ボルドーワイン委員会のプレスリリース
1990年認定のクレマン・ド・ボルドーは、最も若いアペラシオンの ひとつでありつつも、ボルドー地方で1世紀以上にわたって造られ 続けてきたという育ちの良さ。地方全域で生産されていて、近年は その人気が赤マル急上昇中なんです。 ともだちと過ごす時間のアペリティフに、おうちでのごはんに、 バースデイ・パーティに、バレンタインデーのディナーに、新年の パーティなどお祝いの場で……どんなシーンにも、自由かつ大胆に 合わせてしまいましょう! フレッシュ感満載で デリケートな泡をもつクレマン・ド・ボルドーは、 気軽に楽しめて、でもハレの日にもうってつけという頼れるヤツなん です。
- AOC クレマン・ブラン・ド・ボルドー
クレマンドボルドー
柑橘類と白い花のアロマに満ちた繊細な泡
Grape varieties ぶどう品種
白のクレマン・ド・ボルドーには、白ぶどう、黒ぶどうを問わず、ボルドー地方で生産されるすべての品種が使えます。
★主な黒ぶどう品種: カベルネ・フラン、 カベルネ・ソーヴィニヨン、カルムネール、マルベック、 メルロ、プティ・ヴェルド
★主な白ぶどう品種: ミュスカデル、セミヨン、 ソーヴィニヨン・ブラン
★その他の補助品種: コロンバール、メルロ・ブラン、 ユニ・ブラン
To taste…味わってみましょう!
★香りの要素:レモン、ヘーゼルナッツ、 白い花(アカシアなど)、バターやトースト
★熟成可能年数: 1〜2年
★推奨サービス温度: 7〜11℃ …with オススメのペアリング アペリティフとして。
タパス、魚介類の前菜、白身肉の料理、赤いフルーツを使ったデザートなどと。
数字で見るクレマン・ブラン・ド・ボルドー
★クレマン・ド・ボルドー全体の69%
★生産者数: 214
★栽培面積: 563ヘクタール (過去10年で236%アップ)
★2019年の生産量: 39,000ヘクトリットル=750ml 瓶520万本相当(過去10年で268%アップ)
- AOC クレマン・ロゼ・ド・ボルドー
赤いフルーツを感じるヴィヴィッドな スパークリング
クレマンドボルドーロゼ
Grape varieties ぶどう品種
クレマン・ロゼは、ボルドー地方で生産される以下の 黒ぶどう品種を原料に使用しています:
カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、 カルムネール、マルベック、メルロ、プティ・ヴェルド
To taste… 味わってみましょう!
★香りの要素: レッドカラント、ストロベリー、ラズベリー
★熟成可能年数: 1〜2年
★推奨サービス温度: 7〜11℃ ..with オススメのペアリング アペリティフとして。貝・甲殻類、サーモン、チーズ、 赤いフルーツやチョコレートを使ったデザートなどと。
…with オススメのペアリング
アペリティフとして。タパス、魚介類の前菜、白身肉の
料理、赤いフルーツを使ったデザートなどと。
AOC クレマン・ロゼ・ド・ボルドー
赤いフルーツを感じるヴィヴィッドな スパークリング
Grape varieties ぶどう品種
クレマン・ロゼは、ボルドー地方で生産される以下の 黒ぶどう品種を原料に使用しています: カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、 カルムネール、マルベック、メルロ、プティ・ヴェルド
To taste… 味わってみましょう!
