池田糖化工業株式会社のプレスリリース
池田糖化工業株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長:池田 直之、以下 池田糖化工業)は、話題の機能性植物油として市場での認知が拡大している『亜麻仁油』を粉末にした加工食品原料『亜麻仁油パウダー20E』を、独自製法により酸化安定性を向上することに成功しました。
亜麻仁油パウダー20Eデータ
◆日本人はω-3(オメガ-3)系脂肪酸の摂取が不足してます!
植物油や魚油に含まれる不飽和脂肪酸の内、一般的なサラダ油などに多く含まれるω-6系脂肪酸に対して、ω-3系脂肪酸の摂取が不足傾向にあり、2005年に厚労省より「日本人の食事摂取基準」に1日の摂取目安量(AI)が設定されました。
ω-3系脂肪酸は体内で生成されないため食品から摂取する必要がある必須脂肪酸ですが、同じω-3系脂肪酸で魚油に含まれるDHAやEPAなどは独特の魚臭が日本人の嗜好に合わないという現状があり、臭いの少ない植物油由来のω-3系脂肪酸を多く含む亜麻仁油やエゴマ油などの植物油が市場での盛り上がりを見せています。
◆話題の機能性植物油『亜麻仁油』を粉末化
亜麻の種子(=亜麻仁)は古代から食用として愛用されてきましたが、近年は亜麻仁からとれる油に一般的な植物油に比べてω-3系脂肪酸であるα-リノレン酸を多く含むことから、スーパーフードオイルとして注目が高まっております。
α-リノレン酸は、体内で同じω-3系脂肪酸であるDHAやEPAに変換されることが知られており、血圧やコレステロールの低下作用、血栓予防効果、皮膚の健康維持効果などが報告されています。
ω-3系脂肪酸含む亜麻仁油は非常に酸化されやすい油であり、また常温で液状油脂であることから食品への利用法が限られております。しかし池田糖化工業は、より多くの加工食品へ利用できるようにすることを目的として、亜麻仁油を粉末化する研究開発を行ってまいりました。
◆池田糖化工業の新素材『亜麻仁油パウダー20E』の酸化安定性向上について
2017年、池田糖化工業は、酸化安定性に優れた機能性粉末油脂『亜麻仁油パウダー20E』を開発し、現在、加工食品メーカー向けに販売を行っておりますが、独自の乳化技術・製造技術により酸化安定性をさらに向上させることに成功しました。
この品質強化により、これまでの品質保証期間である常温6ヶ月を1年に延長し、これまでより幅広い加工食品への利用が可能になりました。
◆製品スペック
【製品名】亜麻仁油パウダー20E
【性状】白色粉末
【成分規格】α-リノレン酸含量20%以上
【主な用途】加工食品全般
この製品は、α-リノレン酸含量、過酸化物価、風味などの経時安定性を確保した亜麻仁油の乳化粉末で、粉末中にα-リノレン酸として20%以上を規格化しております。
白色の粉末状で水分散性に優れ、水溶解時および加熱時にも油浮きしません。
また、本製品に使用している原材料は全て植物起源原料のみであり、ベジタリアンやヴィーガン向け食品にも対応できる素材です。
◆会社概要
商号 : 池田糖化工業株式会社
代表者 : 代表取締役社長 池田 直之
所在地 : 〒720-8638 広島県福山市桜馬場町2番28号
設立 : 昭和10年6月1日
事業内容: 調味素材、デザート素材、機能性素材、着色料素材、甘味料素材、
その他各種食品加工
資本金 : 4億794万円
URL : https://www.ikedatohka.co.jp/
【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
池田糖化工業株式会社 第二開発室
Tel:084-957-3402