食従事者と消費者をつなぎ、未来の食卓に変化を起こす「SUSTABLE(サステーブル)」好評開催中!

三菱地所株式会社のプレスリリース

三菱地所株式会社、農林中央金庫、株式会社日本経済新聞社及び株式会社日経BP等で構成する大丸有SDGs ACT5実行委員会※1は、テーマの1つに掲げる「サステナブル・フード」の取り組みとして、三菱地所が推進する食のプロジェクト「EAT&LEAD(イート アンド リード)」※2と共同で、新プログラム「SUSTABLE(サステーブル)」を9月14日より開催しています。

生産者や食品メーカーなどの食従事者は、全国各地において持続可能性に配慮した食材やその生産技術の開発を着実に進めています。他方で、これら食従事者の取り組みに対する消費者の認知が追い付かず、消費行動の変容に至らないという課題があります。
大丸有SDGs ACT5実行委員会は、この課題認識を同じくする「EAT&LEAD」とのコラボレーションにより、消費者がサステナブルな食材を身近に感じ、考えるきっかけの場を提供すること、そしてその先の行動変容を促すことを目的に、2021年8月18日にグランドオープンした、TOKYO TORCH常盤橋タワー「MY Shokudo Hall & Kitchen」を会場として、全6回のセミナー「SUSTABLE(サステーブル)」を開催中です。

先日実施した第1回、第2回は会場は満席となり、ご参加いただいた方からは「学びや発見があり、美味しい食事も頂けてとても満足だった。」、「これからは環境に配慮された食材や飲食店を選んでいきたいと思った。」といった前向きな感想を多数いただきました。

次回第3回は2021年10月12日(火)を予定しており、野生鳥獣被害防止のほか、環境保全など様々な課題解決につながる「ジビエ」がテーマです。京都府福知山市でジビエハンターとして活躍する傍ら、地域活性化への想いから自ら食肉処理施設を運営し、「国産ジビエ認証制度」の第1号を取得した株式会社ART CUBE 代表取締役社長 垣内規誠氏と、日本ジビエ振興協会 代表理事 藤木徳彦氏のお二人をお招きし、ジビエの食肉利用についてお話を伺います。また会場では、ジビエ振興を牽引しながら、フレンチレストラン「オーベルジュ・エスポワール」のオーナーシェフも務める藤木徳彦氏がその場で調理したジビエ料理を、参加者にご試食いただく予定です。

 

 

  • 「SUSTABLE ~未来を変えるひとくち~」 について

未来の食卓(テーブル)に持続可能性に配慮した(サステナブル)食材がならぶ姿を目指し、「SUSTAINABLE」+「TABLE」の造語から「サステーブル」と名付けました。
食従事者(「作り手」としての生産者やメーカー、「使い手」としてのシェフ)そして「食べ手」としての消費者が集い、サステナブル・フードの背景や生産者の想い、そして美味しさを共有することで、未来の食卓に変化を起こすきっかけ(ひとくち)を提供します。

  • 「SUSTABLE ~未来を変えるひとくち~」 開催概要(予定)

◆概 要:9月中旬から11月下旬にかけて開催する全6回の軽食つきセミナー。回ごとにテーマを設定し、テーマにふさわしいゲストのトークセッションをお聞きいただくほか、当日会場でシェフが調理するテーマ食材を使ったお料理(試食)をお楽しみいただけます。(詳細:https://act-5.jp/act/2021sustable
◆場 所:MY Shokudo Hall&Kitchen(東京都千代田区大手町2-6-4 TOKYO TORCH 常盤橋タワー3F)
◆時 間:18:30~20:00(開場18:00)
◆参 加 費:1,000円(税込) ※オンライン参加(試食なし)は無料
◆定 員:各回30名
◆お申込み:予約制/イベントプラットフォーム「Peatix」よりお申し込みください。
      次回(10/12開催<ジビエ>)申し込みはこちらから(https://act5-sustable3.peatix.com
◆主 催:大丸有SDGs ACT5実行委員会(https://act-5.jp
     三菱地所株式会社 EAT&LEAD(https://shokumaru.jp/eat-and-lead
◆後 援:

