コロナ禍で高まるチリ食品の日本輸出は約180億ドル 今こそおうちで海外の味を楽しもう

チリ貿易振興局 日本オフィスのプレスリリース

コロナ禍でおうち時間の過ごし方が見直され、チリワインの日本向け輸出は2020年上半期32%増加。ワインを含むチリ食品の日本への輸出は約180億ドルに上ります。そんな中B2Cビジネスを飛躍させるECサイトが12月10日にオープンしました。

本プロジェクトは三谷ビジネスパートナーズ株式会社が受託し、12月10日から蜂蜜などの全9商品がAmazonとYahooで発売しました。年末までにさらに11商品を追加し、計20商品の販売を予定しております。2021年、2022年と取扱商品を拡大する予定で、海外旅行が難しい現状で、気軽におうちで海外の味を楽しめる機会を提供いたします。
 

eコマースプラットフォームを超える新たなビジネスモデルの誕生

チリ貿易振興局日本オフィス代表ハイメ・リベラ氏は本プロジェクトに関して以下のように述べています。
「これは通常のeコマースビジネスを超える非常にユニークなプロジェクトで、新しいビジネスモデルと言えるでしょう。三谷ビジネスパートナーズは日本市場および日本の消費者について熟知しています。その知見を活かしてチリから日本市場未入荷の新商品を輸入し、Amazon、Yahoo Japanの2つのプラットフォームで販売します。これまで、180億米ドルに上るチリから日本への食品の輸出販売ルーツは主にB2Bがメインでした。つまり、輸入業者がチリの輸出業者から購入し、流通業者に販売することにより、商品は外食産業をメインターゲットとしてきました。新プロジェクトでは消費者がチリの製品を選ぶ楽しみを提供するとともに、メディアへの広報活動やSNSを活用することにより、小売業者が商品を販売するためのサポートも行ってまいります。」

50社以上の企業から選び抜かれたチリ食品が日本に上陸

本プロジェクトでは2020年末までに計20商品の輸入販売を開始する予定です。チリ貿易振興局はプロジェクトへの参加を会員企業より公募し、50社以上の中から三谷ビジネスパートナーズとともに20社を選定。「日本の消費者にとって興味深く革新的であり、チリを代表する商品を扱っている」という選択基準に基づき選ばれました。

取扱い商品は、スナック類(スイーツ系含む)、はちみつ3種類、ベリージュース、アワビの缶詰、トリュフ風味オリーブオイル、チリの伝統スパイス(メルケン)、ジャム(モスカテル&パプリカ)、チリ特有の海藻コチャユーヨのグルテンフリーパスタ、リンゴのピューレ、スピルリナ、冷凍ムール貝など。

コロナ禍のおうち時間需要もあり、チリワインの日本輸出は2020年上半期32%増加しました。その他にもオリーブオイル、フルーツ、サーモンなど実は多くの日本人がチリの食品を口にしています。それらを消費者自ら認知し、選ぶ楽しみを提供することでチリのアイデンティティを示していきたいと考えています。このeコマースプロジェクトは、特にチリの中小規模の輸出業者にとって企業のアイデンティティを確立する助けになると考えています。

・時間、コストを削減する新時代のeコマースプロジェクト

チリ貿易振興局日本オフィス代表ハイメ・リベラ氏は本プロジェクトに対して以下のように説明します。
「チリの中小規模の輸出業者はいくつかの理由からアジア諸国との商談に失敗する傾向があります。主な理由は、市場のニーズに適応するための国際的なコマーシャル能力の欠如です。企業は高品質な商品の生産に重点を置いていますが、他の国・文化に販売することにはこれまで無頓着でした。これらの商品は外食産業向けのB2Bビジネスというよりも一般消費者をターゲットとしたB2Cチャネル向きのため、フルコンテナローディング(FCL)取引を成立させることは非常に困難です。市場を開拓するには3〜4回の長旅をして交渉し、約30,000〜50,000米ドルと、約2年もの歳月を費やす必要がありました。この新モデルでは混載コンテナ(LCL)での出荷による輸送コストの削除が可能になります。」

本プロジェクトが日本とチリの経済に寄与するとともに、より良い関係性の構築に活かされるようチリ貿易振興局日本オフィスでは今後もプロジェクトを進めてまいります。

<本件に関するお問い合わせ>
チリ貿易振興局日本オフィス:
03- 3769- 0551
japan.tokyo@direconchile.onmicrosoft.com
 

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