株式会社プラネットのプレスリリース
今話題の“高級食パン”、最も食べている都道府県は?
~マーガリン派vsバター派? トースト派vs生食派?…食パンの気になるあれこれを調査~
国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第130号として、食パンに関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
- ブームの食パン、女性では4人に1人が「ほぼ毎日」食べている
4月12日は「パンの記念日」です。そこで今回は、今ブームの「食パン」をテーマにアンケートを実施。話題の“高級食パン”についても調べ、男女別やエリア別の傾向を探りました。
まずは、どのぐらいの頻度で食パンを食べるかを聞きました(表1)。すると、「ほぼ毎日」が2割超。男女別では女性のほうが高く、4人に1人程度が「ほぼ毎日」食べていました。
性年代別では、「ほぼ毎日」も“週1回以上”計も、年代が上がるほど高くなっています。70代以上の男性では4割近く、女性では4割を超えました。高齢層の人は和食を好むというイメージに反する結果です。加齢に伴い、和食より手間が少なくボリュームも軽い食パンが好まれるのかもしれません。また、もしかしたら若年層では、食パンより、ほかのパン(クロワッサン、菓子パンなど)をもっと食べている可能性もありそうです。
- マーガリン派 vs バター派!
次に、食パンに塗ったりトッピングしたりするものを調べました(表2)。すると1位は「マーガリン」、僅差で「バター」が2位。健康志向の影響か、バターが注目されていますが、「マーガリン」が「バター」を制しました。ただし、女性では「マーガリン」と「バター」はほとんど同率。さらに性年代別では、男性の20代と30代、女性の20代〜40代と70代以上では「バター」が1位でした(30代では「マーガリン」と同率1位)。中年以下の層や女性にバター人気が広がっています。男女別では、「チーズ」が女性で高いことも特徴的です。
気になるのが3位の「ジャム」。男性の30代と70代以上で他の性年代より高く、特に70代以上では「マーガリン」を抑えて1位。甘い物を食べる習慣が少ない男性の高齢層にも食べやすいのかもしれません。
- パン好きなら食べたい“高級食パン”…よく食べているのは男性?女性?
近年、各地に専門店ができている“高級食パン”。行列ができるほどの人気ぶりです。とはいえ、2斤で800円以上するなど、少々高めの価格設定。実際にどの程度の人が食べているのか気になります。そこで、“高級食パン”を食べたことがあるかを聞いてみました(表3)。
すると、「(日常的にではないが)食べたことがある」が半数超。「食べたことはない」の4割を上回りました。また男女別では、女性のほうが「食べたことがある」が高くなっていました。多少高くても、食べている人がけっこういますね。
続いて、“高級食パン”を食べたことがある人に、食べる頻度を聞きました(表4)。すると、「上記(2〜3か月に1回程度)以下の頻度(または、これまで1〜2回食べたことがある程度)」が半数近く。男女別では、女性のほうが上回っていました。気になって試してみたものの、1〜2回しか食べたことがない人が多いようです。
とはいえ、裏を返せば残りの半分は、一度食べたらまた食べたくなり、定期的に食べている“リピーター”だということ。最も多いのは「2〜3か月に1回程度」食べている人で、男女ともに2割強。一方で、男性では“週に1回以上”食べている人も約1割と、女性を上回りました。「食べたことがある」人は女性のほうが多いのに、より日常的に食べているのは男性でした。
- “プチぜいたく感”がいい
さらに、“高級食パン”を食べる(食べた)理由を聞いてみたところ(表5)、最も高かったのは、シンプルに「おいしいから」。次いで「パンが好きだから」でした。素材や製法にこだわっている“高級食パン”の豊かな味わいと香りや食感が、一度食べたらまた食べたくなる魅力となっているようです。
続く3位は、「たまのごほうび・プチぜいたく」。ちょっと高めの価格とそれに見合うおいしさが“自分へのごほうび”にぴったりなのでしょう。この項目は特に女性で高く、ほぼ3人に1人が回答。男性を大きく上回っていました。
- 食パンをよく食べている都道府県は?…意外に食べているあの米どころ
ふだん食パンを食べる頻度を聞いた結果(表1)、そして“高級食パン”の食経験を聞いた結果(表3)をエリア別にまとめました(表6、表7)。すると、表6のふだん食パンを食べる頻度が「ほぼ毎日」、表7の“高級食パン”を「食べたことがある」ともに、「近畿エリア」で最も高くなっていました。実は関西には“パン好き”が多いと言われ、総務省統計局による家計調査でも、パンへの年間支出金額トップ3を近畿エリアの都市が占めています(※)。
さらに都道府県別では、ふだん食パンを「ほぼ毎日」食べている割合が「兵庫県」「滋賀県」「京都府」の順で高くなっていました。また、“高級食パン”の食経験については、「滋賀県」と「奈良県」では「食べたことがある」が全体平均を大きく上回り、7割に迫っています。「兵庫県」では“高級食パン”を「ふだん食べている」が、関西エリアで唯一1割を超えました。食パンブームの先駆けともなった“高級食パン”専門店が大阪でスタートしていることもあり、関西にはその味に親しんでいる人が多いようです。
注目したいのが「新潟県」。新潟県といえば有数の米どころで、パン好きのイメージはありません。しかし、食パンを “週1回以上”食べている割合は高く、約8割に上っています。“高級食パン”についても、「食べたことがある」が全体平均を大きく上回っていました。お米はおいしくてあたりまえ、その反動でパンが食べたくなるのでしょうか? ちょっと気になる結果です。
- こだわりのフレンチトーストにキッシュ風も…やっぱり“そのまま”がいちばん!?
“高級食パン”ブームにより、トーストせず、食パンの味や香りをそのまま味わう“生食”という食べ方が注目されました。そこで、食パンを食べるなら「トースト派」か「そのまま(生食)派」かを聞いてみました。すると、結果は「トースト派」が圧倒的でした。この結果を裏付けるかのように、食パンのおおすすめの食べ方を自由回答で教えてもらったところ、トーストのバリエーションが多数集まりました。それぞれのこだわりがうかがえる回答は、読んでいるだけでパンのいいにおいがしてきそうです。ぜひ試してみたいですね。
【やっぱりトースト!】 【バターにこだわって】 【こだわりのレシピ】 【シンプル・イズ・ベスト!】 |
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「食パン」に関する意識調査を実施。
期間:2020年3月2日~4日、インターネットで4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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