室内熱中症やマスク熱中症も予想される2021年の夏、さらなる熱中症対策が重要に「隠れ熱中症」 子ども65%、高齢者76%が経験!子どもの1日の水分補給量、実は約500mlも不足!!

日本コカ・コーラ株式会社のプレスリリース

 日本コカ・コーラ株式会社の熱中症対策飲料売上No.1(※1)の「アクエリアス」は、熱中症対策には欠かせない水分補給を呼び掛ける啓発活動を行っています。熱中症発生場所の約4割は敷地内すべての場所を含む住居となっており(※2)、新型コロナウイルスによりステイホームが呼び掛けられ、在宅時間の延長でさらなる増加が懸念される“室内熱中症”や高温多湿の環境下でのマスク着用により発症する“マスク熱中症”の危険性も高まり、いつでも、どこでも熱中症になってしまう可能性があります。
 そこで、「アクエリアス」は、小学校1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者516人と65歳〜75歳の高齢者208人を対象に、水分補給や熱中症に関する実態調査を行いました。調査では、調査対象者の水分摂取量について、1日に必要な水分摂取量に満たないこと等が分かりました。今回の調査結果を元に1日の水分摂取状況を調べる実証実験を行い、その様子を動画として公開します。また、望ましい熱中症対策について、ふじみの救急病院院長の鹿野晃先生にアドバイスをいただきました。

 

子どもと高齢者の「水分補給や熱中症対策に関する お悩み実態調査」

●気付かないうちになってしまう「隠れ熱中症」※ 子どもの65%が経験
熱中症は高齢者の13.0%、子どもの25.6%が経験し、日中だけでなく、就寝中にも発症しています。また、高齢者の76.0%、子どもの65.7%は熱中症とは気づかずに熱中症になる「隠れ熱中症」を経験し、多くが「自宅」で発症しています。
※「隠れ熱中症」とは、熱中症になった自覚はないけれども、熱中症に近い症状として暑さによる吐き気やめまい、ふらつきなどの経験をしたことを指します。

●定期的な水分摂取を心掛けているのに、実際の水分摂取量は足りていない
約2L必要といわれる1日の水分摂取量に対し、子ども1433.0ml、高齢者1776.5ml。1時間で約200mlが必要な水分摂取量に対し、子ども165.2ml、高齢者148.0mlと推奨値を下回る結果となりました。水分摂取の重要性はわかっていても、十分に摂れていないのが実態です。

●水分摂取は重要! 分かっているのに実践するのは難しい…
保護者の93.8%は子どもの外出時に飲料を持たせていますが、「水筒自体が重い」「残してくる」など悩みは尽きません。子どもに1日に必要な水分量を摂らせることについても、保護者の63.4%が「難しい」と感じています。水分補給は重要だと分かっていても、実践するのは難しい実態がうかがえます。

(※1)熱中症対策飲料市場における2019年度のブランド別売上実績(TPCマーケティングリサーチ(株)調べ)
(※2)総務省消防庁 熱中症による救急搬送者の内訳(平成25年~平成30年合計)

熱中症リスクは屋外だけじゃない?! 高齢者は就寝中にも熱中症を発症

 小・中・高の子どもを持つ保護者516人と、65歳〜75歳の高齢者208人に熱中症について聞きました。保護者には自分の子どものことについて、高齢者には自分自身のことについて答えていただきました。まず、過去5年間で熱中症になった経験を聞くと、高齢者13.0%、子ども25.6%が熱中症を経験しており、高校生は33.3%と3人に1人が経験しています[図1-1]。

 
 熱中症経験者159人に、熱中症になった時間帯を聞くと、「10時台」(8.2%)から増え始め、「14時台」(45.3%)をピークに「16時台」(13.2%)が熱中症のリスクが高くなっています。高齢者は日中だけでなく、「3時台」(3.7%)から「6時台」(3.7%)の間でも発症しており、就寝中にも熱中症リスクがあるようです[図1-2]。

