フランスならではの赤ワイン樽熟成SAKE『THE BARREL』3月26日18時30分発売開始【日本酒メーカーWAKAZE】

WAKAZEのプレスリリース

フランス・パリ近郊でSAKE醸造所「KURA GRAND PARIS(クラ・グラン・パリ)」を運営する日本酒メーカー株式会社WAKAZE(ワカゼ/本社:山形県鶴岡市/代表取締役CEO 稲川琢磨)は、フランスのワイン文化を活かしたSAKE『THE BARREL(ザ・バレル)』を3月26日18時30分より公式オンラインストアにて発売開始します。「日本酒を世界酒に」のビジョンのもとに、フランスだからこそ造れる味わいを通してSAKE文化の多様性をひろげていきます。

  • フランスならではのSAKE「THE BARREL」

WAKAZEが2019年にフランス・パリ近郊に創立した醸造所「KURA GRAND PARIS」では、その土地だからこそ生みだせるSAKEの味わいを大切にしています。「現地で収穫される米」「現地を流れる硬水」「現地のワイン造りに使われるワイン酵母」で造るSAKEは、フランスにおける清酒コンクール「KURA MASTER」でも海外醸造酒蔵として初めて「プラチナ賞」を受賞しました。

そんなKURA GRAND PARISで、ワイン大国フランスという土地性をさらに活かしたのが、今回取り入れた「ワイン樽でのSAKE熟成」です。
熟成させる樽には、フランス ブルゴーニュの名門ワイナリー「ドメーヌ・ジャック・プリウール」で赤ワイン「ピノ・ノワール」の熟成に使われたオーク樽を選びました。

芳醇な味わいのSAKEをフレッシュな赤ワイン樽で熟成をさせることで、繊細でエレガントな香りのSAKEを生み出しました。
フランス現地では2021年の年明けから発売をし、食のトレンド感度が高いパリ市民にも親しまれています。

●ブルゴーニュの名門ワイナリー「ジャック・プリウール」
ワイン大国フランスは各地にワインの銘醸地があります。WAKAZEがたどり着いたのは、18世紀末にムルソーに設立されたブルゴーニュ屈指のドメーヌの1つ「ドメーヌ・ジャック・プリウール」でした。

 

ドメーヌ・ジャック・プリウールドメーヌ・ジャック・プリウール

WAKAZE代表取締役の稲川琢磨と、杜氏(最高製造責任者)の今井翔也はKURA GRAND PARIS創立時に、ドメーヌ・ジャック・プリウールを訪れ、醸造長であるナディーヌ・ギュブランさんに出会いました。ナディーヌ・ギュブランさんは、フランスの有名ワイン誌「レヴュー・ド・ヴァン・ド・フランス」にて1998年に女性初のベスト・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝いた実力者です。

彼女と多くの議論を交わす中で、WAKAZEの「日本酒を世界酒に」のビジョンとフランスでの取り組みに共感いただき、ドメーヌの最高の樽をSAKEの熟成用に譲ってもらえることになりました。

左:WAKAZE 杜氏 今井翔也。中央:ナディーヌ・ギュブランさん。右:WAKAZE CEO 稲川琢磨。左:WAKAZE 杜氏 今井翔也。中央:ナディーヌ・ギュブランさん。右:WAKAZE CEO 稲川琢磨。

 

●フレッシュな赤ワイン樽
多くのワイン樽熟成日本酒では、10年ほどワイン樽熟成に使われた樽を使用することも多い中、今回は使用期間5年と若く、状態の優れた樽を譲り受けることができました。複雑でフルーティーな香りが特徴のブルゴーニュのピノノワール樽の魅力を感じることができます。
フレッシュな樽を譲り受けることができるのも、ワイナリーが多く樽が豊富なフランスならではです。

ドメーヌ・ジャック・プリウールドメーヌ・ジャック・プリウール

 

  • THE BARRELについて

ピノ・ノワールの熟成に使用した樽由来の芳醇な香りと、熟成による深みのある味わいが魅力のSAKEに仕上がりました。常温でワイングラスのような口の広いグラスでお楽しみください。

 

●味わい
ベリー、バニラを思わせる香りは、ピノ・ノワールの樽ならではの魅力です。
柔らかな口当たりと果実感のある酸味がふくよかに広がり、余韻ではフランス醸造ならではのミネラル感の苦みとワイン酵母由来の酸味が軽やかに引き締めます。

●合わせる料理
軽やかな味わいにあわせて、イチジクなどのドライフルーツ、パテドカンパーニュなどの肉料理と好相性です。

●造りのこだわり
地中海に囲まれたフランス南部カマルグで栽培された食用米を92%に精米し、現地フランスに流れるミネラル豊富な硬水と、BIO規格のフランス産ワイン酵母で醸造しました。
名門ブルゴーニュの樽にも負けない味わいになるよう、KURA GRAND PARISで手掛ける他のお酒に比べて麹歩合を少しだけ高くし、芳醇な味わいを生み出しました。

樽での熟成は、そのときのお酒との相性をみて1ヵ月ほど寝かせます。この熟成により深みのある赤ワインのニュアンスと調和させ、余韻まで美味しいお酒に仕上げます。


●製造責任者 今井 翔也より

「フランスの土地に抱かれながらSAKEを醸す私たちにとって、伝統ある土地の貴重なワイン樽の懐で熟成し、互いの個性を洗練させ合いながら完成したこのお酒は、まさにWAKAZE FRANCEの取り組みの象徴です。穀物と果実の、未来を目指した意欲的な関係をぜひ体感ください。」

