国際科学雑誌『Nutrients』に掲載アサイーの造血機能性に関する研究論文発表のお知らせ

株式会社フルッタフルッタのプレスリリース

株式会社フルッタフルッタ(所在地:東京都千代田区 社長:長澤 誠)は、2018年より千葉大学との共同研究としてアサイーの造血機能性に関する研究を進めてまいりましたが、研究成果がこのたび国際科学雑誌Nutrientsに掲載されましたので、お知らせいたします。

■掲載論文について
同研究は、千葉大学大学院医学研究院・特任准教授(実験当時)国立長寿医療研究センター老化ストレス応答研究プロジェクトチーム・プロジェクトリーダー(現在)清水孝彦氏ら(Shuichi Shibuya, Toshihiko Toda, Yusuke Ozawa, Mario Jose Villegas Yata, and Takahiko Shimizu)がマウス実験に基づいたアサイーの造血機能を明らかにしたもので、論題は“Acai Transiently Upregulates Erythropoietin by Inducing a Renal Hypoxic Condition in Mice”(Nutrients, 2020,12 533; nu12020533)です。論文の概要は次のとおりです(“Abstract”の訳)。
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アサイーはブラジルアマゾン原産のヤシ科の植物であり、その果実にはポリフェノール、鉄、ビタミンE、不飽和脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれています。近年、アサイーの抗酸化作用と抗炎症作用に注目が集まっていますが、造血作用に及ぼす効果ついてはいまだ調査されていませんでした。本論文においては、マウスにアサイー抽出物を投与し、造血機能を評価しています。実験動物のマウスにアサイー抽出物を4日間与えると、赤血球やヘモグロビンが増加することが明らかになりました。その次に、一回の投与後に造血関連のマーカーを詳しく調べました。アサイーを投与すると、2〜3時間後に造血を促すホルモン(エリスロポエチン)が増加しました。また、その増加には腎臓での遺伝子発現が高まることも合わせて発見しました。アサイー果実の摂取は、造血を促すことで活動性を高めることが期待されます。
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■論文のURL
https://www.mdpi.com/2072-6643/12/2/533

■研究発表について
2019年7月31日に駐日ブラジル大使館にて本研究の発表会を行いました。開催レポートはこちらよりご覧いただけます。
https://www.frutafruta.com/minagiru/report/

■株式会社フルッタフルッタについて https://www.frutafruta.com/
ブラジルの提携農協・トメアス総合農業協同組合(CAMTA)よりおもにアグロフォレストリーで栽培されたアサイーなどのアマゾンフルーツ原料を直輸入し、メーカーや飲食店へ販売を行うほか、自社製品の製造と販売、ジュースバーの運営などを展開。2014年東証マザーズに上場。

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