明石市のプレスリリース
新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言の解除後、徐々に動き始めた日本社会。引き続き感染症対策が求められる一方、これから本格化する暑さを乗り切る夏バテ対策も必要になってきます。
★夏バテ予防は「半夏生」からスタート!
今年の「半夏生(はんげしょう)」は7月1日から5日まで。
諸説ありますが、半夏生は神聖なものを憚(はばか)り、穢(けが)れや不浄なものに接触しないよう心身ともに慎む物忌みの日とされ、全国各地でさまざまな風習が残っています。そしてこれは、半夏生以降に田植えをしないという習慣をつくることによって、疲れた身体を癒す昔の人の知恵ともいわれています。
ちょうど田植えが終わり、梅雨明け前のこの時期、関西ではタコを食べる習慣が生まれました。これは、稲の根がタコの足のように四方八方にしっかりと根付き、稲穂がタコの吸盤のように立派に実るよう願いを込めたものです。
また、タコには疲労回復、肝機能の強化、高血圧の改善、血液浄化作用(悪玉コレステロールの除去)、心機能の強化、視力改善などの効能があるとされるタウリンや、味覚障害の予防や血行促進作用があるとされる亜鉛が多く含まれているため、実質的に身体を癒す栄養源となります。
兵庫県明石市で漁獲されるマダコは、潮流が速い明石海峡で育つため、陸でも立って歩くといわれるほど筋肉質。しかも好物の二枚貝やエビ、カニを食べているため、茹でると特徴的な小豆色になります。
絶妙な歯ごたえと旨みをもつ「明石だこ」は、年間1千トンの漁獲量を誇ってきましたが、ここ数年は不漁に悩まされています。明石市はふるさと納税の応援プランに「明石だこの保護」を設け、その寄附金で産卵用たこつぼを追加投入するなどの対策を行っています。
今年は“STAY HOME”の影響もあり、ふるさと納税の返礼品は、「釜あげ明石だこ」をはじめ「一番摘み明石のり」やミックスナッツ、ウイスキー「シングルモルトあかし」などの特産品が人気。感染症対策のため恒例の「明石半夏生たこまつり」の開催は見送りますが、梅雨から7月下旬にかけて旬を迎える「麦わらダコ」と呼ばれる明石だこが夏バテ予防に役立てるよう供給に努めています。
★「あかし支え合い基金」で医療従事者も夏バテ防止
明石市は、新型コロナ禍にあって、いち早く市民生活の各種支援策を開始しました。今後も感染拡大の防止、さまざまな市民生活のサポート、そして長期にわたって過酷な環境にある医療現場の体制の充実に向けた取り組みを続けます。その一環として、5月からふるさと納税の緊急応援プランに「新型コロナウイルス感染症あかし支え合い基金」を設けています。
また、地域経済と家計の夏バテを抑止するために、市内商店街の約500店舗で使えるプレミアム率30%の「あかし3割おトク商品券」も販売します。
◎明石市ふるさと納税
https://www.city.akashi.lg.jp/furusato/
◎新型コロナウイルス感染症あかし支え合い基金
https://www.city.akashi.lg.jp/zaimu/zaisei_ka/zaimubu/sasaeaikikinn.html
◎あかし3割おトク商品券(※7月1日から)