プレマルシェ・ジェラテリア(プレマ株式会社 ジェラート事業部)、京都府立農芸高等学校のプレスリリース
京都市・三条会商店街に本店をもつプレマルシェ・ジェラテリア(自然食流通業のプレマ株式会社のナチュラルジェラート事業部 代表取締役およびジェラティエーレ:中川 信男)は、京都府立農芸高等学校(京都府南丹市)農産バイオ科・野菜コースの専門学習の一環として、同校で栽培されたメロンを使ったジェラートの新フレーバーを共同開発しました。このジェラートは「京メロン・みるくジェラート」と名付けられ、実際の製造には同校の4人の生徒が参加し、ジェラート作りの工程も学びました。
プレマルシェ・ジェラテリア
この手作りジェラートは、同校で生徒たちが実際に栽培したアールスメロン(雅早春晩秋309)を使用。アールスメロンは“高級フルーツ”の代名詞でもあります。アールスメロンを使用して中川が試作を繰り返し、学校側での試食を経てフレーバリングを決定しました。アールスメロンを完熟させて芳醇な香りと柔らかな甘味を引き出し、北海道産ミルクや生クリームと合わせることで、アールスメロンの果肉感となめらかさ、濃厚さを際立たせたフレーバーとなっています。
同店のポリシーから、このジェラートには一切の合成乳化剤、合成安定剤等の添加物類は一切使用しておらず、メロン由来の甘味を損なわないようやわらかな甘味の国産甜菜糖を使用し、アールスメロンの味わいと自然な色を活かしました。
このジェラートは2018年9月29日(土)からプレマルシェ・ジェラテリア3店舗(京都三条本店、京都北山店、東京中目黒駅前店)で約200食限定で販売されます。
■プレマルシェ・ジェラテリアとは
プレマルシェ・ジェラテリアは自然食流通業を営むプレマ株式会社が、自然食の素材ノウハウを製菓に織り込んだジェラート店です。チーフ・ジェラティエーレ(ジェラート職人)は同社の代表取締役 中川 信男が兼任し、イタリアでジェラート製造のすべてを習得、素材選定からレシピ設計、製造指導までを行っています。中川は、2018年イタリアリミニで行われた国際ジェラートコンテストにおいてソルベ部門で3位、自由創作部門で10位とダブル受賞を果たしました。製菓のキャリアを持たない職人による開店10ヶ月目でのスピード受賞となり、自然食品素材の活用が添加物や合成素材を使わない安全で、かつおいしいスイーツの製造に繋がることを証明する出来事となりました。
本年7月には東京中目黒駅前にも新規出店。連日大盛況となっており、東京でも非常に高い評価を得ています。
公式ホームページ: https://gelato.organic/
■京都府立農芸高等学校とは
京都府立農芸高等学校は昭和58年4月に京都府唯一の農業専門高校として誕生しました。学科・コースの選択については、平成6年の学科改編により農産バイオ科、環境緑地科の2学科体制となっています。2年次より農産バイオ科6コースと環境緑地科2コースより専門領域を選択することができ、今回のプロジェクトは、農産バイオ科・野菜コースの専門学習の一環で、実際に同コースで栽培されたメロンを使用したものです。校訓は「質実剛健」。あしこしの強い青年を育てることを教育目標としており、今回の実習においても地域企業と連携し、農作物の生産から加工までを手がけることで、より幅広い経験と、農業の可能性を見いだすものとなっています。
公式ホームページ: http://www.kyoto-be.ne.jp/nougei-hs/
■今後の合同実習について
今後は、同校で栽培されているトマトなど、別の農産物も利用して共同して新たなジェラートを作ることも視野に入れています。これにより、プレマルシェ・ジェラテリアは愛情込めて育てられた新鮮で限定された素材を使った新フレーバーを提供することができ、学校の教育においては農産物の栽培から加工、流通の一貫した様子を体験することができる機会となることで、より深度のある体験型教育を行うことができるものとなります。
両者では具体的なものづくりの連携を深めることで、農業生産に興味をもつ若者の育成に寄与したと考えており、持続可能で広がりのある社会への貢献をすすめています。