九重味淋株式会社のプレスリリース
安永元年(1772年)創業、現存する日本最古の「本みりん」専業メーカーの九重味淋株式会社(代表取締役:石川 総彦、所在地:愛知県碧南市、以下 九重味淋)は、運営するカフェレストラン「K庵」にて、同店が店を構える愛知県・三河地方発祥の三河みりんを使った「みりん粕クリームときなこのかき氷」の提供をスタートしたことをお知らせいたします。
みりん粕クリームときなこのかき氷
URL: https://kokonoe.co.jp/k-an
■酷暑を乗り切る、和風テイストの進化系かき氷
「みりんの可能性を限りなく表現する料理」をコンセプトに、7月24日に三河みりんのふるさと愛知県・碧南にオープンしたカフェレストラン「K庵」では、スイーツの看板メニューとして「みりん粕クリームときなこのかき氷」の提供を開始いたしました。かき氷にはみりん粕を使ったエスプーマ風の特製のみりん粕クリームに、きなこと自家製あんこをトッピングしています。みりん粕クリームのなめらかな舌触りと、ほのかな甘さ・香りが食欲をそそります。
さらに、ふわふわに削った氷の中には、みりんを火にかけてアルコールを飛ばすことでできる、甘さと香りが引き立った「煮切りみりん」と呼ばれる特製のシロップを氷の上に幾層にもかけています。みりんの製造元ならではのアイデアから生まれた進化系の和風かき氷です。
K庵では、みりん粕クリームきなこのかき氷と同時に、夏らしくさっぱりとしたかき氷として、「みりんと柚子のかき氷」も提供いたします。煮切りみりんにゆず果汁をブレンドし、自家製のギモーヴをトッピングした、さっぱりとした爽やかなかき氷です。
■「みりんソフト」などみりんの魅力を活かしたスイーツを提供
カフェレストラン「K庵」では、かき氷の他に、本みりんと碧南をはじめとした愛知県産の農産物を積極的に使った和食、イタリアン、スイーツを提供いたします。ランチの看板メニューは、九重味淋の代表商品である本みりん「九重櫻」を使いじっくりと煮込んだ「みりん角煮御膳」です。砂糖の甘さではなく、みりんの自然の甘さが感じられ、とろける食感といままで食べたことのない旨みを感じられる豚の角煮です。
その他、地元碧南の製粉会社で製粉された小麦粉を使ったシェフ手づくりの生パスタのイタリアン料理、みりんの自然な甘さを楽しむチーズケーキやプリン、みりんソフトを提供いたします。
■三河みりん発祥の地、愛知県・三河大浜の活性化への寄与を目指す
K庵を運営する九重味淋は、安永元年(西暦1772年)に愛知県三河大浜地区で産声を上げ、2017年で245周年を迎え、間もなく創業250周年という大きな節目を迎えます。
人口減少、調理の簡便化など消費環境の変化を受け、近年みりんを使った調理済み食品や菓子、飲料の開発・製造・販売に力を入れてきました。みりん造りを通じ、日本料理・和食の伝統・文化を守っていくという使命を全うしつつも、従来とは違った新たな魅力の発見、発信も考えたためです。そしてこの度、更なる展開として歴代当主が暮らした屋敷を改装し、みりんに特化したカフェレストラン「K庵」、物販店「石川八郎治商店」をオープンいたしました。
K庵は、九重のK、デザインは地にしっかり根づく樹をモチーフにしています。石川八郎治商店という屋号は、19世紀から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパやアメリカにみりんの輸出や万国博覧会への出品など積極的な活動を行っていた当時の社名であり、温故知新の精神で命名いたしました。
今回オープンする新店舗により、みりんの魅力を国内外へ発信するとともに、創業の地「三河大浜」に再び活気と賑わいを取り戻し、地域の活性化に寄与できるのではないかという想いで事業を開始いたしました。
■「九重味淋株式会社」について
1772年に創業し現在、創業240年を超える。現存する日本最古の「本みりん」専業メーカー。愛知県碧南市は三河みりんの発祥の地とされ、九重味淋の大蔵は国の登録有形文化財とされております。代表商品の本みりん「九重櫻」は、大正から昭和にかけての全国酒類品評会で名誉賞を獲得。3度名誉賞を受賞し、最高の「名誉大賞」に輝きました。これを受賞したのは九重櫻だけ。唯一という価値ある名誉大賞です。
■企業概要
法人名 : 九重味淋株式会社
所在地 : 愛知県碧南市浜寺町2丁目11番地
代表者 : 代表取締役 石川 総彦
設立 : 1772年
資本金 : 7,200万円
事業内容: 本みりん等の酒類の製造販売 食品等の製造販売
店舗 : 九重味淋株式会社(愛知県碧南市浜寺町2丁目11番地)