CM「神が宿る樽」が最優秀広告賞、長期貯蔵麦焼酎『神の河』が4冠達成

かごしまクリエイティブ賞、テレビB部門

　「神が宿る樽」をタイトルとした今回のCMでは、『神の河』を長期貯蔵するために使用しているホワイトオーク樽へのこだわりを再生[※1]・貯蔵[※2]の工程にスポットを当てて表現しました。CM制作では、樽の内面を焼く工程（チャー）のダイナミックな炎のシーンと火の粉が舞うシーンを印象的に撮影し、猛々しく、じっくり焼かれ、それが『神の河』の香りに結びついていることを表現しました。また、樽貯蔵庫から見上げた星空が時間をかけて移り行く様子を熟成の時間に重ね、『神の河』の持つ長期熟成由来のまろやかな味わいになる過程を表現しました。『神の河』のこだわりを15秒、30秒に凝縮し、「神は細部に宿る」技術によって「神が宿る樽」が生まれるCMに仕上げました。なお、撮影は実際の樽貯蔵庫、樽工房で行われ、実際の樽職人を起用しております。

第45回鹿児島広告協会賞における薩摩酒造の受賞内容

かごしまクリエイティブ賞、テレビB部門

屋外広告・交通広告部門

印刷B部門

新聞B部門

薩摩酒造株式会社 受賞コメント
　弊社が長年大切にしてきた樽貯蔵へのこだわりを表現した広告が、今回このような賞を受賞出来た事を大変光栄に思います。クリエイティブスタッフの方々も熱い想いを持って撮影に臨んで頂き、現場も緊張感が張り詰める中での撮影となりました。今後も美味しい焼酎を皆様にお届けする事が出来るよう、今回の受賞を励みに精進してまいります。

『神の河』の特長
　長期貯蔵麦焼酎『神の河（かんのこ）』は、二条大麦100％を原料に使用し、単式蒸留による原酒をホワイトオーク樽に3年以上貯蔵した、琥珀色の麦焼酎です。薩摩酒造では、焼酎メーカーで唯一「樽職人」、「樽工房」、「樽貯蔵庫」を保有しており、技術を継承しながら、ホワイトオーク樽を中心に樽の品質管理を自社で一括して行っています。今回、樽へのこだわりにフォーカスした広告の制作を行い、各媒体で展開してまいりました。

　焼酎の世界にも様々な技術を用いた商品が出て来ている中、こだわり抜かれた技術で造られた『神の河』の広告が各部門で受賞できたことは焼酎の製造技術に加え、樽の貯蔵技術を大切に受け継いできた薩摩酒造にとって大変栄誉なことであり、薩摩酒造は、今後も本格焼酎を通して、鹿児島から日本、日本から世界へ焼酎文化のさらなる発信に努めてまいります。

• 再生工程：チャーのレベル分け（焼き加減）　※１
  樽は何度も使用することで樽の中に溶けだす成分が少なくなり少しずつ熟成が遅くなります。その為焼き直し(リチャー)を行い、もう一度樽を生き返らせます。樽は内面に焼きをいれる事で木材の中に含まれる成分がより豊かに原酒に移りこみ、『神の河』が持つバニラ香を醸し出しています。焼き加減にもレベルがありますが、当社は最も激しく焼く「ヘビー」(写真右端)のみを採用し、樽由来の香りを最も強調しています。
• 長期貯蔵 　※2
  『神の河』に使われている原酒は最低3年以上貯蔵されたものを使用しています。薩摩酒造では専用の樽貯蔵庫を所有し、樽の貯蔵を行っています。古くなった箇所も樽工房で樽職人により再生され、再び貯蔵することで様々な個性を持った原酒を高い品質で管理することができます。

焼き入れ

チャーレベル

ホワイトオーク樽

樽貯蔵庫

鹿児島広告協会とは
　鹿児島広告協会は昭和48年に設立され、有識者や媒体各社の代表者などにより、新聞広告（全7段未満・全7段以上）、印刷広告（ポスター・雑誌）、テレビ広告（15秒・16秒以上）、ラジオ広告、SP部門（各種SPツール・WEB広告関連・PR誌・チラシ・DM・プレミアム・パンフレット・パッケージなど）、屋外・交通広告、媒体企画（印刷・電波）の11部門ごとに、会員の部には「最優秀広告賞」と「優秀広告賞」を、会員外の部には「協会奨励賞」を選出し広告主へ授与。また、応募作品全体の中から最も印象に残った優れた作品の制作者に「かごしまクリエイティブ賞」を授与し表彰式を行っている。県内メディアや広告代理店など６7社が加盟し、会員は、地元広告の質の向上と広告界の発展向上を期して、より充実した活動の展開を図っている。

審査方法
　感染防止対策の下　8月6（木）に審査会を開催し、鹿児島CM合同研究会会長である深尾 兼好氏を特別審査委員長、特別審査員・審査員9名により各部門別に公正かつ厳正に審査を行った。

＜商品概要＞

 ＜会社概要＞