株式会社ハピクロ株式会社ハピクロのプレスリリース
株式会社ハピクロ(福岡県北九州市、代表取締役社長:吉田 英啓、以下 ハピクロ)は、HACCPに基づいた食品衛生管理をサポートするIoTシステム「HACCPPy(ハサッピー)」を開発し、2021年6月1日(火)より提供開始いたします。
新型コロナウイルス感染症対策も同一システム内で管理できる設計で、新型コロナウイルス感染症対策と2021年6月に完全義務化されるHACCP対応で二重に業務負荷が高まっている飲食店を、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進による業務効率化でサポートします。【URL】https://hapikuro.com/
【「HACCPPy」でできること】
1.煩雑なHACCP(※1)関連の計画・記録作成・管理の省力化
2.ペーパレスによるコスト削減
3.コロナ対策業務の標準化・省力化
- 「HACCPPy」誕生の背景
食品衛生法の改正により、2020年6月に原則すべての食品等事業者に対するHACCP(※1)に基づいた食品衛生管理の義務化がスタートし、1年間の猶予期間を経て2021年6月からは完全義務化されます。しかし、HACCP対応に対する金銭的・人的リソースに余裕がないことなどを理由として、HACCP導入済みおよび導入途中の事業者は 40.5%(※2)にとどまり、過半数の事業者が未導入の状況です。
しかし、コロナ禍の飲食業においては新型コロナウイルス感染症対策とHACCP導入両方の食品衛生管理の徹底が求められ、従来よりも食品衛生管理業務に対する負担感がますます高まっています。
ハピクロは、DX(※3)の実現により企業・店舗が投資対効果を感じやすい「管理業務の効率化」および「業績改善」に役立つHACCPサポートシステムを開発・提供し、北九州市を中心とした飲食業のコロナ禍における事業継続をサポートするとともに、HACCP導入の普及・促進を目指します。
※1:Hazard Analysis and Critical Control Point。食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法。(出典:厚生労働省HP)
※2:出典:農林水産省食料産業局食品製造課「令和元年度 食品製造業におけるHACCPの導入状況実態調査結果」 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/haccp/attach/pdf/h_toukei-6.pdf
※3:企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。(出典:経済産業省「DXガイドライン」)
- 「HACCPPy」について
<主な機能>
1.店舗内に設置した温度センサーで、室内や冷蔵/冷凍庫内の温度を自動記録
2.各種衛生チェックリストをタブレットで記録し一括管理
3.コロナウイルス対策に関するチェックリスト作成
4.クラウドによるリモートでの多店舗管理機能
<システムイメージ>
なお、HACCPPyの開発は公益財団法人北九州産業学術推進機構(以下 FAIS)の「北九州e-PORT構想2.0新ビジネス創出支援事業」に採択され、FAISと連携して取り組んだ事業です。また、HACCPPyは日本マイクロソフト株式会社様が提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上で稼働しており、北九州市内のクラウン製パン株式会社様直営店での実証実験を経て提供開始に至りました。
<販売方法>
直販もしくは、販売代理店を通じて全国対応
- 株式会社ソラコム様のコメント
この度のハピクロ様の飲食店向けHACCPサポートシステム「HACCPPy」の提供開始を心から歓迎します。SORACOMのIoT通信は、セルラー(LTE)を用いるため、移動体でのセンシング、位置情報取得に最適です。本ソリューションが、中小飲食業ビジネスのデジタル化を力強くサポートしてくれることを確信しています。
株式会社ソラコム 代表取締役社長 玉川 憲
- 日本マイクロソフト株式会社様のコメント
日本マイクロソフト株式会社は、Microsoft Azureを活用いただいたハピクロ様のHACCPPyの提供開始を心より歓迎します。
DXおよびIoTを通じて飲食店の生産性向上に役立つソリューションとなることを期待しております。
日本マイクロソフト株式会社
パートナー事業本部 副事業本部長
業務執行役員
サービスパートナービジネス統括本部 統括本部長 近藤 禎夫
- 東京エレクトロン デバイス株式会社様のコメント
東京エレクトロン デバイス株式会社は、Microsoft Azureのプロバイダーとして、同製品を活用したHACCPPyの提供開始を心より歓迎します。IoT技術を使った食品衛生管理の効率化を通じ、アフターコロナの飲食店のV字回復にも貢献できると期待しております。
東京エレクトロン デバイス株式会社
EC BU クラウドIoTカンパニー プレジデント 初見 泰男
- レンジャーシステムズ株式会社様のコメント
レンジャーシステムズ株式会社は、当社が提供するBLEゲートウェイおよび防水防塵プローブ温度センサーが組み込まれたHACCPPyの提供開始を心より歓迎します。
飲食店の間接業務の効率化を通し、飲食店の皆様が新型コロナウイルス感染症対策とHACCP導入の完全義務化を乗り越える一助となることを期待しております。
レンジャーシステムズ株式会社 IoT事業部 部長 矢数 昌博
- ハピクロについて
ハピクロでは保育園運営事業と並行して、保育業界や飲食業界でのIT/IoT導入支援事業を展開しています。
同事業の拡大を図るため、保育園給食向け食品衛生管理システム構築のノウハウを活かし、今後HACCP義務化により需要拡大が見込める食品衛生管理システム市場への進出を目指しています。
<会社概要>
会社名:株式会社ハピクロ
所在地:北九州市八幡西区八千代町3-16
代表者:吉田 英啓
設立:2017年6月
URL:https://hapikuro.com/
事業内容:保育園運営事業、育児支援事業、IT/IoT導入支援事業
- 連携先 KLSCについて
法人名:公益財団法人 北九州生活科学センター
所在地:福岡県北九州市戸畑区中原新町1番4号
理事長:池田 光政
設立:1970年10月(2012年4月公益財団法人へ移行)
URL:http://www.klsc.or.jp/
事業内容:保健衛生および環境に関する検査、調査、研究、啓発および相談
- お客様からのお問い合わせ先
株式会社ハピクロ 中田佳孝
e-mail:sales@hapikuro.com
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