★香りの要素: レッドカラント、ストロベリー、ラズベリー
★熟成可能年数: 1〜2年
★推奨サービス温度: 7〜11℃
..with オススメのペアリング アペリティフとして。
貝・甲殻類、サーモン、チーズ、 赤いフルーツやチョコレートを使ったデザートなどと。
数字で見るクレマン・ロゼ・ド・ボルドー
★クレマン・ド・ボルドー全体の31%
★生産者数: 100
★栽培面積: 255ヘクタール (過去10年で413%アップ)
★2019年の生産量: 17,300ヘクトリットル=750ml 瓶230万本相当(過去10年で466%アップ)
- クレマン・ド・ボルドー のいろんな顔
committed 環境にやさしい
2019年時点で、ボルドー地方のぶどう畑の65%以上が、 有機栽培、環境価値重視(Haute Valeur Environnementale)、テラ・ヴィティス(Terra Vitis)といった環境認証を取得して います。
with no added sulphur 亜硫酸無添加
亜硫酸を添加していない ワインだってあるんです! (ただし、アルコール発酵時に酵母が生成する、微量の亜硫酸 を含む場合はあります)。
vegan ヴィーガン
100%植物原料を使ったヴィーガンワインもあるんです! ワインの濾過に 用いられる清澄剤には、しばしば動物性の原料が 含まれています(卵白、 アイシングラスなど)。 しかし、ヴィーガンワインでは、植物由来(大豆、小麦、 じゃがいもなど)の清澄剤を使うか、 あるいは清澄剤を使わないかなんです。
in cocktails カクテルに
フルーツジュースやスピリッツと ミックス!クレマン・ド・ボルドーは カクテルづくりの素材として、ミクソロジストたちにも大評判なんです。
vintage ヴィンテージ入りも
1800年という早い時期に、進取の気風に富むボルドーのネゴシアンは、スパークリングワイン造りの製法を自分の ものにしました。先達に敬意を表すべく、いまも生産者 たちはヴィンテージ入りのキュヴェを造ることで、この伝統を守り続けています。
driven by young talent ほとばしる若い感性
ボルドーワインの世界でも、世代 交代が進んでいます。若い造り 手たちがいま、クレマン・ド・ボルドーを大きく変えようとしているんです!伝統を尊重しつつも、 スタイリッシュでキラキラ、もっとカジュアルに楽しんでもらえるスタイルへと……。
large format 大きなボトルで
クレマン・ド・ボルドーをマグナムボトルで、さらにゴージャスに楽しみましょう!
blanc de blancs ブラン・ド・ブラン
白ぶどうのみを原料に使ったクレマン・ド・ボルドー・ブランのことです!
blanc de noirs ブラン・ド・ノワール
色がついていない黒ぶどうの 果汁のみを原料に使ったクレマン・ド・ボルドー・ブランのことです!
- Once upon a time… むかしばなし
ガロンヌ川とドルドーニュ川のほとりには、粘土質・石灰質の台地が広がっていて、人類は古くからそこを住処にしてきました。太古の時代、人々は岩肌のくぼみに暮らし、その後は石を切り出すようになっていきます。
採石された石灰岩は18世紀以降、ジロンド県内の民家や、ボルドー市内のビルの建材として利用されてきました。石を切り出した後に残った洞穴は、湿度が高く、年間を通じて温度が安定しているのが特徴だから
(温度差はおよそ3℃)、19世紀になるとスパークリングワイン(白・ロゼ)の瓶内二次発酵に活用されるように。1943年3月の政令によって、AOCボルドー・ムスーが生まれました。その後、生産者たちはこの「ムスー」
よりも、さらに厳格な基準を守って造られる、スパークリングワインのAOC誕生を目指します。 その甲斐あっての1990年、4月3日の政令により、クレマン・ド・ボルドーのAOC認定が実現しました。
(AOCクレマン・ド・ボルドーの生産仕様書より抜粋)
- Production secrets ワイン造りの奥義
ぶどう畑はクレマンに適した耕作法で管理され、収穫は必ず手摘みです。果汁を搾るのには高度な技が使われていて、アルコール発酵はま ずタンク内で、続いてボトルの中で起こります。 クレマン・ド・ボルドーの生産には、匠の技と経験が求められるのです。
伝統的醸造法
1. 原料として用いられるぶどうの収穫は、通常8月中旬から9月初旬に行なわれます。
2. 収穫は必ず手摘みです。
3. 一度めのアルコール発酵はタンク内で起きます。
