生活クラブ生協が組合員の健康づくりをサポート『わたしにちょうどいいヘルスケア ビオサポダイアリー』発行

生活クラブ生協連合会のプレスリリース

生活クラブ連合会(本部:東京都新宿区・代表理事会長 伊藤由理子、以下生活クラブ)では、健康で安全な食生活には安心・安全な食材を食べるだけでなく、栄養バランスや献立・レシピなどの知識も必要と考え、栄養情報を各種よみものや講座開催などで伝える「ビオサポ」(※)を推進してきました。このたび、当生協組合員の健康づくりをより一層サポートすることを目的に、特に年齢を重ねるにつれて変化する女性の健康維持に役立つ、書込み式のダイアリー『わたしにちょうどいいヘルスケア ビオサポダイアリー』(以下、ダイアリー)を発行しました。 

 ダイアリーを活用した健康づくり活動のキックオフイベントを2021年2月10日(水)、オンラインで開催しました。女性外来を専門とされる天野惠子医師(一般財団法人 野中東晧会 静風荘病院)をお招きし、当日参加した約90名の組合員とともに、女性ホルモンのエストロゲン減少によって生じる体の変化と、それに伴って生じるさまざまな不調の乗り越え方を学びました。

■天野惠子医師の講演 「女性ホルモンを知って健康に長生きしましょう」
 講演では、女性のライフサイクルは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン) がカギを握っていること、年齢を重ねると女性ホルモンの減少によりさまざまな体の不調が生じること、それらの不調が毎日の生活に支障が出ることを更年期障害と呼ぶことなど、女性のライフサイクルの基本から説明いただきました。
 天野医師はご自身も更年期障害を乗り越え、女性外来の医師となった経験から次のように語りました。「更年期を迎える女性たちは子育てや仕事など毎日を忙しく過ごされている方が多いので、つらい症状をあらゆる手段で楽にしていただきたいです。大切なのは血流と骨、そして筋肉。身体を温めて血流を良くし、運動で骨を強くして筋肉をつけることで、苦痛をやわらげることができます。また、バランスの良い食事や早寝早起き、ポジティブな気持ちも大切です」。
 参加した組合員からは「分かりやすいお話に、自分の姿を重ねながら聞きました。コロナ禍という大変な状況が続きますが、天野医師がお話しされたように楽しい気持ちで毎日を過ごしていきたいと思います」という感想があがりました。

エストロゲンの役割について説明される天野医師エストロゲンの役割について説明される天野医師

このたび発行した『ビオサポダイアリー』このたび発行した『ビオサポダイアリー』

このたび発行した『ビオサポダイアリー』このたび発行した『ビオサポダイアリー』

■組合員の健康づくりをサポートする講座と食材
 生活クラブでは、『ダイアリー』以外にも「ビオサポ アクティブシニア(美食百彩)講座」(以下、「アクティブシニア講座」)の開催や、幅広い世代が一緒においしく食べられるよう配慮した惣菜シリーズ「美食百彩」を開発してきました。そのように知識と食生活の両輪を推進し、組合員の健康的な暮らしの実現を目指しています。
 今後は、『ダイアリー』を活用するとともに、天野惠子医師に引き続きご協力いただき、「アクティブシニア講座」に女性の体の変化とその向き合い方についての内容を追加し、バージョンアップしてさらなる健康推進を行なってまいります。

 

■『わたしにちょうどいいヘルスケア ビオサポダイアリー』について
セルフチェックの繰り返しだけではなく、組合員同士で実践の過程を共有し合う仕掛けを設け、コミュニケーションツールとしての役割も果たすようにしました

●ステップ1
今のわたしを知りましょう!
・食生活セルフチェック まずは食生活を振り返る
・健康のためのセルフチェック 食以外の健康のためのポイントを振り返る

●ステップ2
知識編
知っているようで知らない健康の知識を再確認しよう!
・健康の知識をブラッシュアップ! 本当に信頼できる情報か見直してみる

●ステップ3
実践編
1か月のトライアル!自分なりの健康習慣を見つけよう!
・ヘルスケアダイアリーの実践 1か月後の目標を設定し、1週間ずつステップアップ

 

