テックファームホールディングス株式会社のプレスリリース
農林水産省「令和2年度海外フードバリューチェーン再構築緊急対策事業」に採択
We Agriは、農水産物流通プラットフォームを活かした販路開拓や、現地小売店や越境ECサイトなどでの販売・プロモーションを行い、その知見を商品開発にフィードバックするなど、フードバリューチェーンの構築に貢献しながら海外販路拡大を推進します。
「日本食冷凍ミールキット販売プロジェクト」とは
・目的
We Agri、JTB、ABCモールでコンソーシアムを組み、ASEANの有望市場であるシンガポールを対象に、日本の冷凍食品や冷凍ミールキットの販売・プロモーションを行うことで、産地から消費者に至るフードバリューチェーンを構築し、コロナ禍における日本産食材や加工品の輸出拡大に向けた新たな需要を創出します。
・内容
地域・生産者の参画促進、輸出商材の選定、冷凍輸送、輸出入業務、現地冷凍保管、現地販売、3社が保有する越境 EC サイト等での販売、ターゲット層への訴求、販路拡大の営業活動など。
・販売予定の主な冷凍食品、冷凍ミールキット
冷凍フルーツ大福、冷凍押し寿司、冷凍漬け丼セットなど。
各社の主な取り組み
・We Agri
冷蔵・冷凍品輸送のためのコールドチェーン構築による既存流通網の拡大。農水産物流通プラットフォーム活用によるコスト最適化。シンガポール現地法人によるシンガポールの主要スーパーマーケット・レストラン等での販売。現地での事業展開で得た知見の国内生産者へのフィードバック。越境ECサイト「Tokyo Fresh Direct」( https://tokyofreshdirect.com/ )の運営、など。
・JTB
地域支店と連携し、各地の優れた産品や隠れた逸材等を発掘。海外マーケットに合う商品開発。現地販売や越境ECサイト「J’s Agri」( https://js-agri.myshopify.com/en )の運営、など
・ABCモール
シンガポールに約2万人の会員を有する「ABCクッキングスタジオ」などで展開する各種事業を通し、国内の魅力ある食材や食品を選定。現地マーケティングやSNS活用などによるブランディング、越境ECサイト(構築中)運営、など。
取り組みの背景
新型コロナウイルス感染症の世界的拡大による影響を受け、農林水産省が日本の農林水産物・食品の輸出拡大等を図る取り組みを緊急的に支援していく方針を掲げており、市場の変化や新たな需要への対応が求められています。政府が目標として定める2025年2兆円、2030年5兆円の輸出規模を達成するには、官民一体となった国の体制強化や、海外市場のニーズを掴んだマーケットインの発想が重要になります。そこで、2020年12月に策定された「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」における基本方針を踏まえ、We Agri、JTB、ABCモールの3社で、新たな日本産冷凍食品の輸出拡大の仕組みを創出していきます。
コロナ禍で海外市場のライフスタイルが変容し、外食を控え家での食事が多くなっていることから、中食やデリバリー、通販の需要が拡大しています。また、コロナ禍以前のインバウンド拡大で、「本物の日本食を手軽に食したい」といったニーズも近年急速に高まっています。このような市場環境を捉え、高品質な日本の冷凍食材や日本食冷凍ミールキット市場の拡大を図ります。
従来のシンガポールにおける日本食は、高品質、高価格の「高級食品・食材」のイメージが強く、外食を中心にメインターゲットは富裕層となっていました。しかし、本事業では、コンテナへの混載や冷凍食品固有の特徴である賞味期限の長さを活かしたまとめ買いによる物流コスト低減を図ることで、中間層を含めたターゲティングを行い、日本食の消費拡大につなげます。また、中食に適した日本の冷凍食品の美味しさや利便性を訴求し、マーケットインの発想で内食の需要拡大にもつなげます。
「Tokyo Fresh Direct」とは
日本産の生鮮食品や加工食品を、シンガポールの一般消費者に直販するECサイトです。大田市場で仲卸の目利きが厳選したこだわりの生鮮品を中心に取り扱い、高品質な日本産食材を、現地で手軽に購入できます。
・サイト:https://tokyofreshdirect.com
・配送可能エリア:シンガポール国内全域(一部島しょ部除く)
・取扱商品:青果、鮮魚、加工品、酒類など約400品目
・英語版サイトに日本語切替機能あり
【企業概要】
会社名 株式会社We Agri
所在地 東京都中央区銀座7丁目11番3号 矢島ビル4階
代表者 代表取締役 岩藤 健二
設 立 2010年
資本金 9,510万円
URL http://weagri.jp/
※ 記載の商品名、サービス名及び会社名は、各社の商標または登録商標です。