日本酒「innocent 50」数量限定生原酒10月22日から全国一斉発売

菊の司酒造株式会社のプレスリリース

酒造創業1772年、岩手県最古の酒蔵である菊の司酒造株式会社(盛岡市紺屋町代表取締役：山田栄作、以下「菊の司酒造」又は「弊社」)は、「感動の瞬間(とき)」をコンセプトとした生原酒シリーズinnocent（イノセント）を2021年10月22日より一斉に発売開始いたします。本州一の厳しい寒さの中で丁寧に低温発酵させた無垢な無濾過生原酒ならではの吟醸香と甘みが絶妙に絡み合った重厚なボディー、フィニッシュの爽快感のコントラストをご堪能ください。取扱店は全国30軒の契約酒販店。

【innocentとは】

1カ月以上の時間をかけて醸される日本酒。醪（もろみ）を搾り上げ出来上がったお酒を見る・味わうその瞬間は、蔵人にかけがえのない感動と喜びを与えてくれます。弊社では「その瞬間を一人でも多くのお客様と共有したい」という想いから、昨年「無垢-innocent-」シリーズをリリースいたしました。通常お酒を搾ってから、お客様のお手元に届くまで最短でも1～2週間を要します。しかし無垢シリーズでは、事前に予約で募った本数のみを搾った当日に蔵人総出で瓶詰めし、その日のうちに出荷。お客様からは「今までこんなにフレッシュなお酒を飲んだことがない」と喜ばしいお声を数多く頂戴いたしました。手ごたえを感じつつ臨む今年の酒造りでは、より多くのお客様にお届けする機会を創るべく、商品名を「innocent」シリーズに改めリリースいたします。innocentシリーズにおいても、さらにしぼりたてのスピード感とフレッシュでピュアな酒質を追求し、精米歩合などの違いで商品を展開予定。

【岩手の大地で醸される、発酵の奇跡】

「innocent」では原料米に「結の香」を代表とする岩手県の酒造好適米を使用しております。岩手の豊かな風土に育まれたお米を使い、本州指折りの寒さのなか醸されるお酒をお飲みいただくことで、より蔵人と大地の力強い息づかいをリアルに感じていただけることでしょう。また従来の商品ラインナップと一線を画し、「innocent」としてのおいしさを追い求めるべく、新しく設計をした3種類のレシピを基に醸造を行います。みずみずしい吟醸香や鮮やかでピュアな甘みを引き出し、生まれて間もない純真無垢なお酒を飲むことができるという価値を実感していただきます。

そして「innocent」でお届けしたいもう１つのテーマが、菊の司酒造の「今」。弊社は毎年の酒造りで生まれる気づきを常にブラッシュアップし続け、日進月歩の成長を歩んでおります。搾りたて無濾過生原酒という何にも染まっていない純真無垢なお酒は、その成長を鮮明に写した記録そのもの。当商品を追いかけ、味わっていただければ、確かな進歩を感じていただけることでしょう。発酵の「奇跡」と菊の司酒造の「軌跡」を楽しんでいただければ幸いでございます。

【菊の司酒造の想い】
菊の司酒造では、ここ数年の酒造りで活性炭素ろ過をせず原酒の状態で瓶詰めした「無濾過原酒」にこだわってまいりました。昨年はついに定番の本醸造酒「和の酒菊の司」まで無濾過原酒となり、私たちのありのままの酒造りを幅広いお客様にお伝えできる環境となっています。「innocent」はその取り組みの集大成ともいえるお酒で、火入れ（低温殺菌）を施さず「無濾過生原酒」の状態でお届けし、搾ったお酒に手を加えない、正真正銘ありのままの菊の司酒造がそこにはあります。

飲酒人口の減少に悩まされて久しい商況へ追い打ちをかけるようにコロナ禍がやってきました。「外飲みができないのを機に酒をやめた」というお声もあり、コロナ禍の影響による飲酒人口の減少が示唆されています。実際に弊社商品をお取り扱いいただく酒販店様からお話を聞いてみると、「常連客の来店が少なくなった。世の中が元通りになってもお客さんが戻ってくるかはわからない」と、厳しい実情が伺えます。
しかしこんな時だからこそ、私たちのお酒で笑顔をつくり、食の豊かさを実感していただきたいという想いがあります。菊の司酒造では、「優れた清酒を造り、できるだけ多くの人々に喜んで飲んで戴く事に最善の努力をつくす。そしてわが社に結ばれる人々により良い繁栄を実らせる。」という理念を掲げ続けており、正に今がその時だと確信します。仲間と楽しく飲む酒も一興、じっくりと食を楽しみながら飲む酒も一興。その先で「innocent」が私たちの酒造りの機微をお客様にお伝えすることができれば幸いです。