Cniel(フランス全国酪農経済センター)/EU(ヨーロッパ連合)のプレスリリース
「アペリティフin 東京2018」の様子 “クレームアンジュのフラッペドリンク”(パティシエ・シマ)と“セルヴェル・ド・カニュ”(レストラン アルシミスト)
暑くて湿度も高い日本の夏。そんな季節は味の濃いものよりも、さっぱりとしたものに食指が動くもの。先月行われた「アペリティフin 東京2018」でも“クレームアンジュのフラッペドリンク”(パティシエ・シマ)や“セルヴェル・ド・カニュ”(レストラン アルシミスト)など、フレッシュチーズを使用したレシピが紹介されていました。
濃厚とろ〜りのチーズ料理は少しお休みして、爽やかな酸味が心地よい簡単チーズメニューで、さっぱりと栄養を摂取するのもよいかもしれません。
■「夏のフルーツパンケーキ」で、朝から元気をチャージ!
ショートケーキのようにレイヤーで重ねるフルーツパンケーキ。生クリームの代わりに、フレッシュチーズを使うのがポイントです。ヨーグルトに比べると酸味が少ないので、パンケーキによく合います。甘みが足りないときは、食べるときにハチミツをかけて調整を。
<作り方>
まずはシンプルなパンケーキを3枚焼きます。マンゴーやキウイなどの旬のフルーツを小さめにカットすれば準備完了。あとは、パンケーキにフレッシュチーズをたっぷり塗り、カットしたフルーツをのせ、レイヤー状に重ねていくだけ。最後にスペアミントなどのお好みのフレッシュハーブを添えれば、味も見た目も爽やかに仕上がるのでおすすめです。
■ピクニックにもぴったりの「簡単クレーム・ダンジュ」
フロマージュブランをベースにして作る「クレーム・ダンジュ」ですが、できるだけ簡単に作るレシピをご紹介します。完成したらココットに入れたまま、保冷剤を付けてピクニックへ。紅茶やコーヒーはもちろん、キリッと冷やしたスパークリングワインにもよく合うデザートです。
<作り方>
生クリーム(100ml)を泡立て、少しずつグラニュー糖(30g)を加えます。 フロマージュブラン(200g)をボウルに入れ、泡立てた生クリームを少量ずつ加え、混ぜ込んだら4等分にし、ガーゼで包んでココットに。ひと晩冷蔵庫で寝かせ、ココット内ににじみ出てきた水分を捨てれば、完成です。食べるときは、お好みのフルーツやジャムを添えましょう。
■アペリティフにもぴったりの「セルヴェル・ド・カニュ」
「セルヴェル・ド・カニュ(Cervelle de Canut)」は“絹織職人の脳みそ”という意味をもつ、フランス・リヨンの郷土料理です。リヨンは昔、絹織物で栄えた町で、見た目が脳みそのようだったことから名付けられたようです。
アペリティフにもぴったりのこの料理は、フロマージュブランに、おろしにんにく、細かく刻んだハーブ(シブレット、ディル、セルフィーユ、タイムなどお好みのもの)を混ぜ、オリーブオイル、塩・胡椒で味付けされたもの。ここに生クリームやエシャロットのみじん切りを加えてもおいしく仕上がります。野菜やパン、クラッカーのディップにもぴったりです。夏の夕暮れ時に、ロゼやスパークリングと一緒に楽しみたい一品ですね。
そのほか、フロマージュブランに牛乳を加えてよく混ぜ合わせ、ラズベリーなどのフルーツソースを加えるだけで、爽やかな「フレッシュチーズシェイク」ができます。
まだまだ知られていない、ヨーロッパ産チーズの魅力。夏にこそ楽しみたいフレッシュなチーズメニューを、みなさんも気軽にお楽しみください。
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監修: 佐野嘉彦(さの・よしひこ)氏
C.P.A.認定 チーズプロフェッショナル、Japan Cheese Award運営委員、
2017 Mondial du Fromage・国際チーズコンクール審査員
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CNIEL(フランス全国酪農経済センター):フランス国内の約90,000人の酪農家および3,000社の乳業メーカーが加盟する非営利団体。主に、国内外の酪農業界の経済動向、健康に与える影響などの科学的な研究、チーズを中心とした乳製品の広報活動を行う。