株式会社アスマークのプレスリリース
マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(旧 株式会社マーシュ)(東京都渋谷区東、代表取締役:町田正一)は、アンケートやインタビューといった市場調査とは異なる消費者リサーチの手段の一つとして、レシートデータを用いた消費者の購買行動・特性分析を開始しました。この度、昨今注目されている「プロテイン」と「スムージー」を軸に、その関連商品の購入者を『健康志向女性』と定義づけ、購買ファクトデータ(レシートデータ)から特性分析を行いました。その結果の一部を公開いたします。
近年の健康志向の高まりに合わせ、様々な健康関連食品が流通しています。しかし「健康志向」の中には、脂質や糖質ケアが中心の人、栄養バランスを気にする人、腸内環境を意識する人など、実に多様なグループが存在しています。
そこで当社では、健康関連商品の購買者(※1)から女性10名を抽出し『健康志向女性』と定義。その対象者のオフラインでの購買情報を、当社のノウハウを使い「レシートデータ」を詳細に記録しました。その上で、個人個人の購買ファクトデータから、商品タイプの違いによる購買特性の共通点および異なる点を分析し、各グループの消費者像をより明確化することを試みました。これにより、ターゲットとして見えていた要素だけでなく、想定していなかった要素や、同じ志向性を持つグループ内での異なる特性把握を通じ、商品の企画・開発やマーケティング施策等に有用な情報発掘を図りました。
※1・・・当社が運営する商品レビューサイト『シェアビュー』(https://shareview.jp/)において、対象商品のレビュー投稿者(自飲用者)から5名ずつ抽出し、それぞれ「プロテイン系飲料飲用者」「スムージー飲用者」と定義しました。
■購買情報から見える全体特性は?
~レシートデータから見る購買特性および、事前に聴取した意識設問から見た潜在意識~
<健康志向女子の実態(共通特徴)>※一部抜粋
- カロリーや糖質のあるビール類はあまり日常飲用せず、飲んでも体を気遣った0カロリーや○○フリーのノンアル系商品が多い。
- チューハイ系は350ml1本単位で週1本程度で飲用傾向。
- 大豆由来のタンパク質が豊富な豆腐や納豆などの大豆加工品が定期的に食卓へ並ぶ。
- 整腸作用のあるヨーグルトはいずれのグループでもよく購入されているが、「低糖/無糖」「脂肪0」などの付加価値部分への強いこだわりは感じられない。(味わい優先)
健康志向女子の実態(共通特徴)
■購買情報から見える個別特性は?
<スムージー女子の特性> ※一部抜粋
- 直接的な健康感度はプロテイン女子に比べて下がる一方で全体的な料理志向は高めの指標を示しており、日常食への食意識の高さや、スムージーやサラダの様な素材ベースや手作り品による栄養摂取が伺える。
<プロテイン女子の特性> ※一部抜粋
- 平均的に健康感度の高いユーザー層となっておりからだ作りや栄養バランスへの意識関与度が高い。
- 肉類の月間購入額が牛、豚、鶏のいずれでもスムージー女子より1.5倍以上多い購入差となっており、動物性たんぱく質摂取への潜在的な意識差が確認できる。
スムージー女子とプロテイン女子の特性
■スムージー女子とプロテイン女子の個別傾向分析(イメージ図)
※レポートの全文をご覧になりたい方は、末尾に記載の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
スムージー女子の個別傾向分析
プロテイン女子の個別傾向分析
■レシートデータ分析サービスについて
当社では、「個人別の全レシートデータを活用したリアルな購買データ」を使い、“消費者の具体的かつ深い消費実態の分析”を行うサービスを提供しています。
消費者一人一人に焦点を当て、
- 自社商品ユーザーの実像ペルソナの作成
- グループ、カテゴリ単位での共通および相違特徴の抽出
といった目的に合わせたデータを構築します。
その上で、現行商品のリアルなユーザー像の確認を通じて、
- 事前ターゲット像とのマッチ or アンマッチ部分の確認、検証、対策立案
- 自社および競合ブランドのポジショニング確認
- 新商品開発および商品改良時の場で活用するペルソナ
- 事前の量的調査から導かれた仮説の検証材料
としての活用が可能となっております。
また、当社が運営する商品レビューサイト「シェアビュー」の会員については直接コンタクトできるため、個別インタビューやオンラインインタビューの実施も可能です。
※本リリースに掲載している分析レポートの全文をご希望の方は、メールに「分析レポート希望」と添えて
ご連絡ください。無料でご提供しております。
※当サービスに関するご相談・お見積りは、下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。
株式会社アスマーク 担当:磯部
MAIL:info@asmarq.co.jp