味の素グループ、三重県に「ほんだし®」新工場竣工、10月より本格稼働開始ICT・自動化技術導入、製造・包装一貫生産等により生産性を現行比約2 倍へ

味の素株式会社(GC部)のプレスリリース

味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、2017年10月20日付のプレスリリース「味の素グループ、調味料等の製造・包装工場を新設」で発表した内容に沿い、味の素食品株式会社三重工場(四日市市)内に「ほんだし®」とサプリメント(「グリナ®」、「アミノエール®」等)の製造・包装の一貫生産を行う新工場を竣工しました。投資金額は約150億円。本年1月の包装工程の稼働に続き、10月より製造工程の稼働を開始し、製造・包装の一貫生産を実現します。

<味の素食品㈱三重工場><味の素食品㈱三重工場>

 当社は目指す姿を「食と健康の課題解決企業」と定め、その実現へ向けて国内食品の生産体制再編を進めていま
す。この取り組みの一環として、国内調味料・加工食品の生産を担う新会社、味の素食品㈱を2019年4月に発足させ、国内工場を段階的に集約する構造改革を進行中です。本工場はこの計画において竣工する最初の工場であり、包装を担っていた関西工場の機能を同工場に移管・集約し、「ほんだし®」の製造・包装一貫生産を実現します。また、この工場では「グリナ®」、「アミノエール®」等成長領域であるサプリメントも生産します。

 

<味の素食品㈱三重工場の主な生産品目><味の素食品㈱三重工場の主な生産品目>

 新工場は、ICT・自動化先端技術の導入により、2020年度中に労働生産性を現行の約2倍に高め、世界トップレベルの生産を目指します。また、お客様や社会のニーズの変化に柔軟に応えるべく、品種切り替え性に優れたプロセスを設計しフレキシブルな生産を実現します。更に最先端の省エネ技術等の導入により、フードロス削減、排出CO2極小化等、環境負荷を低減します。加えて、体験型コンテンツ等を通じた見学コースの充実を図り、直接コミュニケーションの強化につなげます。

<「ほんだし®」見学コース(一部)><「ほんだし®」見学コース(一部)>

 味の素グループは、“Eat Well, Live Well.”の実現に向け、今後も生活者に安心して召し上がっていただけ
る製品を安定的にお届けできるよう、バリューチェーンの強化を図り、生活者の「食」と「健康」に貢献し続
けます。
 なお、本件が当社の2020年度業績に与える影響は軽微です。

<味の素食品㈱三重工場の概要>
(1)所在地:三重県四日市市大字日永1730番地、味の素㈱東海事業所内
(2)工場長:菱山貴男(ひしやま たかお)
(3)着工・稼働開始:着工 2017年11月、本格稼働 2020年10月
(4)投資額:約150億円
(5)生産品目:「ほんだし®」、「お塩控えめの・ほんだし®」、「ほんだし® かつおとこんぶのあわせだし」
「ほんだし® 焼きあごだし」、「ほんだし® いりこだし」、「ほんだし® こんぶだし」、
「毎日カルシウム・ほんだし®」、「味の素®」(包装のみ)、「グリナ®」、「アミノエール®」
(6)従業員数:138名(2020年7月1日 現在)
(7)建屋概要:延床面積 16,697㎡、地上4F鉄骨造
(8)一般見学開始:2021年春予定(「ほんだし®」コース)
「ほんだし®」は1970年に発売され、今年で50周年を迎えるロングセラー商品です。香り、コク・味わいに優れた3種のかつお節を使用した、湿気にくい顆粒タイプの和風だしの素です。さっと入れるだけで、様々な和風メニューの味付けを、簡単手軽においしく仕上げることが出来る調味料で、発売以来、生活者に支持されてきました。

  • 2017年9月29日付プレスリリース

2017年9月29日付プレスリリース
「味の素グループ、国内調味料・加工食品生産体制を再編」
https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2017_09_29.html

2017年10月20日付プレスリリース
「味の素グループ、調味料等の製造・包装工場を新設」
https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2017_10_20.html

2018年9月27日付プレスリリース
「味の素グループ、国内調味料・加工食品の製造・包装を担う新会社『味の素食品株式会社』を2019年4月に発足」
https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2018_09_27_02.html

2018年11月30日付プレスリリース
「味の素グループ、川崎事業所にスープ等の新工場を建設」
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2018_11_30.html

 

 

 味の素グループは、“アミノ酸のはたらき”で食習慣や高齢化に伴う課題を解決し、人々のウェルネスを共創する、食と健康の 課題解決企業を目指しています。
 私たちは、“Eat Well, Live Well.”をコーポレートメッセージに、アミノ酸が持つ可能性を科学的に追求し、事業を通じて地域や社会とともに新しい価値を創出することで、さらなる成長を実現してまいります。
 味の素グループの2019年度の売上高は1兆1,000億円。世界35の国・地域を拠点に置き、商品を販売している国・地域は130 以上にのぼります(2020年現在)。詳しくは、www.ajinomoto.co.jpをご覧ください。

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