菜などに加工しています。また、農薬や化学肥料を一切使わず大切に育てた、えごまのオイルや加工品も展開、“みんなに元気を届けっからなぁ”という思いで、生産者の顔が見え、安心して召し上がっていただける季節の味を作り続けています。
■ニコニコ菅野農園(飯舘村)(所在地:福島県相馬郡飯舘村草野字七郎内95 )
2011年4月、福島県飯舘村「菅野農園」が誕生するはずでした。ところが、3.11東日本大震災後の東京電力福島第一原発事故により、この計画は消えてしまいました。平成24年に企業支援を受け、あきらめかけたナツハゼ研究を「ニコニコ菅野農園」として立ち上げて、飯舘村の帰村と再生に向かっていくことになりました。ナツハゼの美しい木々に囲まれた再生飯舘村がきっとくることを信じています。
事業者HP:http://www.nico2farm.jp/
■若松味噌醤油店(南相馬市)(所在地:福島県南相馬市鹿島区鹿島字町181)
創業は江戸時代末期。南相馬の地で150年、作り続けています。味噌によって受け継がれてきた家族の味と団らん、つながれてきた地域の絆、味噌を「ここで作り続けること」で、この町に古くから続く文化と伝統を守りたいと思っています。若松味噌では「天然醸造法」と「麹蓋製法」にこだわっています。大量生産では出せない、自然の甘味と香りが特長です。
事業者HP:http://wakamatsu-miso.jp/
■NPO法人あさがお(南相馬市)(所在地:福島県南相馬市鹿島区鹿島字上沼田120-1)
「障害があるからこそ体にいいものを」という信念のもと、有機肥料で農薬を使用しない栽培にこだわり、ゆっくりと丁寧に、大切に育てています。
事業者HP: http://www8.plala.or.jp/asagao/index.html
▼プロジェクトコンセプト
広大な福島の大地には、四季折々の豊かさと恵みがあります。
その大自然に育くまれた素材をふんだんに使ったとっても美味しい“ふくしまのお菓子”が出来上がりました。
いつも照れくさくて言えないけれど、
感謝の気持ちを込めて、 甘い“ありがとう”をあなたへ。