■天野惠子医師プロフィール
 1967年東京大学医学部卒業。同大学保健センター講師を経て、94年東京水産大学保健管理センター教授・所長に就任。2002年より千葉県衛生研究所所長兼千葉県立東金病院副院長として、女性外来の診療にあたる。現在、野中東晧会静風荘病院特別顧問。著書に『女性の「コレステロール」「中性脂肪」はこうして落とす!』『薬なしでも女性の血圧は下げられる!』(以上、PHP研究所)、共著に『女性のためのコレステロールガイド』(保健同人社)共同編集に『漢方は女性の健康をたすける』(岩波書店)など多数。

※生活クラブの「ビオサポ」とは?
 ビオサポとは、生命を意味する「BIO」と「美を」を掛け、生命力にあふれた健康な食生活をサポートするという意味を込めた生活クラブの造語です。
 カタログやWEBサイトでの栄養知識や調理技術、食品の添加物や残留農薬を削減する食べ物の選び方、家庭での使いこなし方の共有などの他、「ビオサポ講座」という座学も実施しています。
 講座の種類は栄養の基礎知識を伝える「ビオサポ基礎講座」、子育て期の親子の栄養を学べる「ビオサポ子育て支援講座」、ライフステージが進んだ世代の食をテーマとする「ビオサポ アクティブシニア講座」があります。

■生活クラブについて

生活クラブは生協の中のひとつです。 今から約50年前、 「まとめ買いして安く分け合おう」と、 200人あまりのお母さんたちが集まって牛乳の共同購入を始めたことからスタートしました。 今日の生活クラブでも、 既存の商品を購入するのではなく、 自分達の生活に必要な品物を、 自分たちが開発過程にかかわりながら生産者とともに、 納得いくものをつくるという、 徹底したものづくりの姿勢でとりくんでいます。

生活することは、 消費することです。 ”なにを””どのように”消費するか、 という選択は、 そのまま、 「どんな未来にしたいか」「次の世代へ何を手渡したいか」へとつながっていきます。

私たちは、 自然と共生し、 食べ物(Food)、 エネルギー(Energy)、福祉(Care)をできるかぎり自給・循環させる「サステイナブル(持続可能)な生き方」を選びます。 いま生きるいのちと次世代のいのちを、 おなじように大切に考えて、 すべての活動を行います。

URL: https://seikatsuclub.coop/
生活クラブ申し込みURL: https://welcome-seikatsuclub.coop/

■生活クラブの受賞歴
<世界的評価>
1989年 「THE RIGHT LIVELIHOOD AWARD(ライト・ライブリフッド)名誉賞」受賞
(※“もう一つのノーベル賞”とも呼ばれる)
1995年 国連設立50周年記念「国連の友」による「われら人間:50のコミュニティ賞」受賞

<国内>
1999年 開発した超軽量牛乳びんグッドデザイン賞
2006年 グリーンピース・ジャパンの「トゥルーフード特別賞」
2007年 Rびんの活動(びん再使用ネットワーク)が環境大臣賞
2009年 「Food Action Nippon アウォード2009」優秀賞受賞
2010年 フード・アクション・ニッポンアワード 2010製造・流通・システム部門 入賞
(国産消費材の供給で145億キロカロリーの自給を高めたことによる)
2013年 オリコン顧客満足度Ⓡランキング食材宅配サービス 首都圏/近畿 総合1位
2013年 フード・アクション・ニッポン アワード2013入賞「食べるチカラ”キャンペーン」
2014年 フード・アクション・ニッポン アワード2014入賞「生活クラブの健康な食デザイン『ビオサポ』」による食料自給率向上への寄与
2014年 オリコン顧客満足度Ⓡランキング 食材宅配サービス 首都圏 総合1位
2015年 オリコン顧客満足度Ⓡランキング食材宅配サービス 首都圏/近畿 総合1位
2015年 <本選びの会>が第8回日本女子大学家政学部賞
2018年 生協法制定70周年 厚生労働大臣表彰
2018年 第6回環境省グッドライフアワード 優秀賞(NPO・任意団体部門)
2020年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏 1位
2021年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏/近畿 1位

 
 

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