アサヒビール株式会社のプレスリリース
2020年はニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝と妻リタの結婚100周年にあたります。竹鶴政孝は1920年にリタと結婚し、1934年に大日本果汁株式会社(現ニッカウヰスキー株式会社)を創業しました。ウイスキーは熟成に時間がかかるため、創業の黎明期を支えたのはりんごを原料にした商品でした。竹鶴の夢に生涯寄り添い続けたリタと、ニッカウヰスキーを支えたりんごへの深い敬愛を込め、竹鶴の夢の結晶ともいえる「余市」と「宮城峡」をアップルブランデー樽でフィニッシュ※させた数量限定商品を開発しました。
※フィニッシュとは、熟成した原酒をヴァッティング(ブレンド)した後、別の樽に移し、さらに熟成させることです。
今回発売する2商品は、『シングルモルト余市』および『シングルモルト宮城峡』を通常の熟成後に、アップルブランデーを28年間以上熟成させていた樽で約6か月間さらに熟成させています。甘く華やかな香りとフルーツケーキのような甘酸っぱい味わいが特長です。さらに、華やかで複雑な味わいを楽しんでいただくため、冷却ろ過を行わずにボトリングしています。
パッケージは、それぞれに「余市」と「宮城峡」のロゴを堂々と配し、「APPLE BRANDY WOOD FINISH」のゴールド文字で高級感を演出するとともに、竹鶴政孝と妻リタの結婚100周年を祝うゴールドのリボンをあしらいました。また、りんごのイラストと、りんご柄のドット模様をラベル下部とキャップシールに使用し、アップルブランデー樽でもたらされる華やかな味わいを表現しました。りんご柄のドットの中に一部ハートが隠されている、遊び心のあるデザインとしました。
■『シングルモルト余市 アップルブランデーウッドフィニッシュ』
力強く厚みのある味わいの『シングルモルト余市』を、アップルブランデーの樽でさらに熟成させることで、芳醇な甘さとピートのコクが調和した味わいを実現しました。りんごのコンポートのような甘い芳香とモルティで豊かな香り、アップルパイやフルーツクッキーを思わせる焼き菓子のような香ばしくスイートな味わいで、ほのかなピートと麦の甘さが心地よく続きます。
■『シングルモルト宮城峡 アップルブランデーウッドフィニッシュ』
華やかで軽やかな味わいの『シングルモルト宮城峡』を、アップルブランデーの樽でさらに熟成させることで、爽やかな甘さとやわらかな渋みが調和した味わいを実現しました。落ち着いたウッディな樽の香りと甘く華やかな香り、フレッシュなりんごのみずみずしさ、フルーツケーキを思わせる甘酸っぱい味わいで、樽のほろ苦さと甘さが、シナモンのようなスパイシーさとともにゆっくり続きます。
近年、お客様のウイスキーに対する関心が高まり、国内のウイスキー市場は拡大傾向にあります。また、蒸溜所の個性を味わえるシングルモルトウイスキーに注目が集まっています。『シングルモルト余市』および『シングルモルト宮城峡』の個性を一層際立たせ、フィニッシュならではの個性を持った商品を数量限定で発売することで、お客様にシングルモルトウイスキーのさらなる魅力を提供していきます。
【商品概要】
商品名:シングルモルト余市 アップルブランデーウッドフィニッシュ、シングルモルト宮城峡 アップルブランデーウッドフィニッシュ
アルコール分:47%
品目:ウイスキー
容量:瓶700ml
発売日:2020年3月24日(火)
発売地域:全国
価格:オープン価格 *参考小売価格:15,000円(税別)
販売数量:6,700本(余市)、6,450本(宮城峡)