佐賀県産の杉と竹で醸造用の「大桶」を作ります!

佐賀市役所のプレスリリース

【概要】
日程:令和2年9月30日(水)~10月4日(日)
場所:丸秀醤油㈱敷地内
完成日:令和2年10月4日(日)
※丸秀醤油㈱代表取締役秀島健介が、桶の底に筆入れをして完成とします。
その他:杉板の側板を合わせる際には、外からは見えない設置面に全社員が思いをしたため、100年後の桶が役目を終えてばらされるときに初めて見える、未来の丸秀醤油社員へのメッセージを残します。

丸秀醤油株式会社では、醸造文化の継承と佐賀県産材の利用促進への貢献を目的として、2020年10月に佐賀県産杉と佐賀県産竹を活用した味噌醸造用の木桶作りに挑戦します。

2017年に新調した木桶2017年に新調した木桶

当時の製作の様子当時の製作の様子

◆プロジェクト実施の背景
丸秀醤油㈱は1901年に創業し、70年以上佐賀市中心部(伊勢町)で醤油、味噌作りを続けてきました。
2017年社長交代の年、伝統的な製法への回帰を図り、大型の木桶を一本新調して念願であった木桶仕込みを復活させました。これまでの桶作りには奈良県の吉野杉が木目の間隔が狭く、液漏れしにくいため最適とされており、前回製作した木桶も吉野杉を使用しました。しかし、ここ佐賀県にも杉が植えられていることに注目し、今年は佐賀県産の杉を使って木桶を作るという前代未聞の取組に挑戦します。

全員で側板に思いを記す全員で側板に思いを記す

◆『オール佐賀』の味噌の商品化について
昨年から桶職人とともに脊振の山に何度も通い、佐賀県産の杉が桶作りに適しているか確認を行ってきました。佐賀など暑い場所で育った杉は油脂分が多く、液漏れを起こしにくいため桶作りに向いている可能性が高いことがわかってきました。そこで、背振の木材業者にお願いして100年ものの杉を選定してもらい、丸太で買い付け、同じく佐賀県産の真竹で箍(たが)を編み、佐賀県産大桶の製作を行うことが実現可能となってきました。
さらに大桶が完成した後には、佐賀県産の大豆、佐賀県産の米、佐賀県産の麦、佐賀県産の塩で味噌を仕込む計画を立てています。
この新桶で仕込んだオール佐賀の味噌は、来年丸秀醤油㈱創業120年を迎えるにあたっての記念商品としたいと考えています。

 

2017年度の様子2017年度の様子

完成後、底に筆入れ完成後、底に筆入れ

 

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