国連広報センター

◆運 営:株式会社NINO(https://ninoinc.jp/
◆日程・出演者(予定):

 

  日程 テーマ 出演者 ※順不同 申込み
第3回 10/12(火) <ジビエ>
獣害防止や環境保全につながるジビエの食肉利用
株式会社ART CUBE 代表取締役社長 垣内規誠氏
一般社団法人 日本ジビエ振興協会 代表理事 兼 オーベルジュ・エスポワール オーナーシェフ 藤木徳彦氏
Peatixにて受付中
第4回 10/29(金) <あたらしい食文化>
地球のサステナビリティを高める新しい食文化
ミヨシ油脂株式会社 食品本部 企画部 部長 志田政憲氏
DAIZ株式会社 取締役COO・業務オペレーション部長 河野淳子氏
株式会社ZENB JAPAN マネージャー 長岡雅彦氏
リストランテ・ラ・ブリアンツァ オーナーシェフ 奥野義幸氏
Peatixにて受付中
第5回 11/9(火) <サステナブルな農業>
持続可能な農業を目指す最前線の取り組み
はくい農業協同組合 代表理事組合長 山本好和氏
経済部 部次長 粟木政明氏
畑山農場 代表 畑山貴宏氏
PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO シェフ 岩澤正和氏
10/8(金)
Peatixにて予約開始予定
第6回 11/25(木) <日本酒とお米>
日本の田園風景を見つめなおす
宮坂醸造株式会社 社長室室長 宮坂勝彦氏
有限会社ファームいちまる 代表取締役 丸山房洋氏
サンス・エ・サヴール 料理長 鴨田猛氏
10/22(金)
Peatixにて予約開始予定

  • 【第1回<ウニノミクス>開催の内容】

開催日時:2021年9月14日(火)18:30〜20:00(開場18:00)
出演者(順不同):ウニノミクス株式会社 創立者 武田ブライアン剛氏(※ZOOMでのご出演)
         農林中央金庫 食農法人営業本部食農金融部部長(水産担当) 朽木一彦氏
         アンティカ・オステリア・デル・ポンテ 総料理長 ステファノ・ダル・モーロ氏
         アンティカ・オステリア・デル・ポンテ 東京店料理長 當間一貴氏

<ウニノミクス社事業概要の説明>
武田ブライアン剛氏から、世界中の海で地球温暖化などの環境変化によってウニが大量発生してしまい、そのウニが藻場の海藻を食べつくすことにより海の磯焼け現象が深刻化していたこと、そして、海藻食害を引き起こすウニを捕獲して陸上で畜養するシステムを構築し、海の生態系を守りながら美味しいウニを四季を通して流通させるという同社の事業についてご説明頂きました。生態系の回復だけでなく、地域経済の活性化や飲食店舗への安定供給という付加価値も提供する同社のこの取り組みに対し、参加者からは熱い視線が注がれました。

<トークセッション>
その後、武田ブライアン剛氏と朽木一彦氏との対談により、世界中の海で起こっている磯焼けの現状や、海の豊かさを守るサステナブル・フードの未来について、トークが繰り広げられました。

<試食タイム>
会場キッチンでは、丸の内シェフズクラブのメンバーでもある「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」 (丸ビル36階)総料理長 ステファノ・ダル・モーロ氏及び同東京店料理長 當間一貴氏が、ウニノミクス社の畜養ウニをライブで調理。会場の参加者には、シェフお二人の環境に対する想いにじっくりと耳を傾けながら、『完熟トマトのブリュスケッタ、ウニノミクスの雲丹を乗せて BRUSCHETTA DI PANE CASERECCIO CON POMODORO FRESCO, OLIO DI OLIVA EXTRA VERGINE BIOLOGICO, RICCI DI MARE UNINOMICS』を召し上がっていただきました。

 

  • 【第2回<MEL認証>開催の内容】

開催日時:2021年10月4日(月)18:30〜20:00(開場18:00)
出演者(順不同):一般社団法人 マリン・エコラベル・ジャパン協議会 会長 垣添直也氏
         東町漁業協同組合 代表理事組合長 長元信男氏
         料理人 三上奈緒氏

