老舗洋菓子ブランド「アンジェリーナ」を有するフランス食品大手 ベルトラン・グループとの合弁会社設立及び事業開始に関するお知らせ

株式会社JFLAホールディングスのプレスリリース

株式会社JFLAホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:檜垣 周作、以下「当社」といいます。)の子会社である株式会社菊家(本社:大分県由布市、代表取締役社長:齋藤 治雄、以下、「菊家」といいます。)は、この度、フランスの老舗洋菓子ブランド「アンジェリーナ」を有する食品大手企業ベルトラン・グループと合弁会社設立及びその事業を開始いたしますのでお知らせいたします。

1.合弁事業の目的
当社グループは、生産・流通・販売事業で構成される食品関連企業です。販売事業では、アラン・デュカス氏監修のショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」や資本業務提携先である株式会社スティルフーズとの協業によるフレンチレストラン「ブノワ(BENOIT)」、オーガニックベーカリーブランド「ル・パン・コティディアン」の運営に加え、フランス発のトリュフ専門店「アルティザン ドゥ ラ トリュフ」を国内で独占的に展開しています。流通事業では、フォアグラやキャビアをはじめとするフランス産食材やシャンパンブランド「ボランジェ」を中心とした酒類飲料などを輸入販売する当社グループ会社の株式会社アルカンが高級ホテルやレストランに卸販売を行っています。
ベルトラン・グループは1997年にオリヴィエ・ベルトラン氏によって設立されました。その後飛躍的な成長を遂げ、現在ではパリの高級ホテルや老舗レストランの運営から、「バーガー・キング」のフランス国内での展開、フランスの有名ステーキチェーン「ヒポポタマス」、魚介料理のチェーン店「レオン」、パブ・レストランのチェーン店、「オ・ビュロー」等のフランチャイズの他に、水産品やキャビア等の卸販売を行い、独自ブランドでレストラン展開を行う関連会社のアルカディス社もあり事業の多角化に成功しております。フランスではマクドナルド・フランスに続く飲食業界第2位、総売上高2600億円を超す大手食品企業です。
ベルトラン・グループの旗艦ブランドの一つである「アンジェリーナ」は、クラッシックなパリ本店のイメージを残しつつも、現代に合った新しいブランドイメージを作りながらフランスをはじめ世界10か国で27店舗展開をしています。これまで「アンジェリーナ」は80年代に日本へ参入を果たしていましたが、さらなる飛躍のためにフランス発高級ブランドの展開や食材流通の実績のある当社グループとの合弁事業が最善であると合弁会社設立の合意に至りました。今後、両グループが持つ事業運営ノウハウを持ち合い、これまでとは異なる新しい「アンジェリーナ」ブランドの展開を進めてまいります。

2.合弁事業の内容や出店計画
本合弁事業はベルトラン・グループが所有する「アンジェリーナ」の日本展開における当社グループとの協業であります。「アンジェリーナ」ブランドの日本国内における独占マスターフランチャイズ契約、開発契約及び商品製造契約を保有する合弁会社が、2022年から2026年にかけて、主要都市を中心にフラッグシップショップ及びショップの出店の他、各年度内に催事出店を計画しております。

3.合弁会社の概要
商号:株式会社アンジェリーナジャパン
本社:東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目5番6号
代表者・役職:代表取締役 伊﨑 岐子
設立:2021年7月27日
事業内容:飲食店、レストラン及び喫茶店の経営
資本金:51百万円
株主:株式会社菊家 80%、Bertrand Restauration SAS 20%

4.今後の見通し
中長期的に当社グループの業績やブランド価値の向上に寄与するものと考えております。

以上

●ベルトラン・グループについて

ベルトラン・グループは1997年創業、パリのカフェオープンからスタートし、2002年にはサンドイッチのチェーン店「バーツ」を立ち上げました。2005年には「アンジェリーナ」のライセンスを取得、同ブランドはベルサイユ宮殿やルーブル美術館などフランスでは国際的な有名地に出店、海外では現在10か国に進出しています。1880年に開業以来セレブが集う「ブラッスリー・リップ」や1686年開業の有名カフェ・レストラン「ル・プロコップ」、1927年から続く、ピカソやフジタ、ヘミングウェイなどの芸術家が集ったブラッスリー「ラ・クーポール」など、パリの歴史ある老舗店を取得、運営する一方で「バーガー・キング」のフランス国内での展開、フランスの有名ステーキチェーン「ヒポポタマス」、魚介料理のチェーン店「レオン」、パブ・レストランのチェーン店「オ・ビュロー」等のフランチャイズを手掛け、現在グループの総店舗数は1000店を超す勢いです。こうして飲食事業を着実に拡充する一方で2008年にホテル事業、2011年に不動産事業を開始、2017年には新たにリテール事業としてネスプレッソとのパートナーシップにサインして以来フランスでネスプレッソ店舗展開を行っており、グループ全体としても確実に業績を伸ばしています。

●アンジェリーナについて
「アンジェリーナ」は、1903年パリのリヴォリ通りにて創業時より美食の地位を確立してきたフランスの老舗菓子店です。約120年を経た現在もなお、世界中から多くの愛好家が訪れており、時代を超越した本物の高級ブランドとなっています。2005年に同ブランドをベルトラン・グループが買収し、国際的なフランチャイズ展開が可能となりました。現在フランスのみならず、レバノン、クウェート、カタール、バーレーン、UAE、サウジアラビア、中国、シンガポール、ニューヨーク、そして日本に進出、伝統的な主力商品である「モンブラン」と「ショコラ・ショー(ホットチョコレート)」をはじめとするパティスリー(生菓子)や焼き菓子、マロンクリームなどの小売商品を通じて「アンジェリーナ」の品質の高さと優雅さ、そして美食という価値観を伝え続けています。

●株式会社菊家について

株式会社菊家は、1956年(昭和31年)に大分県別府市にて創業、現在は大分県由布市挾間町に本社をおく創業65周年を迎えた菓子メーカーです。静かな田園風景と山々に囲まれ、自然豊かなこの場所に本社工場を構え、由布山系の湧水と地下水をブレンドした「こだわりの水」と、卵は久住山麓の契約養鶏舎で育った赤鶏の卵等を使用し、九州の大地の恵みによる自然の素材をいかし熟練した技で、安心・安全に、「自然」に拘り菓子製造しております。
大分県下の35店舗、福岡県(北九州市)1店舗、宮崎県(延岡市)1店舗の直営店にて販売する自社製造の洋菓子、和菓子、焼き菓子、プリン、ゼリーなどは「大分県銘菓」や「ゆふいん創作菓子」として幅広く親しまれています。中でも「ボンディア」やモンドセレクション最高金賞を連続受賞している「ドン・フランシスコ」、「豊後手焼煎餅」は大分県を代表とする銘菓となり、「ゆふいん創作菓子 ぷりんどら」や「ゆふいん創作菓子 蜜衛門」は全国でも愛される商品になっています。
その他、ベルギー王室御用達のショコラティエであるエルマン・ヴァンデンダー氏のライセンスを受け、日本国内で展開し日本全国のお客様にご愛顧いただいています。

以上
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