【速報】第20回全米日本酒歓評会、受賞結果発表!

ジョイ・オブ・サケ東京事務局のプレスリリース

第20回全米日本酒歓評会、受賞結果発表
一般公開利き酒会ジョイ・オブ・サケは、2021年に開催

海外で最も歴史の長い日本酒審査会として今年で20回目を迎える全米日本酒歓評会が、10月17〜19日の3日間、米国ハワイ州で開催。厳正な審査の結果、日本全国及び米国とメキシコから出品された502銘柄より、グランプリをはじめ各賞が発表されました。
 

今年は、日本全国および米国とメキシコの199社の蔵元から、大吟醸A(精米歩合40%以下)、大吟醸B(精米歩合50%以下)、吟醸、純米の4部門に502銘柄がエントリーされました。通常は毎年夏に行われているこの審査会は、今般のコロナ禍の影響で延期となっていましたが、無事この時期の開催となりました。
また、今年は審査会場であるホノルルへの渡航規制により、審査員を米国在住の日本人及び米国人の日本酒専門家9名で構成し、厳重なコロナ対策の上、完全ブラインド方式にて審査を行いました。その結果、133品に金賞が、120品に銀賞が授与されました。また、金賞受賞酒の中から、各部門で最も高い評価を得た出品酒に授与されるグランプリ、その次点の出品酒に授与される準グランプリも選ばれ、さらに第1回から今回までの歓評会での受賞を数値化し、その累計が最も高くなった蔵元に贈られるエメラルド賞と併せて、下記の通り発表されました。また今年は、各部門の生酛・山廃の出品酒の中の最高得点の銘柄に生酛・山廃特別賞が授与されました。これらの受賞結果は、全米日本酒歓評会のウェブサイト(http://www.sakeappraisal.org)でご覧いただけます。

米国2都市で予定されていた一般公開利き酒会、ジョイ・オブ・サケは、大規模イベントが規制されていることから延期となっており、2021年の年明けに新たな日程が発表される予定です。

【2020年度 全米日本酒歓評会 受賞結果】
■大吟醸A部門(精米歩合40%以下)
グランプリ:          大吟醸 極聖/宮下酒造株式会社(岡山県)
準グランプリ:       作 陽山一滴水/清水清三郎商店株式会社(三重県)
              大典白菊 大吟醸 斗瓶採り しずく酒/白菊酒造株式会社(岡山県)
生酛・山廃特別賞: 美郷雪華 純米大吟醸/株式会社 高橋酒造店(秋田県)

■大吟醸B部門(精米歩合50%以下)
グランプリ:          桃川 大吟醸/桃川株式会社(青森県)
準グランプリ:       花春 純米大吟醸酒/花春酒造株式会社(福島県)
              出羽桜 純米大吟醸 原酒/出羽桜酒造株式会社(山形県)
生酛・山廃特別賞: 手取川 山廃大吟醸/手取川 山廃大吟醸(石川県)

■吟醸部門
グランプリ:          特撰國盛 純米吟醸 半田郷 酵母1801号/中埜酒造株式会社(愛知県)
準グランプリ:       白真弓 吟醸 山田錦/有限会社 蒲酒造場(岐阜県)
              台中六十五芳/宗政酒造株式会社(佐賀県)
生酛・山廃特別賞: 台中六十五山廃/宗政酒造株式会社(佐賀県)

■純米部門
グランプリ:          梵・純米55/合資会社 加藤吉平商店(福井県)
準グランプリ:       初亀 特別純米/初亀醸造株式会社(静岡県)
              今錦 特別純米酒/米澤酒造株式会社(長野県)
生酛・山廃特別賞: 雪の茅舎 山廃純米/株式会社 斎弥酒造店(秋田県)

■エメラルド賞:  合資会社 後藤酒造店(山形県)

【各部門の出品数と受賞数】

大吟醸A部門  出品数 176 金賞 52  銀賞 37
大吟醸B部門  出品数 87   金賞 23  銀賞 23
 吟醸部門      出品数 125 金賞 29  銀賞 29
 純米部門      出品数 114 金賞 29  銀賞 31
 合計            出品数 502 金賞 133  銀賞 120        

「2020年度 全米日本酒歓評会」概要
主催     国際酒会 (本部:米国ハワイ州ホノルル市)
開催日  2020年10月17日(土)〜19日(月)
会場     ハワイコンベンションセンター
URL     www.sakeappraisal.org

「全米日本酒歓評会」について
全米日本酒歓評会は、日本国外では最も歴史の長い日本酒の審査会です。この審査会は、ホノルルで日本酒文化を海外(特に北米)に紹介することを目的として活動する有志の会である「国際酒会」のメンバーにより2001年に始められました。米国に住む人々が良質な日本酒を理解する一助となること、また日本酒と日本酒文化の世界の人々への普及を目的に毎年1回行われており、今年で20回目の開催となります。開催当初より独立行政法人酒類総合研究所の指導の下に審査が行われており、日本国外において日本酒を審査するプロセスを確立しました。

全米日本酒歓評会では、『Fairness(公正), Transparency(透明性), Authenticity(確実性)』の3つの理念の下、高水準の審査を実施しています。出品酒は、純米・吟醸・大吟醸A・大吟醸Bの4部門に分けられ、それぞれの部門毎に、グルコース濃度順に、香り、味、バランス、総合評価の4つの項目で、室内温度(18°C)の中で審査されます。また、審査は全て目隠し方式となっており、出品酒全体を対象とする一審と、一審で高得点を得た上位約50%を対象とする二審から構成されます。二審に進んだ出品酒の内、上位約50%が金賞、それ以外が銀賞となります。
 
 

 

 

 

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