日本マクドナルド株式会社のプレスリリース
日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:サラ・エル・カサノバ)は、第4回「食の安全・品質サミット」を、2018年10月10日(水)に東京都内で開催いたしました。
このサミットはマクドナルドの原材料を供給する農場関係者、国内外のサプライヤー、流通業者、店舗を経営するフランチャイズオーナー、サラ・エル・カサノバCEOをはじめとした日本マクドナルドの取締役会メンバーや経営幹部が一堂に会し、“食の安全と品質”にまつわる議論を行うものです。各分野のベストプラクティスを共有してマクドナルドの商品全体の品質向上を図ったり、業界の動きや事業環境の変化をいち早くとらえた取り組みの構築などを通じて、お客様に安心しておいしく、高品質な商品をお届けすることを目的としています。
2015年から食の安全サミットを毎年開催し、4回目となる今回は、食の「品質」にもフォーカスを当てたサミットとして、「食の安全・品質サミット」と名を新たにし、292名が参加しました。「フードセーフティカルチャーの進化と最高品質の追求」をテーマに、マクドナルドのビジネス基盤である食の安全を進化させるとともに、お客様に最高のマクドナルド品質を提供していくことに焦点を当て議論を展開しました。CEOであるサラ・カサノバの決意の言葉に始まり、昨年のサミットで掲げたコミットメントを振り返って一年の活動を紹介したり、外部有識者からの基調講演では外食産業に期待するアレルギー対策についてお話しいただきました。その後、マクドナルドビジネスの継続的成長のために食品安全・品質面で何ができるかを議論し、今年度の新たな「3つのコミットメント」を全員の総意で採択し、来年のサミットまでにそれぞれがコミットメントの実現に向けて努力することを誓いました。
【第4回「食の安全・品質サミット」 3つのコミットメント】
1.フードセーフティの基盤を盤石にし、お客様の最高の店舗体験に繋がるクレンリネスの向上
2.産学官の連携のさらなる進化とリスクコミュニケーションの継続的な改善
3.サプライヤー各社に対し強いリーダーシップ、明確な期待値、指針を示す
日本マクドナルド株式会社CEOのサラ・エル・カサノバは冒頭の挨拶で、「昨年のサミットから今日に至るまで、マクドナルドの業績はさらなる成長を遂げ、お客様満足度も過去最高を記録しました。これもマクドナルドビジネスに携わる皆様のご尽力のおかげです。」と感謝の意を述べた上で、「食の安全・品質の追求は、マクドナルドビジネスにおいて今後も継続していくプロセスであり、自己満足している余裕はありません。日本におけるマクドナルドのポテンシャルはまだまだ大きく、長期的には食の安全と品質を強化する一方で、業界のリーダーとして環境への配慮、そしてより持続可能な社会づくりへの貢献にコミットすることを目指します。私たちはこれからも自信・情熱・フォーカスを持って前に進み、日本そして世界の皆様にマクドナルドの食の安全と品質とは何かを示していきましょう。」とエールを送り、チームとしての結束を緩めず、持続的な成長のために追求を続けていく姿勢を示しました。
外部有識者の基調講演では岩間元子氏(日本大学医学部小児科学系小児科学分野 アレルギー科 医師)が登壇し、食物アレルギー疾患の現状と外食産業に期待するアレルギー対策をテーマとした講演が行われました。正確かつ分かりやすいアレルギー表示や工場・店舗でのコンタミネーション防止、アレルギー疾患が発生した場合の対応など、食物アレルギーに対する正しい「情報」「管理」「知識」を、工場から店舗まで働く従業員全てが理解していることの重要性に触れた上で、アレルギー患者が安心して食事を召し上がることができる場を提供し続けることの必要性、そしてマクドナルドをはじめとする外食企業に対するアレルギー対策への期待を表明いただきました。
今回のサミット参加者であるサプライヤー関係者からは、「最高品質の追求はとても難しい課題であり、何をもって最高品質と言えるのかは人によって異なる。その点を各フィールドの人達と議論を交わしていきたい」、「マクドナルドをご利用いただくお客様からの信頼や期待を理解した上で、その信頼がより強固なものになるよう、原材料を作る立場の者として、最適なアクションをしたい」など、マクドナルドシステムとしての参画意識の高まりと、本サミットで得られた刺激を事業に活かしていく決意の表明が多く寄せられました。
また、「マクドナルドが実施する産学官連携プロジェクトを、さらに多くの品質管理に携わる方々が聴講することで、日本の食品の品質向上につながるのではないか」「食品業界のガイドラインとしてマクドナルドが今後リードしていけるよう、まずは産学官連携プロジェクトをさらに拡大し、マクドナルドが持つ品質管理の知見を広めていきたい」など、昨年のコミットメントの1つであった「学界を含めた産学官の連携/協働の強化」の進展に触れた上で、今回のサミットのテーマである「最高品質の追求」を目指す意見が多くのサプライヤーから寄せられました。
オフィススタッフからは、「マクドナルドが今後展開していくビジネスの中で、アレルギー表示の必要性を改めて認識した」との感想や、「来店いただくお客様がフードセーフティを感じることのできる、更なるアクションが必要だと思う」との意見が寄せられ、サミット内で参加者それぞれが得た知識や意見、感想を幅広く共有することができました。
マクドナルドはこれからも、「おいしさと笑顔と 快適なひとときを すべてのお客様に」の実現を目指し、お客様を第一に考えてお声を伺い、ご期待を上回る店舗体験のご提供に努めてまいります。また、国内のフードサービス業界のリーダーとして、お客様に安全な商品を提供するための、農場から店舗までのシステムの整備・向上と、現場の取り組みをお客様にお伝えするとともに、行政や食品業界の取り組みに参加し、日本国内における食の安全・品質への信頼向上に貢献できるよう一層努力してまいります。