 

  • 「THE BARREL」発売概要

●発売概要
・発売日時
3月26日(金)18:30~
・発売場所
WAKAZE公式オンラインストア
https://www.wakaze-store.com/products/the-barrel
・価格
3,300円(税込)

●製品概要
・品名:清酒
・アルコール度数:14%
・原料:米(カマルグ産)、米麹(カマルグ産米)、ワイン酵母(フランス産)
・原産国:フランス
・内容量:750ml

●取扱い酒販店
・北海道
酒乃矢 稀八
愉酒屋 小井商店
・山形県
株式会社丸俊 まるごと山形
金森酒店
・秋田県
酒屋まるひこ
・埼玉県
有限会社澤屋酒店
株式会社マツザキ
・東京都
IMADEYA GINZA
IMADEYA SUMIDA
勝鬨酒販株式会社
発酵デパートメント
未来日本酒店 渋谷PARCO店
・千葉県
IMADEYA 千葉本店
IMADEYA 千葉エキナカ店
・神奈川県
合名会社日東食品 酒のnitto
・群馬県
有限会社高橋与商店
・愛知県
株式会社酒泉洞堀一
・岐阜県
株式会社さくら酒店
・愛媛
松本酒店
・福岡県
ユナイテッドファーファ

 

  • フランス初の日本人による酒蔵「KURA GRAND PARIS」

フランス・パリ近郊に2019年11月に立ち上げた醸造所「KURA GRAND PARIS」は、450㎡の敷地に2,500Lタンク12基をはじめ、特注の圧搾機や麹室など様々な酒造りの機具と設備を揃えており、その規模はヨーロッパ最大です。パリ中心地からアクセスの良い近郊に醸造所を構えることで、SAKEの現地生産を行うだけでなく、SAKEの文化発信拠点としての役割も担います。

●フランスならではの酒造り
フランスだからこその土地性を活かしたフランス産100%の酒造りを目指します。原則として、「現地で収穫される米」「現地を流れる硬水」「現地のワイン造りに使われるワイン酵母」にこだわります。
「KURA GRAND PARIS」が創設初年度に造り上げたSAKE「C’est la vie(セラヴィ)」は、フランスにおける清酒コンクール「KURA MASTER」でも海外醸造酒蔵として初めて「プラチナ賞」を受賞しました。

●日本で磨いた醸造技術
KURA GRAND PARISで杜氏を務める最高製造責任者の今井翔也は、実家は1841年創業の群馬県「聖酒造」で酒造一家の三男として生まれました。大学卒業後は一般企業に勤めた後に、新政酒造(秋田県)、桝田酒造店(富山県)、阿部酒造(新潟県)、聖酒造(群馬県)で蔵人として修行を積みました。2018年に三軒茶屋醸造所を立ち上げ、杜氏を1年間務めた後に、2019年から渡仏しKURA GRAND PARIS杜氏として醸造を指揮しています。

●日本ではなくパリに清酒の醸造所を創立理由
清酒の輸出額は、インバウンドや「SAKEブーム」の追い風もあり、右肩上がりに成長を続けています。2019年時点では10年前の約3倍の成長を見せ、約234億円の市場規模になりました(2020年には約241億円)。しかし、国内市場も合わせた合計出荷数量を見ると毎年減少を続け、さらに清酒の製造業者は減る一方です。
日本国内で飲んでもらえるよう清酒を作るために必要な「清酒製造免許」は、法定最低製造量が高く、また清酒の需給バランスを保つという目的のために新規参入は不可能に近い現状があります。
そこでWAKAZEでは
1)日本よりも清酒の製造免許取得が容易
2)現地で造ることで、より世界に日本酒市場を広げていきたい
という理由の元、2019年に日本を飛び越え、海外での蔵造りに踏み出しました。

※「清酒」とは、日本の酒税法上「米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」等と定義されます。このうち、日本産原材料を用いて日本で醸造した清酒のことを「日本酒」と称します。
※「SAKE」とは、清酒を含む、米を主軸においた醸造酒とWAKAZEでは定義します。KURA GRAND PARISで醸造する酒類は「清酒」も含めて「SAKE」と総称します。
 

  • 日本酒メーカー「WAKAZE」について

株式会社WAKAZEは2016年創業のスタートアップ企業です。「日本酒を世界酒に」の実現を目指し、山形県庄内地方で創業しました。この言葉には「世界中でSAKEが造られ、飲まれる世界」を目指すという想いがこめられています。ワンルームのオフィスから出発したWAKAZEは、創業当時から「食の都 パリでSAKEを造る」という大きな夢を掲げていました。
2018年には東京都世田谷区に初めての自社醸造所「三軒茶屋醸造所」を創立し、新感覚の「ボタニカルSAKE」や「どぶろく」を造り、Craft SAKEの可能性を広げました。
そして、ついに2019年11月フランス パリ近郊に「KURA GRAND PARIS」を創立しました。「KURA GRAND PARIS」が造る「THE CLASSIC」を代表とするSAKEたちは徹底した「MASTERED IN JAPAN, MADE IN FRANCE」のフランスならではの酒造りにこだわります。

●Instagram
https://www.instagram.com/wakaze_japan/
●Twitter
https://twitter.com/wakaze_sake

KURAGRAND PARISの看板SAKE「THE CLASSIC]KURAGRAND PARISの看板SAKE「THE CLASSIC]

 

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