健康ガムカムダンベル体操 in巣鴨を開催

「噛んでのばす健康寿命」事務局のプレスリリース

2018年9月17日(月・祝)敬老の日にあわせて、噛んでのばす健康寿命「健康ガムカムダンベル体操」を巣鴨・高岩寺(とげぬき地蔵尊)境内において実施いたしました。

大勢の高齢者が一同に会する当イベントは、毎年敬老の日に合わせて巣鴨の高岩寺で実施しており、20年目にあたる今年も計250人の多くの参加者で賑わいました。

会場では健康ガムカムダンベル体操の実技指導を行ったほか、オーラルフレイルの啓発ミニセミナーや咀嚼チェックガムを使った咀嚼の確認も実施しました。

当体操は、ダンベル体操に「ガムを噛む動き」を取り入れたユニークな健康体操です。咀嚼力の向上と、介護に頼らない自立した生活を送るための基礎体力の維持・増強を同時に図ることができます。当体操では入れ歯や差し歯の方でも安心して噛める「歯につきにくいガム」を使用しており、参加者はガムを噛みながら輪嶋教授の体操指導に耳を傾け、リズムに合わせて体操を行いました。

 

東京医科歯科大学の水口俊介教授によるミニセミナーでは、オーラルフレイルの説明や高齢期における「社会性」の維持する意義について解説がされました。

オーラルフレイルとは、「口を介した体の衰え」のことです。口腔機能の衰えが全身の老化につながる、という考え方で、今、老化のはじまりを示すサインとして注目されています。

水口教授は「オーラルフレイルを食い止めるには、日常生活において口をしっかり動かす、食事中はよく噛むようにする、正しい歯磨きなど毎日のケアをしっかりするなど、普段からの心がけが大切です」と語り、咀嚼と日常生活との関係について考える機会となり参加者は熱心に耳を傾けていました。

 

体操のコーナーでは、武蔵野学院大学の輪島直幸教授に登壇いただき、実技指導を行いました。

木製ダンベル(1本500g)を両手に持ち、音楽に合わせて「パー(手を広げる)」「グー(手首を内側に曲げ、強く握り締める)」「ニギニギ(握りながら腕を胸まで引き上げる)」、「パー」「グー」「カムカム(噛む運動)」の基本の動きを中心に9パターンの動き繰り返します。

 

加えて、会場には「咀嚼チェックガム」を使用した咀嚼の確認ができるブースを設置。参加者に「咀嚼チェックガム」を噛んでいただき、噛む前と噛んだ後のガムの色の変化で、噛む力の確認を行いました。日常生活であまり意識することのない自分の噛む力について体験してもらう機会となりました。

 

体操の実技指導終了後には、自宅でも簡単に「健康ガムカムダンベル体操」が実践できるよう参加者にウォーターダンベルとガムを配布しました。イベント参加者からは「自分の噛む力を知れてよかった」「ガムを噛みながら体操するのは、初めてだった」「オーラルフレイル対策にもこの体操を続けたい」などの声があがり、高齢者の健康に対する意識の向上に貢献することができました。

 

株式会社ロッテは、これまで全国でセミナーやフォーラムを開催し、オーラルフレイルや口腔機能ついて広く知識を広めるイベントの主催・協賛をしています。本イベントはこのような取り組みの一つであり、今後も多くの人の健康に貢献できるよう様々な活動を展開してまいります。

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