4. ブレンドをし、リキュール・ド・ティラージュ(しょ糖と酵母を混ぜた液体)を添加します。
5. 二度めのアルコール発酵のために瓶詰めします(ワインに泡をもたせるための工程 です)。
6. リキュール・ド・ティラージュにより瓶内でアルコール発酵が起き、そこで生じた二酸化炭素が瓶内に封じ込められます。
7. そのあと、短くても9~12か月は、貯蔵庫でボトルが寝かされます。
8. 貯蔵庫で澱とともになされる熟成は、長ければ36~84か月にも及びます。
9. 毎日行われる動瓶の工程では、ボトルを傾けながら少しずつ回転させ、酵母からできている澱を瓶口に集めていきます。集まった澱は、デゴルジュマンと呼ばれる澱引きの工程で取り除かれます。
10. 天然コルクの栓が打たれます。
- 日本で愉しめるクレマン・ ド・ボルドー
シャンヴェルメイユ・・・クレマン・ド・ボルドー ブリュット
100% セミヨン
一日のスタートを飾るにふさわしい、はちみつ香が鼻をくすぐるスパークリング。 りんご、白い花、軽くイーストが香る。口に含むと広がるのは、アカシアのはちみつに 似たフレーバー。フレッシュでキリリとした酸が備わってはいるが、はちみつの香りの おかげで甘めの印象にまとまっており、親しみやすい。休日の朝食、香ばしい クロワッサンとともに楽しみたい。
輸入元 : (株)モトックス
ラテイロン・・・クレマン・ド・ボルドー ブリュット
85% セミヨン、7% カベルネ・ソーヴィニヨン、8% カベルネ・フラン
フローラルな香りと小粒でクリーミーな泡は、天ぷらとともに味わうのが吉。 とてもフローラルで、かりん系の果実も香る。味わいは軽やかでフレッシュなタイプ。 泡はクリーミーで、心地よい余韻が続く。やさしいテイストをふまえ、合わせる料理は シャキシャキとした歯ごたえより、カリッ&ほっこりな噛み応えの料理がピッタリ。 鱚をはじめとした白身魚の天ぷらと。
輸入元 : (株)アストル
マルキ・ド・オー・・・クレマン・ド・ボルドー ブリュット
90% ソーヴィニヨン・ブラン 、10% セミヨン
辛口ながら甘い香りを漂わせるスパークリングは、おやつの時間にも大活躍。 りんごのみつのほか、ナッツ系、スパイス、香ばしいパンなどもほんのりと香る。 けして甘口ではないが、フレーバーに甘いニュアンスがあるので、合わせる食事に甘さ を求めてみても面白い。焼いた香ばしさと甘いニュアンスを兼ね備えた、はちみつがけ のベルギーワッフルと。
輸入元 : (株)ヴィノスやまざき
ジャイアンス・・・クレマン・ド・ボルドー ブリュット キュヴェ・ド・ラベイ
70% ソーヴィニヨン・ブラン 、30% カベルネ・フラン
これからの時代は“タコクレ”、タコ焼がおいしくなるパワフルなクレマン。 メインの香りは、火の入ったりんご。ほか、焼いたパン、イースト、シナモンなどの スパイスも加わる。バリューボルドーのスパークリングとしてはとてもボリューム感の あるテクスチャーで、酸はキリッとしている辛口。これくらいボリュームがあると、 タコ焼にもバッチリ対応できる。
輸入元 : (株)飯田
コンテス・ド・サン・ペイ・・・クレマン・ド・ボルドー
80% セミヨン、20% メルロ
疲れをそっと癒してくれるような、花と果実の可愛らしい香りと甘めの後味。 フローラルで白桃、少しキャンディの要素もある香り。酸はフレッシュ、泡はとても クリーミーでやわらか。舌触りがしなやかで、辛口ながらもやや甘いニュアンスが最後 に残る。口中を引き締めてくれる塩気のある料理のほか、いちじくや白桃などフルーツ の白和えにも合わせやすい。
輸入元 : (株)アンフィニー
ブルス・ド・リゼンヌ・・・クレマン・ド・ボルドー
カベルネ・フラン、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン 、ミュスカデル
コクのあるナッツの風味がゴマ油とリンク、餃子に合うクレマン発見! イースト、花のみつの香りが強く主張し、そこにナッツの要素も加わる。味はわりと 軽やかでフレッシュ感にあふれ、いい意味で酸化的なニュアンスがある辛口。ワインの 持つナッツの風味から連想するのはゴマや、土の香りがある根菜。根菜のフリット、 ゴマ油を使った焼き餃子と合わせてみては。
輸入元 : (株)日野屋
詳細は、ボルドーワイン公式サイトへ
:https://www.bordeaux-wines.jp/value-bordeaux/2019/list/