サントリー食品インターナショナル株式会社のプレスリリース
サントリー食品インターナショナル(株)の「サントリー天然水」は、日頃から防災に対する意識を高め、「もしもに備える大切さ」を未来に継承していく取組みである「サントリー天然水 防災継承プロジェクト」を3月5日(金)より開始します。
その第1弾として東北地方最大の新聞社である河北新報社との共同企画、「3.11 あの日、助けてくれたものリスト」を3月5日(金)より防災継承特設サイト、プロジェクトムービーにて公開します。また、3月11日(木)の河北新報の朝刊にて、新聞広告を掲載します。
■「サントリー天然水 防災継承プロジェクト」とは
健康志向や備蓄意識の高まりにより、ミネラルウォーター市場は伸長してきました。そうしたなか、今年で発売30年をむかえる「サントリー天然水」は2018年以降、国内清涼飲料市場で販売数量No.1※1のブランドです。
災害大国になりつつある日本において「サントリー天然水」は、日常のあらゆるシーンで喉を潤していただくのはもちろん、お客様の防災に対する意識を高め、いつ起こるかわからない災害に備えておくことの大切さをお客様へ啓発していくことが、No.1ブランドとしての使命だと考えています。
今回当社が独自に行った調査では、3人に1人が「防災備蓄に必要なものがわからないから対策できていない」と回答しました。これまでの店頭における「ゆる備蓄」や「ローリングストック」などのご提案に加え、防災に関する知見をより多くの人や次の世代に伝え、防災意識の向上に役立てたいという想いから、今回「サントリー天然水 防災継承プロジェクト」を開始します。
※1 当社推計
■第1弾企画「3.11 あの日、助けてくれたものリスト」企画背景
「サントリー天然水 防災継承プロジェクト」の第1弾として、東日本大震災で被災された方の“あの日助けてくれたもの”の記憶と経験を受け継ぎ多くの人の防災意識の向上に役立てる取組を河北新報社と実施しました。
今回、震災から今日まで被災者に寄り添い続けてきた河北新報社と共同で50名を超える被災経験者の方へ取材を実施。被災した状況や家族構成、生活スタイルなどが違うそれぞれの方の、「あってよかったもの」から「なくて困ったもの」、被災して初めてわかった「本当に必要だと感じたもの」をお聞きました。
取材を通して見えてきたのは、被災時に大切なのは身の安全を保つ生活物資を揃えることだけではなく、自分や家族の体も心も支えてくれるものは何かを考えて備えるということでした。備えることの大切さをより多くの方々に伝え、役立てていただくため「3.11 あの日、助けてくれたものリスト」を制作しました。
「3.11 あの日、助けてくれたものリスト」新聞広告より抜粋
<河北新報社からのコメント>
震災発生から10年のタイミングに、防災備蓄品について啓発する企画として、経験者だからわかる災害時に必要なモノを明らかにする読者アンケートを実施いたしました。
多くの読者から防災備蓄品に関しての意見、当時の思い等、数多くのお声をいただきました。この大きな思いは是非全国に届けるべきと、「サントリー天然水」と共催し、新しく取材した内容を基に「3.11 あの日、助けてくれたものリスト」企画が生まれました。河北新報紙面はもちろんのこと、サントリーのホームページから全国の皆様にお届けし、我々の経験を今後発生するかもしれない災害に備えて欲しいと思います。
■「3.11 あの日、助けてくれたものリスト」企画概要
〈特設サイトについて〉
東日本大震災で被災された方々への取材からわかった「あの日、本当に必要だったもの」「なくて困ったもの」を、そのときの記憶・経験をもとに紹介します。アイテムは全部で45種類。
電気やガスが止まっても使える「充電器」や「カセットコンロ」、液漏れしていない「乾電池」など被災を経験されたからこそわかる「本当に役に立つ防災グッズ」や、「食品用ラップ」や「使い捨てカイロ」など、自宅にある日用品がいざというときに災害に役立つものであること、また、お子さんやペットがいるご家庭など様々な生活スタイルの方々のご意見を掲載することで、ご自身の環境に合わせた備蓄品の準備の際に役立てていただけるものになっています。
