株式会社よじげんのプレスリリース
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【サービス開始の背景】
株式会社よじげんの前身となる株式会社サイバードア(2018年7月17日付けで株式会社よじげんへ商号変更)では、かき氷専門店のFC事業本部として店舗物件を日常的に探しておりました。しかし、家賃20万円の物件で開業するためには、物件の取得費用として300万、内装や厨房設工事で300万円、合わせて600万円の開業資金が必要となり、冬に売り上げが落ちるかき氷専門店という商材ではなかなか初期投資が難しいという現実がありました。
その様な状況の中、2018年今年はバーやスナックなどの昼間時間を借りる“間借り”で開業するかき氷店やカレー屋が急増し、テレビで特集されたことにより“間借りカレー”という言葉が生まれるなど、夜だけ営業している物件の昼間時間だけを借りる“間借り”という概念が社会的に広がっていきました。一方で、間借り物件を探すことは大変難しく、友人知人間のみで取引され、間借り物件専門の物件サイト等はありませんでした。
一方で、既存飲食店を取り巻く環境として、深刻な人材不足が挙げられます。飲食業界全体として人手が足らず、従来の様に夜営業の店舗がランチ営業を行うための人材確保が難しくなっています。しかし、飲食店の廃業率は3年で55%と依然高い値で推移しており、廃業理由のほとんどを金銭関係の理由で占めるなど、ランチ営業はできないが少しでも現金収入がないと潰れてしまうという厳しい環境にあります。
よじげんスペースでは、この2つの問題を解決するために、既存飲食店の空いている時間を“月単位”で中長期的に貸し出すことによって、新規の間借り出店を加速させ、既存飲食店へ現金収入(家賃の50%想定)を提供する事で解決しようと考えております。
貸し手となる飲食店は夜だけ営業しているバーやレストランを想定し、借り手となる開業希望者は既存飲食店のテスト営業や、出店費用が10分の1になることによる料理人の独立加速などを想定しております。
【ゴーストレストランへの物件供給】
フードデリバリー市場は世界的に急成長しており、特にUberEatsに代表されるシェアリングデリバリーの登場により、本場ニューヨークでは“店舗のないレストラン”ゴーストレストランが急増しております。世界トップクラスのグルメ市場である東京でも、無店舗型のゴーストレストランが定着するのか注目が集まって居ますが、これまでゴーストレストラン用の店舗供給は行われておらず、家賃10ヶ月分の保証金を支払い開業に600万円をかける一般の飲食店と同じ方法でしか、ゴーストレストランを開業することはできませんでした。よじげんスペースでは、既存店舗の空き時間を“月単位”で貸し出すことにより、ゴーストレストランの出店費用も10分の1に抑える事が可能であり、フードレストラン市場の拡大を後押しします。
【ビルオーナーへ転貸収益の23%を分配】
従来、店舗を借りる際の契約には“無断転貸の禁止”条項が含まれておりました。そのため、店舗が空いている昼間を第三者へ貸し出す事は契約上の問題で行う事が大変難しいと考えられておりました。しかし、よじげんスペースを利用した転貸ではビルオーナーにも2つのメリットがあります。1つは、現在テナントとして入っている飲食店に現金収入が入ることにより経営が健全化、更新率が上がることにより空室リスクを下げる事が可能になります。もう1つは、毎月の転貸家賃からよじげんスペースの管理手数料を抜いた金額(以下「転貸収益」という。)の23%をビルオーナーが受け取る事ができるという報酬体系です。
この2つのメリットを提示した上で、ビルオーナーと株式会社よじげんとの間で“条件付き転貸承諾契約”を結ぶことにより、貸し手、借り手、ビルオーナー、近隣住民の4者がメリットを享受し、協力して街づくりを行う社会を作っていきたいと考えております。
【スペースシェアとの違い】
近年広がっている空き物件の時間貸しや民泊等のスペースシェアでは、その多くがビルオーナーに無許可で貸し借りを行なう形で運営がなされております。
「1ヶ月間同じ人に貸し出しても転貸には該当しないと認識しているが、民泊同様法律が追いついていないので今後どうなるか様子を見ている(某スペースシェア会社)」という見解を出しているスペースシェア の会社も存在しますが、1ヶ月など長期的に同じ人へ貸し出す行為が違法か適法かという議論の前に、ビルオーナーの大切な資産である店舗を、ビルオーナーに無許可で第三者へ転貸しているという事実は変わりませんし、法務の前に一般常識として1ヶ月貸したら無許可転貸だと言われても仕方がありません。
よじげんスペースでは、無許可転貸を行わず1つずつビルオーナーへ承諾を取る“承諾転貸”という形を取ることでビルオーナーと物件の空き時間を“月単位で”貸し出すという文化を共創します。
【今後のスケジュールについて】
本日8/1より、貸し手側の物件登録受付、借り手側の受付、ビルオーナーの条件付き転貸許可受付など、各種先行登録を受付開始。
9月より物件情報サイトを提供し、物件を貸したい人が情報を掲載し、借りたい人が物件情報を見て直接問い合わせて見学に行き、転貸借契約を締結するというフローにてサービスを提供してまいります。
年内に20件の成約を目指し、貸し手となる既存の飲食店、借り手となる開店希望者、転貸許可を出すビルオーナー(又は管理会社)、店舗物件仲介会社など関係する各社と共創して、24時間店舗が開いている街づくりを進めて参ります。
【取材受付】
メールにてお問い合わせ頂けましたら、電話取材、メール取材、対面での取材等柔軟に対応させていただきます。
【ご協力受付】
物件管理会社、飲食店店舗情報サイト、居抜き物件情報サイト、街の不動産会社、間借り営業飲食店、スペースシェアリング会社、新規事業を検討する大手法人、飲食店コンサルティング会社、投資会社、その他、よじげんと共創頂ける各種個人/法人のみなさまを大募集しております。まずはお問い合わせください。
※投資関係の方は8/8のCAV主催Monthly Pitch(渋谷)にてお声がけ頂けましたら幸いです
【株式会社よじげんについて】
https://4jigen.space/
本社:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-10-11 国久ビル4F
代表者:代表取締役 CEO 荒木賢二郎
設立:2015年12月7日(2018年7月17日株式会社よじげんへ商号変更)
資本金:600万円
問い合わせ先(メール):araki@4jigen.space