熊本集中豪雨で、伝統の「球磨焼酎」が壊滅的な被害 奇跡的に残った原酒を7月16日より販売開始、一部を復興支援へ

株式会社やまだ商店のプレスリリース

酒類の販売を行う株式会社やまだ商店/酒商入船(本社:熊本市北区、代表:山田 雄久)は、今月7月の熊本県南豪雨災害で無事だった球磨焼酎の原酒『文蔵旭』の販売をインターネットページにて2020年7月16日より開始しました。
球磨焼酎『文蔵旭』: https://yamadasyouten.raku-uru.jp

文蔵旭(球磨焼酎)

【熊本の豪雨で、伝統の球磨焼酎が大損失】
人吉球磨のシンボル、球磨焼酎が危機です。今年7月の熊本県南豪雨で球磨川が氾濫し、人吉球磨地方は甚大な被害を受けました。人吉と言えば熊本の特産品である球磨焼酎が有名ですが、人吉球磨地域に点在する27の焼酎蔵の多くが、今回の水害で壊滅的な状況です。球磨焼酎とは国産米のみを原料とし、球磨地方の地下水で仕込んだ醪(もろみ)を、球磨地方で蒸留し瓶詰したもの、その球磨焼酎のソムリエ「球磨焼酎案内人」は全国に約2,000人にも登り、全国に多くの根強いファンがいます。

球磨川は暴れ川と呼ばれ、これまでにも水害で焼酎蔵は幾多の苦難がありましたが、そのたびに乗り越えて、500年の伝統を承継してきました。しかし今回の水害では原酒どころか製造場や事務所なども流され壊滅的になっているのが3蔵元。その他、床上浸水、床下浸水などの被害を受けた蔵元が半数近くあります。すでに球磨焼酎の蔵元がそれぞれ協力し合って復旧に向けて動いています。

【奇跡的に難を逃れた焼酎、地域の連携が生んだ逸品】
家族経営の小さな焼酎蔵、木下醸造所は球磨川の流れる人吉盆地、人吉市から東に20キロほどの多良木町にあります。蔵の横には、球磨川から分岐した小さな水路があり水門を遮断したおかげで奇跡的に難を逃れ、できたばかりの原酒も全て無事でした。人吉球磨のシンボルである球磨焼酎の伝統を守るため、今年の新焼酎は特別な思いで出荷することとなりました。

新焼酎、『文蔵旭』は原料である米農家の「元田農園」、酒を作る焼酎蔵の「木下醸造所」、それを販売する酒屋の「酒商入船」、現地酒卸の「鳥越商店」、それぞれが小規模ながらも地域連携で完成しました。米は幻の米と呼ばれる『旭一号』を使用、今人気のササニシキやコシヒカリの先祖であり、古くから栽培されていた掛け合わせの無い原種米です。生産する農家は熊本でも数軒しかなく、元田農園は無農薬無肥料・自然栽培で生産しています。焼酎造りにおいては、機械化されて製造可能な製品とは異なり、昔ながらの造りで発酵・熟成を昔ながらの甕で貯蔵し、丸1年熟成しました。

【球磨焼酎の復興の先駆けとして販売、売上の一部は支援金に】
常圧蒸留製法と昔ながらのかめ壺で仕込む焼酎は、口当たりはまろやかながら味は濃醇です。米特有のふくよかなコクと旨味の焼酎に仕上がっています。商品名の『文蔵旭』は、熊本の有名な民謡「六調子」の中で「田舎庄屋どんの城下見物・・・多良木の文蔵じい」と歌われた創業者の名前「文蔵」と「旭一号」から名付けました。

先行予約ある一定の数量注文を受けて、出荷の直前に瓶詰めします。球磨焼酎『文蔵旭』は720ml、25度が2,500円、42度の原酒は3,500円です。また、今回は復興支援セットとして「25度2本セット8,000円」「25度1本と42度原酒1本セット10,000円」も販売します。全て税込送料込で販売はインターネット通販で行います。今回大きな被害を受けた他の焼酎蔵の再興のため、売上一部を支援金とし球磨焼酎酒造組合へ寄付します。

【商品概要】
商品名 :球磨焼酎 文蔵旭 25度・42度(原酒)
容量  :720ml(4合瓶)
品名  :文蔵旭 復興支援セット
     (1)25度2本
     (2)25度1本+42度1本(合計2本)
原材料 :熊本菊池米100%(無農薬無肥料 自然栽培)
価格  :(1)8,000円
     (2)10,000円(税込・全国無料発送)
販売方法:下記インターネットページより販売、全国へ出荷可能

球磨焼酎『文蔵旭』: https://yamadasyouten.raku-uru.jp

【会社概要】
会社名 : 株式会社やまだ商店(代表 山田 雄久)
本社  : 〒861-0141 熊本県熊本市北区植木町投刀塚46-2
事業内容: 全酒類小売販売
URL   : https://www.sake-irifune.jp/about/

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