気付かないうちになってしまう「隠れ熱中症」 子どもの65%、高齢者の4人に3人が経験

 熱中症には、自分では気付きにくい「隠れ熱中症」があり、暑さによる吐き気やめまい、ふらつきなどの症状が現れます。暑さによるこれらの症状について聞くと、高齢者76.0%、子ども65.7%が経験しています[図2-1]。

 

 隠れ熱中症経験者497人にこれらの症状が起きた場所を聞くと、子どもは「運動場や学校の校庭」(36.0%)に次いで「自宅」(26.8%)が多く、高齢者は「自宅」(48.7%)が最も多くなっています[図2-2]。
 熱中症というと、日中に屋外でというイメージがありますが、実は室内で発症することが多いようです。

7割が「定期的な水分摂取」を心掛けていても、「起きてすぐ」や「就寝時」は水分摂取ができていない

 熱中症対策として行っていることを聞くと、子ども(65.9%)も高齢者(73.6%)も「定期的な水分摂取」を心掛けています。しかし、「起きてすぐ水分摂取」しているのは子ども20.7%、高齢者44.2%と半数以下で、「就寝時に枕元に飲料を置く」のは1割台(子ども12.8%、高齢者19.2%)しかいませんでした[図3]。

 定期的な水分摂取を心掛けているつもりでも、実際にはできていないシーンもあるようです。
 熱中症を予防するためには、寝る前、起床時、スポーツ中およびその前後、入浴の前後、そして喉が渇く前のこまめな水分補給を心掛けることが重要です。
 

 

子どもと高齢者 水分補給の実態

 

  1日2リットル、1時間で200mlの水分摂取量 子どもも高齢者も足りていない
 水分摂取量は年齢や性別、活動レベルにより異なりますが、厚生労働省の「『健康のため水を飲もう』推進運動」では「1日2.5リットルの水が必要」とし、目覚めの一杯と寝る前の一杯の「あと2杯水を飲む」ことを呼び掛けています。

 そこで、実際に1日どれくらいの水分を摂っているのか聞いてみました。すると、平均で子どもは1433.0ml、高齢者は1776.5mlとなりました[図4-1]。水分は食事からも摂れることから、飲み水としては1日2リットルが目安といわれていますが、子ども(達成率71.7%)も高齢者(達成率88.8%)も足りていません。
 

 また、水分は1時間でコップ1杯程度(200ml)を複数回に分けて飲むことがよいとされていますが、1時間に飲む水の量について聞いたところ、平均して子どもは165.2ml(達成率82.6%)、高齢者は148.0ml(達成率74.0%)となり、1時間あたりに飲む量も不足していることが分かりました[図4-2]。

定期的摂取を心掛けているのに、水分摂取量も摂取方法も「知らない」、水分摂取量も「足りていない」
 1日に必要な水分摂取量について知っているかと聞くと、「知っている」と答えたのは子ども23.8%、高齢者55.8%にとどまり、子どもの69.4%、高齢者の44.2%が「知らない」と答えました[図5-1]。1日数回に分けて飲む摂取方法についても同様の結果で、子どもの60.9%、高齢者の39.4%が「知らなかった」と答えています[図5-2]。前述図3の通り、7割前後が「定期的な水分摂取」を心掛けていますが、具体的な量や飲み方は把握していないようです。そこで、1日に必要な水分摂取量を摂れていると思うかと聞くと、子どもの59.7%、高齢者の43.3%が「足りない」と答えました[図5-3]。水分摂取の必要性は重々分かっていても、具体的に理解していないために十分にはできていない、というのが実態のようです。
 

