600のプレスリリース
無人ストア関連事業を展開する600株式会社(本社:東京都 千代田区、代表取締役:久保 渓、以下 600)は、当社が運営するAIによる自販機DXサービス「Vending Hero」(ベンディングヒーロー)が、このたび10万台のサービス提供契約を締結しましたのでお知らせします。
Vending Heroは、過去の売上データを含む各種データと業務経験豊富で様々な知見を有するルートオペレーション担当者からのフィードバックを融合し、AIによって「コラムと補充本数の最適化」と「自販機訪問計画の最適化と自動化」を提供するサービスを提供しております。
これまで、経験豊富なルートオペレーション担当者と不慣れな担当者で質のばらつきなどが多かったルートオペレーション業務において、Vending Heroを導入することで、経験豊富なトップルートセールス担当者の知見をシステム全体に反映し全体の業務底上げを可能にするとともに、各種帳票作成業務などにかける時間を削減することが可能になります。
また、自販機の商品コラム※も売れ行きを考慮して最適化されたセットが自動的に提案されます。この訪問スケジュールと商品コラムの最適化によって、無駄な訪問が減ると同時に、販売の機会ロスを減らします。
これらの結果、自販機運営の質の底上げを実現するとともに、空いた時間でロケーションオーナーとの関係強化や自販機周辺のイベントなどの調査、特殊なロケーションを加味した特別対応計画の策定など、ルートオペレーションに携わる担当者が、付加価値の高い業務により多くの時間を充てることができるようになります。
このたびの10万台の契約に先駆けて実施された実証実験においては、複数営業所で1,000台を超える規模を対象に約一ヶ月間実施されました。
業務効率を測る指標として定めた1訪問あたりの補充本数において、最大で39%の改善を記録したルートがあり、全体でも1ルートあたりの平均補充本数は前年同月比24%の改善を記録しました。売切率やその他関連指標の推移等を加味したモデルケースとなるルートにおいても改善率30%を記録するなど、全体として大幅な改善を記録し、このたびの10万台契約の締結へと至りました。
引き続きVending Heroによって自販機DXを実現し、業界全体の発展に貢献できるよう尽力してまいります。
(※コラムとは:自販機を開けた裏側にある商品を入れる入り口のこと)
【本サービスの詳細とお問い合わせ先】
サービスURL: https://vendinghero.ai/
お問い合わせ先:https://vendinghero.ai/#contact
【600株式会社 代表取締役 久保渓プロフィール】
1985年、長崎市生まれ。高校卒業後、米国Carleton Collegeに進学。政治科学とコンピュータ科学のダブルメジャーで卒業。2008年にIPA未踏事業に採択。同年、Webサービス売却を経験。
2010年3月にサンフランシスコで fluxflex, inc.(フラックスフレックス)を創業。
2012年帰国。2013年5月に ウェブペイ株式会社を創業。クレジットカード決済サービス「WebPay」をリリース。2015年2月にLINE株式会社の傘下となる。2015年3月よりLINE Payの立ち上げに参画。
2017年5月にLINE Payが国内3000万ユーザーを突破したのを区切りとして退職。2017年6月に 600株式会社を創業。無人ストア(自販機)の「600」を提供している。
【600株式会社 について】
600株式会社は2017年6月に創業し、オフィス向けミニ無人コンビニ「600」とマンション向け無人ストア「Store600」、そして自販機DXを支援する、AIを用いた自販機訪問最適化システム「Vending Hero」を運営しております。徒歩1分圏内の「半径50m商圏」を充実させるべく、ヒトとモノの距離をより身近にする最先端の購買体験を提供しております。
また従業員の生産性向上の観点から創業より週休3日制の働き方を実施しています。
【600株式会社 会社概要】
社名 :600株式会社
代表者:代表取締役 久保 渓
所在地:東京都千代田区東神田2丁目1−9
設立 :2017年6月
事業内容:オフィス向け無人コンビニ「600」の運営/マンション向け無人ストア「Store600」の運営/自販機DXを支援する、AIを用いた自販機訪問最適化システム「Vending Hero」の運営
URL :http://www.600.jp/