宮崎・ニシタチ発の“スナック紹介スナック”「スナック入り口」グランドオープン。アフターコロナを見据え、オンラインイベント会場やスタジオなど新しいスナックのあり方を模索

Qurumu合同会社のプレスリリース

PRやコンテンツ制作を担うQurumu合同会社(本社:宮崎県宮崎市、代表社員:田代くるみ)は2021年3月24日、国内でも類を見ないスナック街である宮崎市内の繁華街「ニシタチ」に、新たなスナックの形を模索する「スナック入り口」をグランドオープンします。夜は“スナック紹介スナック”をコンセプトにスナックとして営業、昼間や店休日にはオンラインイベント会場や、YouTube・ラジオ収録スタジオとして、新しいスナックの形を模索します。

「スナック入り口」のマルチカラーの看板は、さまざまな店舗が軒を連ねるニシタチのスナックの多様性を表現する「スナック入り口」のマルチカラーの看板は、さまざまな店舗が軒を連ねるニシタチのスナックの多様性を表現する

■「スナック入り口」概要

宮崎県は、2010(平成22)年のNTTタウンページ集計において電話帳に登録されている人口10万人当たりのスナック店の数で日本一を記録しました。特に、県内でも多くのスナックが軒を連ねる宮崎市内の繁華街ニシタチは“日本一のスナック街”として親しまれています。

ニシタチの貴重な観光資源であるスナックは多くの人が誰でも楽しめる店である一方で、「常連以外は馴染めないのではないか」「外からは店内が見えず扉を開けづらい」「料金体系やママの人柄が 分からない」という不安などから、初心者にとって来店のハードルが高くなってしまう傾向があります。今回グランドオープンした「スナック入り口」では、“スナック紹介スナック”をコンセプトに、来店客の要望をヒアリングしながら、一見客であっても2軒目、3軒目として楽しめるスナックを紹介。ニシタチに足を運ぶ人々の回遊率を上げ、当店から新たな行き先を決められるよう、その名前の通りニシタチの“入り口”となるのを目指しています。

 

ニシタチのメインストリート・西橘通の1階にオープンした「スナック入り口」ニシタチのメインストリート・西橘通の1階にオープンした「スナック入り口」

宮崎の焼酎も豊富に取り揃える「スナック入り口」では、主な想定顧客としてニシタチに初めて足を運ぶ県外客を据えていますが、2020年11月24日からのプレオープン期間中には予想を超える数の地元客も来店しました。「普段行っている店とは、また違った店を開拓してみたい」「スナックを体験してみたい」という若者、女性客のニーズにも応えているのが、地元客から好評の要因のようです。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国の“夜の街”に逆風が吹く中、ニューノーマルなスナックのあり方を模索・提案する“入り口”でもあります。そのため店内にはモニター、カメラ、マイク、撮影用ライト、スイッチャー等の機材を充実させ、店舗をYouTubeやラジオの収録スタジオ、オンラインイベント会場としても活用できるようにしました。個人としても複業に勤しむパラレルワーカーが増える昨今ですが、当スナックも変化の時代に耐えられる「パラレルスナック」を目指しています。

■「スナック入り口」開店の背景

ニシタチの活性化プロジェクト「#スナックプライド」ローンチに合わせて制作したキービジュアルポスターニシタチの活性化プロジェクト「#スナックプライド」ローンチに合わせて制作したキービジュアルポスター

当社は観光庁「令和2年度 夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」に採択された事業として、国内でも類を見ないスナック街である宮崎市内の繁華街「ニシタチ」の活性化プロジェクト「#スナックプライド」を展開しております。2020年12月9日には、入門に躊躇してしまいがちなスナックの楽しみ方や各店のママ・マスターの魅力を紹介するメディア「スナックアドバイザー」https://sunakkuadvisor.com/)を開設し、当プロジェクトを象徴するポスターを市内で掲出し始めました。

コロナ禍の深刻化に伴い、スナックを取り巻く環境も激変しました。特に“夜の街”として感染源のイメージを背負ってしまってからは客足も遠のき、経営が立ち行かなくなるお店が続出しています。「ニシタチまちづくり協同組合」の調査によると、ニシタチで約1,200あった飲食店のうち、2020年2月時点では約150店が廃業を余儀なくされ、以降も閉業に追い込まれる店舗は増え続けています。

観光庁に採択された当事業は夜間の観光市場を創造するためのものですが、そのためにはニシタチでお店を営む人々がこの苦境でも無事でいられなければなりません。そこで私たちは、ニューノーマルな時代において様々な工夫を重ねながら前向きに取り組むスナックの人々の姿勢から着想を得て「#スナックプライド」と冠したキャンペーンを始めました。「どんな夜も、明るくいきましょ。」をキャッチコピーに、暗く落ち込みがちな情勢にもきっと光が差すと信じて明るく立ち向かうニシタチをはじめ全国の“夜の街”へのエールとしても展開しています。

■今後の展望

(画像左から)恒吉浩之マスター、田代くるみママ、大下真史マスター(画像左から)恒吉浩之マスター、田代くるみママ、大下真史マスター

2021年1月には宮崎県も新型コロナウイルスの感染者急増を受け、県独自の緊急事態宣言を発令。2月7日の解除まではニシタチの多くの店が営業の自粛を余儀なくされ、営業が再開した現在も客足が戻るにはさらに時間を要する状況です。まずは県内客がニシタチのスナックを楽しめる仕組みを作りつつ、全国のスナック街の希望となる取り組みによって機運を高め、今後も“日本一のスナックの街”からニューノーマルな夜の街のあり方を発信する予定です。

【「スナック入り口」基本情報】

席数はカウンター9席。飲み放題は宮崎焼酎をメインに、カクテル、ノンアルコールも豊富に取り揃える席数はカウンター9席。飲み放題は宮崎焼酎をメインに、カクテル、ノンアルコールも豊富に取り揃える

店名:スナック入り口
住所:宮崎県宮崎市中央通1-21 SAM’Sビル101
電話:0985-31-3400
営業時間:19時〜24時
定休日:日曜・祝日
料金体系:1時間=2,000円飲み放題制、プレミアム焼酎+300円〜
URL :https://sunakkuadvisor.com/iriguchi/
運営:Qurumu合同会社​

【会社概要】
社名:Qurumu(クルム)合同会社
所在地:宮崎県宮崎市橘通東3-5-33 鈴木ビル 3F
URL:https://www.qurumu.jp/
業務内容:「宮崎のいいものを、くるんでとどける」をコンセプトに宮崎をはじめとした自治体や企業のPRを担うコンテンツプロダクション。東京の大手広告代理店や出版社での編集・ライティング経験のあるメンバーが知見を生かし、メディア「ひなた宮崎経済新聞」の運営や各種 コンテンツ制作を担う。また宮崎エリアを中心としたライター養成講座の実施なども手がける。

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