夏に飲む量が増えるのは「ノンカフェインのお茶」や「水」 水分だけでなくミネラルの補給もお忘れなく

 夏になると飲む量が増える飲料を聞きました。子どもは麦茶、ルイボスティー、ほうじ茶などの「カフェインを含まないお茶系飲料」(45.9%)、「水・ミネラルウォーター」(33.3%)、「スポーツドリンク/機能性飲料」(26.2%)、高齢者は「水・ミネラルウォーター」(49.0%)、「ビール」(22.1%)、「カフェインを含まない・少ないお茶系飲料」(21.6%)の順となりました。
 汗をかくと、体内の水分とともにナトリウムやカリウムなどのミネラルが失われます。熱中症のリスクが高まる夏は、水分だけでなく、スポーツドリンクで水分とミネラルをスムーズに補給しましょう。
 

子どもと高齢者 水分補給の悩み

子どもの水分摂取 保護者の63%が「子どもに1日の必要量を摂らせることは難しい」と悩みのタネに

 

 保護者全員に子どもに1日に必要な水分量を摂らせることは難しいかと聞くと、63.4%が「難しい」と答えました[図6]。また、外出時に子どもに飲み物を持たせている保護者484人に、飲料を持たせるときの悩みを聞くと、「水筒自体が重い」(36.0%)、「残して帰ってくる」(35.7%)が上位に挙げられました[図7]。例年の猛暑に加えて、マスク熱中症も見過ごせない今年の夏。子どもに適切な水分補給、熱中症対策を実践させるのは、容易ではなさそうです。
 

 

高齢者の水分摂取 必要な水分量を飲むのが難しいと感じる高齢者が3割

 次に、高齢者の水分摂取の悩みについて聞きました。全員に1日に必要な水分量を摂ることは難しいかと聞くと、30.3%が「難しい」と答えました[図8-1]。難しいと答えた高齢者63人にその理由を聞くと、「飲みたいと思わない」(47.6%)、「飲むとトイレが近くなる」(44.4%)、「喉があまり渇かない」(39.7%)が水分を摂らない理由として挙げられました[図8-2]。
 また、外出時に飲み物を持ち歩く高齢者151人にふだんの水分摂取について聞くと、「喉が渇かなくてもこまめに飲む」は73.5%と多いものの、半数以上が「どれくらいの量を飲んでいるか飲用量の把握が難しい」(55.6%)と答え、4割は「正しい水分補給方法が分からない」(44.4%)と悩んでいます[図9]。高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、気付かぬうちに脱水状態になるケースもあり、熱中症のリスクも高まります。喉の渇きを水分補給のタイミングとするのではなく、意識的に摂るように心掛けましょう。
 

[調査概要]
●調査期間:2021年4月27日(火)~4月28日(水) ●調査方法:インターネット調査                                
●調査対象:30代〜40代の小学生・中学生・高校生の子どもの保護者516人、65歳〜75歳の高齢者208人
※本リリース上のスコアの構成比(%)は、小数第2位以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合もあります。
 

実証実験動画「熱中症対策に、あと少しの水分補給。+1アクエリアス」

https://www.youtube.com/watch?v=slCnuuHDums
 

 アクエリアスは、誰もが、どこでも発症するリスクがある熱中症に、水分補給での対策を啓発しています。実験では実際のご家族2組(高齢夫婦・親子)に協力いただき、1時間、普段通り過ごしてもらいながら水分を摂ってもらいました。加えて、オンラインでも5人に同様の実験を行ったところ、多数の方が1時間で飲むべき量(約200ml)の水分を摂取せずに過ごしているという結果になりました。意識しなければ思うようにできない水分補給。夏は屋内でも汗をかき、屋内熱中症の危険性も高まります。水分に加えてナトリウムも補給できるアクエリアスを、普段の水分補給にプラスして過ごすようにしましょう。
 

ふじみの救急病院院長・鹿野晃先生に聞く、熱中症対策と適切な水分補給

◆「マスク熱中症」を防ぐには、どうすればいい?
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、身体に負担がかかり熱中症のリスクが高くなります。屋外では周囲の人と十分な距離(少なくとも2m以上)を保ちつつ、マスクを外して適宜休憩しましょう。また、マスクをしていると口の渇きがあまり感じられないことから、喉が渇いていなくてもこまめに水分補給を心掛けましょう。