〈サイトURL〉
https://www.suntory.co.jp/water/tennensui/anohilist/ (3月5日(金)午前10:00公開)
〈あの日、助けてくれたものリスト 一例〉
〈プロジェクトムービーについて〉
タイトル:『3.11あの日、助けてくれたものリスト プロジェクトムービー|河北新報×サントリー天然水』
公開開始日:2021年3月5日(金)午前10時
公開先:サントリー公式YouTubeチャンネル
動画URL:https://youtu.be/lNhMxO6Mci4
※3月8日(月)午前10時以降は、特設サイト上でもご覧いただけます。
カットデータ
〈新聞広告について〉
媒体:河北新報
掲載日:2021年3月11日(木)朝刊
■本企画に関するコメント
<調査/取材監修 佐藤翔輔(さとう しょうすけ)様(東北大学災害科学国際研究所 准教授)>
多くの方が、内閣府HPで推奨されている非常持出品の中身の多くが網羅されていました。
一方、内閣府HPリストになくて、取材に協力いただいた方々が挙げた「あって良かった物」「なくて困った物」「あったら良かった物」で共通するものは、①電気を使わないストーブ、カセットコンロ、ホットプレート、土鍋など、普段の台所ではない環境で代替的に調理できる器具、②携帯バッテリーや発電機などの発電・充電する器具(停電中)、③買い物カートやリヤカーなど荷物を運ぶ道具でした。
これらは、被災を経験した方ならではの知恵です。ぜひ参考にしていただきたいです。
<村井嘉浩(むらい よしひろ)様(宮城県知事)>
未曾有の被害をもたらした東日本大震災から、令和3年3月11日で10年の大きな節目を迎えます。
震災の発災当初、宮城県内では約32万人にものぼる多数の避難者の発生や、備蓄物資倉庫の被災、サプライチェーンの断絶による物流の停滞等により、水や食料等の生活必需品が不足し、大変深刻な問題となりました。
また、近年、全国各地で自然災害が頻発化・激甚化しており、一昨年10月に発生した令和元年東日本台風では、宮城県内でも内陸部を中心に甚大な被害が発生しました。
大規模災害の発生時には、行政の対応だけでは限界があり、住民一人一人の「自助」と地域の協力による「共助」が欠かせません。
自らの命は自らが守る「自助」の意識のもと、「最低3日間、推奨1週間」分の食料や飲料水、生活用品等を備蓄しておき、いつ起きるか分からない次の災害に備えましょう。
<佐藤朱(さとう あかり) 様(みやぎ絆大使※2、AKB48)>
被災当時は中学2年生。学校の図書室でうずくまり、寒さをしのぐためにカーテンにくるまったことを覚えています。この度企画を拝見して、当時を思い返しながら、私の場合は水や食料品はもちろん、クラスメイトからもらった励ましの手紙に助けられたことを思い出しました。もしものときに自分が本当に必要なものは何か、それを考えるキッカケになるので大事な取り組みだと感じました。
※2 みやぎ絆大使とは
宮城県にゆかりのある100名の方々に「みやぎ絆大使」を委託し、宮城の魅力を全国に発信いただいております。震災復興等の情報発信、宮城県の魅力のPR、県産品の良さを宣伝・普及いただくことなどを目的としております。
〈ご参考〉サントリーグループの東日本大震災復興支援活動 「サントリー東北サンさんプロジェクト」について
「サントリー東北サンさんプロジェクト」は、サントリーグループが東北各地で復興支援活動に取り組むプロジェクトです。また、プロジェクトの一環として、2021年より、岩手県・宮城県・福島県内で地方創生や地元活性化を目指し、新しい活動を実施しようとする団体または個人を支援する「みらいチャレンジプログラム」を開始しました。
東北サンさんプロジェクト https://www.suntory.co.jp/company/csr/support/
みらいチャレンジプログラム https://www.suntory.co.jp/news/article/13851.html
以上