株式会社エー・ピーカンパニーのプレスリリース
280g以上の特大サイズ!「夢牡蠣」
この季節に国産の真牡蠣を生食?!夢牡蠣が夏にこそおいしい理由
この時期に生食できる牡蠣の常識といえば岩牡蠣。しかし「夢牡蠣」は真牡蠣です。雄勝湾には、夢牡蠣を初夏~夏にこそ食べるべき“最適な”条件がそろっています。
穏やかなリアス海岸と海底湧水
夢牡蠣の育つ雄勝湾はリアス海岸の地形により入り江は穏やかで、海底から沸き出る伏流水により年間を通して海水温が低く、また人家と川が少ない土地のため、生活排水に影響されにくい湾です。
船上作業の様子。注目すべきは、海の透明度!
産卵期
牡蠣の産卵時期は、水温の上昇とともに北上します。三陸では7月くらいですが、雄勝湾の水温はさらに低く、急激な上昇もしないため、8月下旬から9月上旬と遅れて産卵の時期を迎えます。産卵を終えると一気に痩せる牡蠣は、すなわち産卵前が一番肥えておいしい、というわけです。
なが~い時間、じっくり育まれた大きな「夢牡蠣」
通常、牡蠣は種苗(稚貝)から1~2年で出荷されるものが一般的ですが、「夢牡蠣」は3~4年もの時間をかけ、じっくりと育てられます。
出荷までの時間が長いということは、せっかく大きくなった牡蠣が死んだり、いかだから外れて獲れ高が減るリスクが増える他、通常なら2年物を2回収穫することができる期間でもあるため、いかだの“回転率”も下がるなど、生産者さんにとって良い方法であるとは言い難いことです。
しかし伊藤さんがそういった非効率な牡蠣を作り続ける理由は、回転も悪く高い技術が必要とされる3~4年物で、男性でも一口では食べられないほどの大ぶりの牡蠣を提供し、「食べた人に感動を与えたい!そして雄勝の新しいブランドに育てたい!」という想いから来ています。
「まるで、綺麗な海の中みたいな味がする!」
5月~7月の「夢牡蠣」は、大きな貝柱と、塩味・海の豊かな旨み・甘みを程よく感じることができる、まさに夏にぴったりな味わいです。伏流水が混交する雄勝湾特有の、澄んだ海水そのものを味わうようなすっきりとした第一印象は、えぐみもないため、調味料に頼らずレモンできゅっと締めていただくのがおすすめ。伊藤さんのお気に入りの食べ方でもあります。
そして、8月に入ると産卵期を間近に控えるため、ぷっくり大きく、クリーミーさが前面に出た、とろけるような味わいに変化します。
ひと夏で様々な変化を見せる「夢牡蠣」。折々の美味さを楽しみに、ぜひお店へお越しください。
穏やかな雄勝湾の様子(写真:雄勝総合支所 地域振興課様ご提供)
復興の夢と漁業の発展を託す「夢牡蠣」と当社の取り組み
7年前の東日本大震災では、宮城県石巻市雄勝町も大きな被害を受けました。この地で牡蠣などの養殖を行なっていた伊藤浩光さんは、震災を乗り越えることができた牡蠣の稚貝で生産を再開。
小さかった稚貝がたくましく立派に育った姿に、復興、そして漁業発展の夢や希望を重ね『夢牡蠣』と名付け、震災から2年後、「夢牡蠣」初の出荷となりました。伊藤さんの率いる株式会社海遊では、生産のみならず加工や販路開拓も自ら行う6次産業化も独自に行うほか、漁場の環境保全や若手後継者の育成にも精力的に取り組んでおられます。
当社エー・ピーカンパニーは「食のあるべき姿を追求する」ことを使命に、生産と販売を一元化させることで叶える「生販直結モデル」を展開し、6次産業と地域の活性化を目指している会社です。
当社の鮮魚居酒屋部門は、「居酒屋から漁業を創造」していくことを目指し、未利用魚を用いた商品開発をはじめ、有限な海洋資源に対し持続可能性ある漁法、例えば一本釣りや定置網漁、資源管理などを意識的に実行している全国の漁師や産地と提携して事業を行っております。
漁師の努力やエピソード、海に関する情報など、「おいしい理由」を新鮮な鮮魚に添えてご提供していくことで、漁業の発展や海洋資源の保守に少しでも貢献していけることを目指してまいります。
「夢牡蠣」提供情報
■提供店舗:四十八漁場、魚米、日本橋墨之栄、なきざかな
http://www.48gyojyou.com/shop/
■提供期間:6月15日(金)~8月中旬 ※水温などの海況により前後します
■価 格:790円/個(税抜)
牡蠣の産地リレー
当社の運営する海鮮居酒屋各店舗では、ほぼ1年中、日本全国のおいしい牡蠣を提供しています
※提供期間はおおよそのもので、2017年~現在までの実績です
9月~10月 :北海道浜中産 真牡蠣
10月~ 3月:宮城県奥松島 阿部晃也さん 真牡蠣(加熱用)
12月~ 3月:宮城県陸前高田市 佐々木学さん「米崎牡蠣」真牡蠣
4月~ 5月 :宮城県陸前高田市 佐々木学さん「雪解け牡蠣」真牡蠣
5月 :熊本県天草市 岩牡蠣
5月~ 6月 :長崎県五島列島「椿」岩牡蠣
6月~ 8月 :宮城県石巻市雄勝町 伊藤浩光さん「夢牡蠣」真牡蠣