グリーン物流パートナーシップ会議 商務・サービス審議官表彰を受賞しました。

株式会社J-オイルミルズのプレスリリース

 株式会社J-オイルミルズ(東京都中央区、代表取締役社長:八馬 史尚)は、ライオン株式会社(東京都墨田区、代表取締役社長:掬川 正純)、モンデリーズ・ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ガネッシュ・カシャップ)および鈴与株式会社(静岡県静岡市、代表取締役社長:鈴木 健一郎)とともに、CO2排出量削減等の環境負荷低減とドライバーの労働環境改善を目的に、スワップボディ車両を利用した共同連携輸送を実施し、このたび、経済産業省「令和2年グリーン物流パートナーシップ会議」商務・サービス審議官表彰を受賞いたしました。
(参考)経済産業省「令和2年グリーン物流パートナーシップ会議」ホームページhttps://www.greenpartnership.jp/

 

  • 経緯

地球温暖化や環境負荷低減のために、物流分野におけるCO2排出量削減の取組みとして、ハード面の輸送機器・物流施設の改良や、ソフト面の輸送ルートの見直し・効率化に加えて、荷主と運送事業者間が連携することによる物流の全体プロセスでの効率化が必要となっています。また、運送業界ではEC事業の拡大等により物流需要が伸長する一方、ドライバー不足による慢性的な車両不足が続いており、ドライバーの多様化とそれに呼応する働きやすい労働環境の実現が急務です。
本取り組みは、業界を超えた荷主3社の貨物を、鈴与の高積載型スワップボディ車を活用して、関東~中京の中間地点に位置する拠点で中継輸送を行うことで、輸送車両台数の削減や実車率の向上、作業時間および待機時間の削減を図り、環境負荷の低減に加え、ドライバーの労働環境改善を同時に実現しました。
今回の受賞は、荷主3社と運送事業者である鈴与が連携し、物量波動の平準化や入出荷時間の調整などを通じ共同連携輸送を行うことで、環境負荷軽減と物流生産性の向上に貢献をしたことが評価されたものです。
 

  • 成果及び今後の展望

荷主3社の運行を連携させることにより、以下の効果が見込まれます。
① 車両台数の削減:3台/日⇒2台/日
② 運行効率の向上:実車率96.5%
③ 環境負荷の低減:CO2排出量を137.3t /年 (約43%)削減

また、本輸送には荷台を切り離すことができる高積載型スワップボディ車両を使用することで、以下の効果も見込まれます。
① 労働時間の短縮:荷台を積込場所に切り離すことにより作業時間及び待機時間の削減
② 労働環境の改善:2台の中継輸送により1泊2日運行を日帰り運行に改善
③ 車輛手配業務の削減:定期定時運行により車両手配・トレース業務の削減

当社ではこれからも事業を通じた社会課題解決に貢献するため、バリューチェーン全体でマテリアリティ(重要課題)に取り組み、事業活動による負の影響を最小化するESGに配慮した経営を推し進めてまいります。
 

図1.実施前フロー図1.実施前フロー

図2.共同連携輸送実施後のフロー図2.共同連携輸送実施後のフロー

図3.使用車両(高積載スワップボディ車)図3.使用車両(高積載スワップボディ車)

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