ヴィーニョ・ヴェルデ協会のプレスリリース
ポルトガルワインのDOC(原産地名称統制)「ヴィーニョ・ヴェルデ」は本日、2018年9月18日、
画定地域制定110周年を迎えました。1908年9月18日に憲章発行、同年10月1日に法令が発布され、ヴィーニョ・ヴェルデで生産されるワインの品質向上、及び生産・流通の統制がとられました。
1984にはDOC(Denominação de Origem Controlada)となり、CVRVV(The Comissão de Viticultura da Região Vinhos Verdes)の管理のもと、現在に至ります。ポルトガルは、一人当たりのワイン消費量が約43.7リットル・世界第4位とフランスよりも多い、ワインを愛する国であり、ヴィーニョ・ヴェルデのワイン造りは紀元前に始まったという長きにわたる歴史を誇ります。
110周年を祝して、現地ではポルトガル大統領、マルセロ・レベロ・デ・ソウザ(Professor Doutor Marcelo Rebelo de Sousa)を招いたイベントを開催いたします。
“緑のワイン”の愛称で知られる「ヴィーニョ・ヴェルデ」ですが、そのワインの色は緑色ではありません。生産されているワインは白が86%ですが、ロゼ、赤、スパークリング、更にはスピリッツもあります。
ポルトガル北西部、山と大西洋に抱かれたヴィーニョ・ヴェルデは 21,000 ha に及ぶ9つのサブリージョン、醸造ボトラー数約600、ワインブランド数約2,000をもち、固有ブドウ品種は約45種類あります。
制定110周年にあたり、CVRVV プレジデントのマヌエル・ピニェイロは次のように述べています。
「ヴィーニョ・ヴェルデの人気は年々高まっており、現在生産量の45%が100以上の海外市場に輸出されております。上位の市場は米国、ドイツ、フランスです。
日本におけるプロモーション活動は2015年に開始し、その成果により2014年に170,702 リットル / 398,112 ユーロであった対日輸出は2017年には 315,664 リットル / 822,424 ユーロと約2倍に伸長しております。ポルトガルは長きにわたり日本と深い友好関係にありますし、山と海の美しい自然をもち、その恵みである魚介類や米料理をはじめとする美食を愛するという共通点もあります。爽やかで飲みやすいヴィーニョ・ヴェルデはどんな食事にも合うワインですが、日本のすばらしい和食とのペアリングにも自信をもってお勧めします。」
「日欧EPAの調印により、EUからの輸入ワイン関税が早ければ、2019年春には撤廃されます。日本の皆様にヴィーニョ・ヴェルデの良質なワインをもっと気軽に楽しんでいただける好機として大いに期待しております。また、この機会に日本でヴィーニョ・ヴェルデを愛飲していただいているお客様、サポートしてくださるインポーター様、小売店や飲食店様、ワイン業界関係者及びメディアの皆様のご尽力と多大なるご協力に心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
日本における2018年「ヴィーニョ・ヴェルデ」プロモーションとしてヴィーニョ・ヴェルデ日本オフィスでは試飲会2回(東京と大阪)をはじめ、産地ツアーやテイスティングセミナーを開催しております。日本市場における更なる認知度向上と拡販を目指し、今後も継続的にプロモーション活動を実施してまいります。
■ヴィーニョ・ヴェルデ協会‐CVRVV(The Comissão de Viticultura da Região Vinhos Verdes)
コミサォン・デ・ヴィティクルトゥーラ・ダ・レジアォン・ドス・ヴィーニョス・ヴェルデス について
CVRVV(ポルトガル、ポルト)は1926年に設立されたヴィーニョ・ヴェルデ地域のヴィティカルチャー(ブドウ栽培)コミッション(協会)です。CVRVVはヴィーニョ・ヴェルデDO及びミーニョGI指定の全製品の生産、販売そして認証の監督をする団体です。
【本件に関する問い合わせ先】
ヴィーニョ・ヴェルデ 日本オフィス(ウィタン アソシエイツ内) 担当:黒瀬
TEL : 03-5544-8481 (10時~18時 土日祝日除く)
FAX: 03-3586-0662 e-mail: vinhoverde@witan.co.jp