チリ貿易振興局 日本オフィスのプレスリリース
チリワインはコロナ禍の中、「おうち時間」を楽しむための需要も増え、日本向けの輸出が32%増加。また国別の輸出量はフランスを抑えて1位になるなど、注目を集めている。チリから日本に輸入されるスティルワインの量は、2009年の年間200万ケース弱から2018年には600万ケース超に増加。安定したクオリティ、豊富な種類、そしてモダンなラベルデザインが人気の秘密である。しかしながらこれは低価格帯のコストパフォーマンスの高いワインが牽引するもので、中高価格帯の販売強化が求められている。そこで、今回はファインワインからプレミアムワインに特化したオンラインセミナーが行われた。
イベント初日には28の日本国内輸入業者が日本未入荷のチリ産ワインを求め参加。ワインジャーナリストでCatad’Orの審査員を務める田恵氏、Catad’Orの最高責任者(CEO)パブロ・ウガルテ氏に加えて、生産者もオンラインで参加し、それぞれのワインの特徴やテロワールなどを紹介。また同セミナーで紹介された、トロ・デ・ピエドラ、ベラモンテ、マグヤール、コルタ、カバジョ・ロコをはじめとするワイナリーの全25種のワインテイスティングも開催し、好評を博した。
さらに近年の日本における自然派ワインブームを受け、チリの小規模ワイナリーが生産するナチュラルワインも登場。ピノ・ノワールや、珍しいところではトロンテス、パイス、サンソーなども紹介された。
イベント3日目は、卸売業者、ネット販売および小売業、食品サービス業界(HORECA)の関係者、そして日本航空(JAL)の客室乗務員を集めたオンラインセミナーを開催。西田恵氏とソムリエの田邉公一氏によってモンテス(輸入元:エノテカ)、カサス・デル・ボスケ(コーケンフード&フレーバー)、ヴィーニャ・ラ・ローサ(東亜商事)をはじめとする7本のワインが紹介された。
中でもカサス・デル・ボスケの「ラ・カンテラ・ソーヴィニョン・ブラン・ボタニックシリーズ」はJALのビジネスクラスで提供されているワインの1つ。フレッシュで生き生きとしたテクスチャーのソーヴィニヨン・ブランで、余韻の⾧さ、レモンのような後味が人気を集めている。
チリ貿易振興局日本オフィスではコロナ禍におけるおうち時間のさらなる充実を目指し、今後も中高価格帯ワインのプロモーションを強化していく。
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