◆エアコンの特徴を知り、うまく活用しましょう
室内でも熱中症が多く発生しています。自宅で過ごすことも多い今年の夏は、エアコンを適切に使いましょう。屋外で少しでも体調に異変を感じたら、速やかにエアコンの効いた涼しい場所に移動してください。また、ほとんどの家庭用エアコンには換気の機能はありません。冷房時でも換気扇をつける、窓を開けるなどし、換気を行う必要があります。換気すると室内温度が高くなりやすいため、エアコンの設定温度を下げるなど、こまめに調整しましょう。

◆子どもと高齢者の注意事項
子どもや高齢者は体温調節能力が不十分なため、より熱中症のリスクが高くなります。地面に近いほど気温が高くなりますので幼児は特に注意が必要です。保護者やお世話をする人が適切な服装を選び、環境条件に応じて衣服の着脱を行いましょう。また、脱水に陥りやすいため、定期的な水分摂取の管理も一層重要です。

◆適切な水分補給方法
1.習慣をつける:起床時と就寝前、毎食後、おやつの時間にコップ1杯(200ml)の水分をとる習慣をつけましょう。これだけでも1200mlを補給できます。あとは、散歩や買い物、仕事など何か行動を起こす際にも水分補給をする習慣がつけば、かなり摂取不足を防ぐことができます。
2.目安をつくる:ペットボトルに目盛りを付けたり、最近では目盛り入りの水筒も手に入ります。それを参考にしながら飲むのもおすすめです。
 

鹿野晃(かの あきら)先生 ふじみの救急病院 理事長・院長/救命医
2011年の東日本大震災では東京消防庁の指令室で救急隊を指導。2018年11月、救急科と脳神経外科専門医が常駐する24時間年中無休の「ふじみの救急クリニック」(埼玉県三芳町)を開業。
2019年5月、自ら救急車を作り民間救急隊を設立、日本初の民間救急隊併設型の救急クリニックとなる。2020年12月、24時間PCR検査を行うなど地域医療に貢献、新型コロナウイルス重点医療機関に認定され「ふじみの救急病院」を開設。

 

熱中症対策にはミネラルを含む「アクエリアス」がおすすめ

 「アクエリアス」は、アクティブな生活の中で失われた水分とミネラル(※3)をはじめとして、アミノ酸(※4)、クエン酸、など動くカラダに大切な栄養素などを補い、万全のコンディションと前向きなマインドを取り戻すためのスポーツ飲料ブランドです。 
(※3)ミネラルとはナトリウムのことです。 (※4)アミノ酸とはBCAA、アルギニンのことです。

熱中症対策のポイント
●涼しい環境づくり…屋外では帽子、風通しのよい日陰や、室内なら冷房を利かせる温度調節
●衣服の工夫…吸汗・速乾素材や軽・涼スーツなどで服装を工夫する
●暑さに備えた体力づくり…日頃からウオーキングなどで汗をかく習慣を身に付けて、夏の暑さに負けない体づくり
●水分とミネラルの補給…大量の発汗があった場合、汗で失われたミネラルも適切に補える「アクエリアス」がオススメ

 

■製品名:「アクエリアス」 (品名:清涼飲料水)
■原材料名:果糖ぶどう糖液糖、塩化Na/クエン酸、香料、クエン酸Na、アルギニン、塩化K、硫酸Mg、乳酸Ca、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(スクラロース)、イソロイシン、バリン、ロイシン
■栄養成分表示(100ml当たり): エネルギー19kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物4.7g、食塩相当量0.1g、カリウム8mg、マグネシウム1.2mg、アルギニン25mg、イソロイシン1mg、バリン1mg、ロイシン0.5mg

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