上場外食産業、9月は9割で減少幅縮小、再度回復基調へ

TDBのプレスリリース

GoToEat キャンペーンが開始され、23 日に野上農林水産大臣は、今月 16 日までで 1092 万人の予約があったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で大打撃を受けた飲食店の利用を喚起する同キャンペーンは、今後すべての都道府県で食事券の販売、利用が開始される見込みでさらなる利用者数増加が期待される。
帝国データバンクでは、外食事業を展開している上場企業(または上場グループの中核事業会社)において、10 月 29 日時点でHPなどで月次売上高データの確認できた 62 社について、全店実績を集計し、分析した。

■直営店とFC店の合計をリリースしている企業は、直営店とFC店の合計値で集計。直営店のみをリリースしている企業は直営店のみの数値を集計した
■月次売上高の集計方法等は、リリース企業の手法・方針に準ずる

<調査結果>

主な発表企業主な発表企業

  1. 集計対象62社のうち、2020年9月の全店実績が前年同月を下回ったのは53社(構成比85.5%)、 上回ったのは 9 社(同 14.5%)
  2. 8 月は前年同月を下回った52社のうち、約6割で減少幅が30%以上となっていたが、9 月は前年同月を下回った53社のうち、減少幅30%以上となったのは3割にとどまり、減少幅は縮小傾向となった
  3. 8 月、9 月ともに前年同月を下回った企業 50 社を比較すると、8 月よりも 9 月の減少幅が縮 小したのは 45 社(構成比90.0%)、拡大したのは5社(同10.0%)となった
  4. 東京都内では、9 月15日まで酒類を提供する飲食店などに対し、休業要請期間が延長されていたが、8月ほどの影響はなく、再び回復基調に転じた。10月は GoToEatキャンペーンの効果などが期待できる 

前年同月比前年同月比

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