食の安全を追及 国内ホテル初、国際食品安全マネジメントシステムISO22000:2018の認証を取得

グランド ハイアット 東京のプレスリリース

都会の喧騒にそびえ立つダイナミックなラグジュアリーホテル、グランド ハイアット 東京(東京都港区、総支配人:スティーブ ディワイヤ)では、食品安全マネジメントシステムに関する国際標準規格であり、2018年に改訂されたISO22000:2018の認証を2019年11月21日(木)に取得いたしました。(認証機関:SGSジャパン株式会社)本取得は、国内ホテルでは初めてとなります。(2020年1月現在)

ISO22000は、フードチェーン(食品の生産から消費者に届くまでの全ての段階)における食品危害を防ぐための「食品安全管理」を目的とし、2005年に発行されたマネジメントシステムの国際規格です。当規格は品質マネジメントシステムISO9001とHACCPの概念を融合しており、さらに環境管理の要素も含まれています。2018年に改訂版ISO22000:2018が発行され、全世界統一規格が設けられているほか、原料や包材等の供給者から、サービスの供給者に至るまで厳しい管理体制を構築することなどが求められています。

グランド ハイアット 東京は六本木という国際色豊かなエリアに位置し、国内外からのお客様を出迎えるグローバルなホテルであり、10のレストランとバー、2017年にリニューアルが完了した多くの宴会場を備えております。より食品安全に関して高い意識を持ち、お客様により高品質であり、安心・安全で美味なるお食事を届けるべく、2020年に義務化が施行されるHACCPの認証を取得しております。HACCPをより確実に運用するためのマネジメントシステムとして、ISO22000:2018の認証取得へといち早く取り組み、厳格なチェック項目や度重なる検査基準をクリアし、国内ホテルでは初めて取得することができました。

食のグローバル化やサスティナビリティへの関心が高まる昨今、2018年に食品衛生法が改訂されたことを受け、今後さらに消費者の食や健康への意識が高くなり、ホテルをはじめとする外食に求められる内容もより高度なものとなってくることと私たちは考えます。世界的スポーツの祭典などを控える2020年を迎え、食品安全に対するより高い意識を持ち、国内外のお客様へおもてなしができるホテルとして、スタッフ一同邁進してまいります。

食品安全マネジメントシステムならびにISO22000とは・・・
FSMSとはFood Safety Management Systemの頭文字をとったもので、食品安全マネジメントシステムと表記されます。安心・安全な食品を消費者に届けるために、食品安全を脅かすハザード(危害)を適切に管理する仕組みによる保証を目指したものです。グローバル化した社会で通用する食品安全規格として、ISO 22000(食品安全マネジメントシステムーフードチェーンの組織に対する要求事項)やFSSC 22000(食品安全システム認証22000)などがあります。

ISO 22000は、次の4つ要素を組み合わせて、FSMSに対する要求事項を示しています
 1. 相互コミュニケーション(互いに連絡を取り進めること)
 2. システムマネジメント(仕組みで保証すること)
 3. 前提条件プログラム(安全衛生条件を維持するために必要な基本条件そして活動すること)
 4. HACCP(7原則12手順により食の安全を確保すること)

HACCPとは・・・
食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法です。この手法は 国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。

HACCPが仕組みとしてより強化されるため、ISO22000:2018を導入することにより、食に対する安心・安全がより確実となることが期待できます。

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