株式会社 トリドールホールディングスのプレスリリース
丸亀製麺を運営する株式会社トリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:粟田貴也、以下当社)は、本日、12月23日(月)に発表された令和元年度省エネ大賞(主催:一般財団法人省エネルギーセンター)の省エネ事例部門において、最高賞にあたる「経済産業大臣賞」を受賞しました。
従来、うどんを茹でる調理工程において茹で釜の沸騰や塩分濃度の調整は、従業員の経験に委ねられていました。この度3社で共同開発した茹で釜は、上記の従業員の経験で培ってきたものをデータ化し、ヒーターの出力と釜への湯の投入量(以下、「さし湯量」)を最適な状態に自動制御することができます。この茹で釜を検証店舗である丸亀製麺掛川店に導入し、大幅な電力使用量および水道使用量の削減ならびに省力化を実現できました。
当社では環境問題に積極的に取り組むため、2017年3月に代表取締役社長の直轄部門であるCSR推進室の室長を委員長とする環境委員会を設置しました。この度の事例は、上記の環境委員会のもと、外食企業が主体となって環境問題を解決するために電力会社様および厨房機器メーカ様と共に現状分析を行い、機器開発を行ったものです。これらのことが、今後の環境問題への取組を外食業界全体に広げるきっかけとなりうると高く評価していただいたものと考えています。
今後も自然の恵みである「食」を扱う企業の責任として、環境に配慮した店舗、商品、サービスの開発に取り組み、社会の持続的発展に貢献してまいります。
【経済産業大臣賞受賞の概要】
■受賞テーマ
「茹で釜の自動制御による省エネルギーの取り組み」
■共同事業者
中部電力、ニチワ電機
■事例概要3社共同で開発した茹で釜を丸亀製麺掛川店に導入。ヒーター出力およびさし湯量を最適な状態に自動制御することにより、電力使用量31.3%削減、水道使用量(さし湯量) 47.6%削減を達成しました。