近鉄百貨店 四日市店 グランドオープン

株式会社近鉄百貨店のプレスリリース

このたび、近鉄百貨店四日市店は、1階~7階を改装し、平成30年(2018年)11月20日(火)、グランドオープンを迎える運びとなりました。当該規模の大改装は平成19年以来、11年ぶりの実施となります。

近年、人口減少・少子高齢化に加え、IOT・EC事業をはじめとする生活の情報化や、都市商業エリア・郊外大型SCの拡大など、当店を取り巻く環境は大きく変化しています。このような商環境を生き抜くため、当社の新・中期経営計画の基本方針である「新・百貨店事業モデルの構築」を推進しております。

地域密着型・ターミナル複合商業施設として、従来の百貨店ゾーンを見直し、新たに再編集したうえで、集客力のある大型専門店の導入、イベントやワークショップなどのコミュニティ機能の強化を図ってまいります。特に、「地元四日市ならでは」の取組みを推進し、人と人がつながり、多くの人が集う場を創造するため、「百貨店×専門店×コミュニティ」のハイブリッド型店舗へと転換を図ります。

1.地域共創活動「いいよん!よっかいち」
(1)四日市店 リモデルプロジェクト

平成29年10月、今までの「百貨店」という考えにとらわれず、新たな視点で魅力ある店づくりに取り組むため、若手・中堅社員を中心に「四日市店 リモデルプロジェクト」を発足しました。直接お客さまと接する現場の声を聞き、「自分たちはこれからどんな店にしていきたいか」という視点で、現状の「モノ」を売ることが中心のサービスから、地域共創型サービスへと変革するために何が必要なのかを模索してまいりました。例えば、「萬古焼」や「かぶせ茶」などの特産品の生産現場を訪ね、地域の歴史や特性を見つめなおしながら、議論を重ねました。そのなかで見えてきたのは、「地域ならでは」のヒト・モノ・コトを通して、当店を取り巻く近隣の生活者の方に寄り添った「集いの場」でありたいという思いでした。

(2)地域共創活動「いいよん!よっかいち」とは

古(いにしえ)から現在にいたるあらゆる時間軸の中にある、三重県、四日市にある良いヒト・コト・モノを再発見し、その良さや価値を伝え、体験し、一緒になって考える地域共創活動の名称、及び発信する場のことです。

また、地域のお客様や出展者の皆様、関わる全ての人が、楽しくてわくわくするような、ちょっとためになるような、活動の場のことです。

《コンセプト》

海や山の豊かな恵みを受け、産業と自然が共存してきた四日市。古くから「市」が開かれ、人やモノ、情報、文化が活発に交流し、先人たちがにぎわいをつくってきました。新しいモノ・コトを進んで受け入れ、産業都市としても発展してきた、歴史と独自性。私たちはその魅力を再認識し、この街で暮らす人々や、この街を訪れる人々にあらためて発信していきたいと考えました。

四日市をはじめ、三重の各地域で脈々と続いてきた歴史や文化、産業の新たな発見の場として。人と人、街と人がつながる、ぬくもりの場として。人が集い、にぎわいが生まれ、新たに交流がはじまる場として。 私たちは、新たな価値をもたらす存在として、ヒト・モノ・コトをつなぐ街のプラットフォームをめざします。

9月23日・24日開催    
「いいよん!よっかいちフェスティバル」

2.大型専門店の導入
(1)東海地区最大の「無印良品」、三重県初登場の「Cafe&Meal MUJI」

東海地方で最大の面積を誇る約2,200平方メートルの「無印良品」が5階にオープンします。四日市市に古くからある伝統工芸や地域の歳時イベントを再発見し、広く紹介するワークショップやイベントを行なう「Open MUJI」や、書籍とともにくつろげる空間を演出する「MUJI BOOKS」、お子さまが安全に遊べる「木育広場」などのサービスを提供します。
また、三重県内で初となる「Cafe&Meal MUJI」(約230平方メートル)を同時にオープンします。旬の素材を使い、自然のうま味を引き出すメニューを提供します。

(2)5階催会場のリフレッシュ
物産展やイベントを週替わりで開催する「5階催会場」を、グランドオープンにあわせて、リフレッシュします。百貨店が得意とする食品物産展などを中心に、無印良品と百貨店催事のコラボレーションを楽しんでいただける空間を提供してまいります。

