デイブレイク株式会社のプレスリリース
特殊冷凍™事業を展開するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、これまでの特殊冷凍ソリューション事業の顧客接点を活かし、新鮮な食材の美味しさを閉じ込めた特殊冷凍食材の販売事業「アートロック™フード」を開始いたします。
デイブレイク問い合わせ件数推移
このたびスタートする特殊冷凍食材販売事業「アートロックフード」は、これまでの特殊冷凍を用いた調理工程の改良にとどまらず、原材料にも特殊冷凍を取り入れることで、食品事業者をより包括的に支えるための新事業です。「アートロックフード」では、加工済み(※2)冷凍食材を食品事業者へ販売。これまで生鮮食材を仕入れていた飲食店へ高品質な特殊冷凍食材を提供することで、計画的な調達と保管を可能にし、原材料のロス削減や調理の効率化、人手不足の解消など、食品事業者への支援領域を拡大します。
(※2 カットや、必要に応じて下味をつけ、凍結させた状態)
アートロックフード事業イメージ
「アートロックフード」という事業名称には、食材そのものの最高品質を再現する特殊冷食材(ロックフード)は「食のアートである」というメッセージが込められています。「冷凍は美味しくない」というイメージを取り払い、「冷凍は美味しい」「冷凍だからこそ安心」という発想に変え、世の中へ浸透させることを目指します。
事業スタート時は、既に展開している「HenoHeno®」のノウハウおよび一次生産者との関係性を活かし、フローズンフルーツを販売。年内には、水産・畜産品や調理済み冷凍食品の販売を準備しており、これまで鮮度劣化の問題で流通地域が限られていた地方食材を、新鮮なうちに特殊冷凍させ、全国に届ける仕組みを構築します。さらに、生産者が自由に出品し、食品事業者が日本全国の特殊冷凍食材(ロックフード)を購入できるプラットフォーム展開も計画中です。
デイブレイクでは、特殊冷凍を軸にした事業展開を一層進め、食品物流にイノベーションを起こし、生産者および食品事業抱えるあらゆる課題解決に挑んでまいります。
■新事業「アートロックフード」開始に向けた代表木下コメント
国内唯一の特殊冷凍機の専門商社であるデイブレイクは、特殊冷凍機の選定から活用レクチャー、業態改革コンサルティングまで、特殊冷凍ソリューションを軸にお客様をサポートしてまいりました。しかし、職人の高齢化や後継者不足、昨今では新型コロナによる経済ショックなど、あらゆる要因で苦しめられる食品事業者と対峙する中で、原材料の側面でも特殊冷凍の支えが必要だという気づきがありました。また一方で、生産者も、物流時の品質劣化、卸価格変動や新規販路開拓などの根本的課題を抱えています。デイブレイクのアートロックフード事業は、フードロス削減、生産効率向上、中食事業展開など、あらゆる食品事業者の業態改革・改善を促すとともに、生産者が高品質かつ適正価格で食材を販売できる新しい物流の形を目指しています。デイブレイクのアートロックフード事業を、どうぞご期待ください。
■特殊冷凍とは
急速冷凍に凍結媒体ごとの特殊な技術を踏襲することで、さらに高品質な冷凍を実現する技術です。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わる温度帯(氷結晶生成温度帯:0℃~-5℃)の通過時に、氷結晶が大きく歪になることで細胞が損傷。一方急速冷凍は、急速かつ均一に冷却することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を極少化でき、うまみ成分の流出を防ぎます。さらに特殊冷凍では、冷風の湿度や冷風の当て方などの特殊技術が加わり、形状維持や調理済みのあたたかい食品の急速冷凍を実現。これまで困難とされていた食材の急速冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食材を生み出します。
出典:一般社団法人日本冷凍食品協会
■デイブレイク株式会社について
「特殊冷凍テクノロジーでフードロスを解決する」をミッションとして掲げ、特殊冷凍ソリューション事業に特化した国内唯一の専門会社として2013年創業。食品業者への特殊冷凍テクノロジー導入支援事業や、冷凍した食品を消費者に届ける食品流通事業を展開。2018年秋には、自社の特殊冷凍テクロノジーを踏襲したフードロスを減らすフローズンフルーツ事業を開始し、翌年3月に初の自社製品「HenoHeno」を商品化しました。デイブレイクは、これらも特殊冷凍のパイオニアとして、フードロスの削減をはじめとする食品流通のあらゆる課題を解決する事業を展開・推進してまいります。(デイブレイク株式会社:https://www.d-break.co.jp/)
※「HenoHeno®︎」「特殊冷凍™」「アートロック™」は、デイブレイク株式会社の登録商標または商標です。