エステー株式会社のプレスリリース
エステー株式会社は、新型コロナウイルス感染拡大後の巣ごもり生活における食事作りや食材保存の実態について明らかにするべく、20代~60代までの既婚女性603名を対象にしたインターネット調査を実施しました。
その結果、新型コロナウイルス感染拡大後に、食材の買い物の回数を減らしてまとめ買いする傾向や冷蔵庫に保管する食材の量が従来よりも多くなっていることが分かりました。
気温が上昇する夏場は、冷蔵庫を開け閉めすることで食材が傷みやすく、ニオイが発生しやすくなります。調査では、冷蔵庫内で気になるニオイとして「キムチ」や「漬け物」などが多く挙げられました。
■調査内容
食材保存に関する生活者調査
■調査期間
2020年6月12日~6月13日
■調査対象
20~60代の既婚女性603名
■調査方法
インターネット調査
~家庭で1日3食の食事作りを行う人が増加~
➡「週に20回以上(ほぼ毎食)」が44.1%から55.2%へ
「1週間におけるあなたの食事作りのおおよその回数を教えてください。」という質問に対して、新型コロナウイルス感染拡大後は、1週間のうち3食の食事作りを毎日行っている人が、44.1%以上から55.2%まで上昇しました。外出自粛のために、自宅で食事を作る機会が大きく増えていることが明らかになりました。
~食材のまとめ買いで冷蔵庫の食材保管量がアップ!~
➡食品の買い物に行く頻度は、コロナ後6割以上が「週に1~2回」と回答
「食品の買い物に行く頻度」については、新型コロナウィルス感染拡大後に「週に1~2回程度」と回答した人が、43.6%から62.7%に約20ポイント上昇しました。外出の機会を減らすために、食材の買い物に出かける回数を減らしていることが分かります。
また、「家庭の冷蔵庫内における食品の収納量」に関する質問では、新型コロナウイルス感染拡大後の食品収納量が増えていることが分かります。買い物の頻度を減らすために、食材をまとめ買いすることで、冷蔵庫での収納量が多くなっていることが推察できます。
~冷蔵庫内でニオイが気になる食材は?~
➡圧倒的1位はキムチ、続いて漬け物、魚のニオイ
冷蔵庫内の食材の収納量が増えることで、食材から発生するニオイの量も増えていると考えられます。
さらに、気温が高くなるこれからの季節は、冷蔵庫の開閉により庫内の温度が上がりやすくなるため、ニオイが発生しやすくなります。そこで、冷蔵庫内でニオイが気になる食材について聞きました。ニオイが気になる食材トップ5を紹介します。最も多かった食材は「キムチ(134人)」で、続いて「漬け物(74人)」、「魚(47人)」となりました。
☆快適な食事作りには“冷蔵庫の収納&ニオイ対策”がポイント
~エステーR&D部門研究グループの剣持亮研究員が解説!~
夏場は気温が高い上に、巣ごもり生活では、冷蔵庫の使用頻度が高くなり、開け閉めするたびに庫内の温度が上がりやすく、ニオイも発生しやすくなります。また、食材のまとめ買いなどで食材を詰め込みすぎると、冷気の循環が悪くなり、冷却効果が落ちてしまうので注意が必要です。キムチなどの強いニオイは他の食材へのニオイ移りも心配です。
そこで、快適な食事作りを行うための冷蔵庫内のニオイ対策をご紹介します。
エステーR&D部門研究グループ 剣持 亮 研究員
●食材を保存するときは、密閉容器やラップを使ってしっかり密封しましょう。
長期間空気にふれて食材が劣化するのを防ぐ効果もあります。
●扉を開けている時間を短縮するために、庫内は整理整頓して 常に出し入れしやすい状態にしておきましょう。
●染み付いたニオイは、冷蔵庫内の掃除で取り除きましょう。ニオイの元は、古くなった食材の他、庫内にこぼれた調味料や食材の汁などが考えられます。庫内の食材をすべて取り出して、不要になった食材は処分しましょう。
●気温が高い夏場は、外に出している間に食材が傷んでしまうので、掃除も簡単ではありません。また、巣ごもり中はどうしても食材の量が多くなり、ニオイも発生しやすくなるため、冷蔵庫用の脱臭剤を活用しましょう。
「脱臭炭」は冷蔵庫内の悪臭を炭の力で強力に吸着し、キムチ臭やニンニク臭、生もの臭などにも効果的です。
その他、「くらしにプラス」では、食材を取り出しやすくする整理収納のコツや食材を上手に使い切る方法、ニオイのお悩みを解決するコツなど、食材保存に役立つさまざまなコンテンツをご紹介しています。
◆くらしにプラス 「おうちごはんを美味しく無駄なく! 食材保存のお悩み解決」特集
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