太陽ホールディングス株式会社のプレスリリース
飼料用昆虫研究の背景
(1)太陽ホールディングスは、これまで培った化学の知見を生かし、世界的な課題解決に繋がる新しい事業とし て、「エネル ギー」・「食糧」分野での取り組みを始めています。長年昆虫を研究してきた社員の提案により、2017年から昆虫食について社内で研究を始めました。
(2)2050年には世界人口は98億人を達すると予測(※1)されており、世界では人口増加に伴う食糧不足の懸念が強まっています。また、2013年に国連食糧農業機関が「食用昆虫 食品と飼料の安全に関する将来展望」を発表したこと で、食糧危機への対応策として昆虫に対する注目が高まっており、事業としての検討を始めました。 (3)栄養価が高い昆虫類は飼料としての活用も期待されています。コオロギは、昆虫の中でも繁殖力が高く、生育期間が1 月程度と短く、また、動物の生育に必要なタンパク質を豊富に含んでいるため、最初の研究テーマとしました。
(4)東北サファリは多種多様な動物の生態に関する知見・育成に関するノウハウがあり、共同研究により、飼料用昆虫を活用し、栄養価が高く、動物が摂取しやすい新たな飼料を創出できると考えました。
※1 2017年6月21日国連発表「世界人口予測2017年改定版」
【共同研究実施期間】 2018年9月1日~2019年8月31日
【生産・試験場所】 中外化成株式会社 飼育研究室
【コオロギ販売に関する問合せ先】 太陽グリーンエナジー株式会社(TEL:0493-62-9001)
飼料用コオロギは、現在、年間約360kgの生産を予定しています。今後、コオロギをはじめとする飼料用昆虫を高付加価値の新しい飼料として研究し、年間1トン規模の生産・販売を目指します。そして、将来的には人の食糧となる家畜や養殖魚類の飼料へ展開し、世界的な食糧不足への解決策となるよう取り組んでまいります。
太陽グリーンエナジー 会社概要
【本社】 〒355‐0222 埼玉県比企郡嵐山町大字大蔵388番地
【代表】 荒神 文彦
【創業】 2014年12月1日
【事業内容】 自然エネルギー等による発電事業及び電気の供給、販売、植物工場の運営等
太陽ホールディングス 事業紹介
太陽ホールディングスは、 「ソルダーレジスト」の世界シェアナンバー1メーカーです。スマートフォンやパソコンなどのIT機器やデジタル家電、車載用電子機器などあらゆるエレクトロニクス製品に利用されるプリント配線板(電子回路)に使用される緑色のインキ(絶縁材)がソルダーレジストです。ソルダーレジスト事業にとどまらずグローバル総合化学企業になることを目指し、化学を基盤とする新分野へ踏み出します。従来のエレクトロニクス事業に加え、食糧、エネルギー※1、医療・医薬品※2の分野に進出しています。
※1「太陽グリーンエナジー株式会社」 太陽光発電事業会社として、2014年12月に設立。現在は植物工場の運営も行う。
※2「太陽ファルマ株式会社」 医薬品事業会社として、2017年8月に設立。
太陽ホールディングス 会社概要
太陽ホールディングスは、ソルダーレジスト(基板などに使用される緑色の絶縁材)の世界シェアトップクラスを誇るリーディングカンパニーです。ソルダーレジストをはじめとするエレクトロニクス事業、植物工場を稼働させる食糧事業、日本で8番目の水上太陽光発電所を開設をするなどエネルギー事業、医療・医薬品事業の4本柱で、グローバル総合化学企業を目指します。
【本社】 〒171-0021 東京都豊島区西池袋一丁目11番1号 メトロポリタンプラザビル16階
【本店所在地】 〒355-0222 埼玉県比企郡嵐山町大字大蔵388番地
【代表】 佐藤 英志
【創業】 1953年(昭和28年)9月29日
【資本金】 93億3,191万円
【従業員数】 連結 1,268名/単体 81名 (2018年3月時点)