【5階フロア構成】

3.コミュニティ機能の強化
  サービスオフィス「SYNTH(シンス)ビジネスセンター近鉄四日市」の導入

当社が掲げる「新たな事業モデル創出」の一環として、大阪堂島で開業し、質の高い多様なサービス提供で有名な株式会社SYNTH(シンス)と協業し、レンタルオフィス・貸会議室を運営する「SYNTH(シンス)ビジネスセンター近鉄四日市」をフランチャイズ事業として、7階にオープンします。著名設計会社「OPEN A」に意匠設計された上質なオフィス空間を提供します。「レンタルオフィス」は、オフィス器具、通信設備、セキュリティ環境を整えており、オフィス開設時に負担となる初期費用を削減。受付には係員が常駐し、不在時の来客対応や郵便物の受け取りも行います。「貸会議室」は、4名用の小部屋から最大57名用の大部屋まで7室を設け、会議だけでなく、研修、セミナー、試験会場、教育関連の教室など多様なニーズに対応します。

4.サービス機能の拡充
(1)サービスの集結

カタログギフトブティック「リンベル」(9/14オープン)を新規導入し、「ギフトサロン・商品券」、「KIPS・免税カウンター」、「近鉄友の会サロン」「三重県旅券コーナー」などのサービス機能を6階に集結しました。

(2)食品案内所の新設
 近鉄パーキングや駅改札にアクセスのよい2階食品エスカレーター横に「食品案内所」を新設します。地元三重、四日市のおみやげや期間限定販売のご案内など、食品売場のコンシェルジュ機能を充実させます。あわせて全館に関するご案内も承ります。

(3)お客さま施設の拡充
3月にオープンした「タリーズコーヒー」を核とする「グリーンパティオ」をはじめ、各階の休憩コーナーの増設、レストルームやパウダールームの改修を行ない、ますます快適にごゆっくりお買物を楽しんでいただけます。

5.百貨店ゾーンの再編 (7~9月の改装)
(1)3階 婦人服と呉服・コスメの融合

婦人服に加え、コスメやアロマ、呉服などを取揃え「女性のためのフロア」として生まれ変わりました。アロマショップ「生活の木」や、呉服の「東京ますいわ屋」など12ショップがリフレッシュオープンしました。

(2)4階 紳士服・宝石・時計・めがねとくらしの融合
「紳士・宝飾」のフロアに、33のブランドを取り揃える「キッチンステーション」を新規導入し、和洋食器やタオル、寝装品、めがねなど、8つの売場がリフレッシュオープンしました。

(3)1階・2階 食品フロアのリフレッシュ
1階食品売場におこわ・弁当の「伊勢乃」(9/26オープン)を、2階菓子売場に「菓匠 清閑院」と「満果惣」(9/12オープン)を新規導入し、「なが餅 笹井屋」など3ショップがリフレッシュオープンします。 

6.コトサービスの充実

6月に、当社初の取組みとなる「コトサービス型」フランチャイズ事業として、2階菓子売場奥に「ABCクッキングスタジオ」をスタートさせました。8階のホットヨガスタジオ「LAVA」とあわせ、コトサービスの充実に取り組みます。

7.ふれあいモールのリフレッシュ
高まるインバウンド需要を受けて、ふれあいモールに大型ドラッグストアを導入します。

8.安全性の向上
平成25年から約5年間をかけて進めてきた各フロアの耐震工事が今年9月に完了します。200ヶ所以上におよぶ耐震工事を経て、建物の安全性を高め、安心してお過ごしいただけます。

9.従業員施設の拡充 (お客様サービス向上のために)
平成29年より、従業員食堂をはじめとした休憩所、化粧室、更衣室などの従業員用施設を整備し、今年の4月には、「近鉄ほいくえん四日市」を事務所館内に新設しました。年中無休で、延長保育や一時預かりにも対応するなど、仕事と育児の両立を目指す従業員が安心して働ける環境を整えました。お取引先従業員を含む四日市店で働くすべてのスタッフが笑顔で働ける環境を整えることで、お客さまへのサービスの品質を高めます。

《改装概要》

・オープン日2018年11月20日(火)
・改装面積約6,000平方メートル
・総工事費約10億円
・年間増収目標約14億円

《フロア構成》

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