新開発のペットボトルラベル用粘着剤が「サントリー天然水」で採用

東洋インキSCホールディングスのプレスリリース

トーヨーケム株式会社(代表取締役社長 町田 敏則、東京都中央区)は、サントリー食品インターナショナル株式会社と協働し、飲料ペットボトルに巻き付けるラベル(ロールラベル)の剥がしやすさを向上したホットメルト粘着剤を開発いたしました。

 

トーヨーケムは、ロールラベル用のホットメルト粘着剤における国内トップシェアメーカーで、粘接着剤をはじめとしたポリマー・塗加工事業を展開しています。この度、ペットボトルとラベルの接着強度をそのままに、従来よりも剥がしやすく、ペットボトルに粘着剤が残らないホットメルト粘着剤を開発しました。
ペットボトルを廃棄する際に分別しやすく、またリサイクル工程での効率・品質が向上することにより、ペットボトルの「ボトルtoボトル」水平リサイクルの推進に寄与します。

7月下旬より<サントリー天然水北アルプス信濃の森工場>で製造している「サントリー天然水」から本製品が採用され、他工場の製品にも順次採用予定です。

 本開発品は、独自の配合技術と新規評価技術により従来トレードオフの関係にあった接着強度と剥離性の両立を実現しました。トーヨーケムは、本製品の開発で培った技術を活かし、ロールラベル以外の用途にも展開してまいります。加熱すれば液状になり、冷却すれば固化するホットメルトは、有機溶剤を使用せず、乾燥工程も要らないことから、環境意識の高まりと共に、改めて注目が集まっています。
 トーヨーケムはポリマー・テクノロジーから生まれた要素技術を、お客様のニーズとマッチングさせ、イノベーション製品を開発することで環境負荷を低減し、循環型社会の実現へ向けて貢献していきます。
 

  • TOYOCHEM、およびTOYOCHEMロゴは、東洋インキSCホールディングス株式会社の商標もしくは登録商標です。

 

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