<MEL認証の説明>
垣添直也氏から、「日本初、世界が認める水産エコラベル」として、日本の水産業を輝かせ社会に貢献することを目指す「MEL認証」についてご紹介いただきました。地球上から飢餓をなくすというSDGs達成のためには、水産資源の持続可能な供給を守ることが重要であること、また「エコラベル」の意義や機能、そして水産エコラベルが世界に認知されるまでの道のり等についてご説明いただきました。認証商品の例についてもお話があり、海の持続的な利用と聞くと壮大なテーマに感じられますが、消費者の普段の生活からも海を守ることができると学びました。

<トークセッション>
垣添直也氏、長元信男氏、三上奈緒氏より、海と水産物の持続的利用について熱く語っていただきました。長元信男氏からは、自身が代表理事組合長を務める東町漁業協同組合が日本で初めて「MEL認証」を取得し、日本一のブリの養殖事業者として世界にアプローチしていることをご説明いただいたほか、ゲストそれぞれの立場から、現在の海の環境や課題についてご経験を交えてお話いただきました。

<試食タイム>
会場キッチンでは、全国各地の生産者のもとを旅しながら、生産者の顔が見える食卓づくりを目指している料理人 三上奈緒氏が、東町漁協の養殖ブリを同氏が信頼を寄せる生産者の野菜とともに「ブリのタルタル」及び「ブリのトマト煮」の2品に仕上げ、鹿児島の酒蔵場の仕込み水を添えて会場参加者に提供しました。 

◆新型コロナウイルス感染症対応策について
・客席は会場定員の50%以下に設定し、参加者が密集状態にならないよう配慮いたします。
・入場時の体温検査・手指消毒を行うほか、原則としてお食事時を除きマスク着用をお願いいたします。
・当日体調のすぐれない方や、14日以内の海外渡航歴がある方、もしくはそのような方と接触された方のご参加はご遠慮いただきます。
・ご参加を事前予約制とし、万一感染者が生じた場合でもトレースできる体制を整えて実施いたします。
・感染状況によっては、縮小開催、延期または中止となる場合がございます。

※1 <大丸有SDGs ACT5とは>

大丸有を起点として、大丸有内外の企業・団体が連携し、SDGs達成に向けた活動を推進するプロジェクトとして、昨年2020年に始動しました。
「サステナブル・フード」「気候変動と資源循環」「WELL-BEING」「ダイバーシティ&インクルージョン」「コミュニケーション」の5つのテーマを設定し、具体的なアクションを通じて、社会課題の構造的な問題を明らかにするとともに、社会課題解決型コミュニティの形成をミッションとしています。今後も、5つのテーマをベースに本取り組み発の様々なプロジェクトやソリューションが生まれていく姿を目指します。また、本年度は個人の行動変容促進を目的とした「ACT5メンバーポイントアプリ」も導入し、より多くの方々がアクションに参加できる仕組みを構築しています。
大丸有SDGs ACT5公式サイト:https://act-5.jp

【実行委員会構成企業・団体】
三菱地所株式会社(委員長)、農林中央金庫(副委員長)、株式会社日本経済新聞社(副委員長)、株式会社日経BP、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、大丸有エリアマネジメント協会、大丸有環境共生型まちづくり推進協会、丸の内熱供給株式会社、株式会社三菱総合研究所

※2 <EAT&LEAD(イート アンド リード)とは>

生産者・消費者・レストランが共に手を携え、人々が心身共に健康になれる社会づくりを目指し、2008年より「食」に関する様々な活動を行ってきた「食育丸の内」プロジェクトが、より一層、「食」を通じてひとりひとりの本来的な幸せと成長に向き合える場作りを“リード”し“伴走”をしていきたいという想いから、2021年6月より「EAT&LEAD」として再始動。
常盤橋タワー3階「MY Shokudo Hall & Kitchen」を拠点として、食従事者と消費者が垣根を越え、対話を通して食に向き合うことで、ひとりひとりが「幸せの価値基準」を構築するきっかけづくりを行う様々なワークショップやプログラムを展開していきます。
EAT&LEAD公式サイト:https://shokumaru.jp/eat-and-lead/

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