21年間熟成されたパルミジャーノ・レッジャーノのチャリティーオークション

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会のプレスリリース

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会は、2021年11月3日から6日までスペインのオビエドで開催される国際チーズフェスティバルの一環として開催される「ワールドチーズアワード」のスポンサーリストに加わりました。
イベント期間中、世界で最も古い食べられるチーズのひとつ、21年間熟成されたパルミジャーノ・レッジャーノのオンラインチャリティーオークションが開催されます。オークションは、募金プラットフォームであるGivergyを通じて10月27日から11月6日まで開催され、入札を希望する世界中の誰でも参加できます。入札と寄付は、次のリンクから行うことができます。https://givergy.uk/parmigianoreggiano2021/

パルミジャーノ・レッジャーノの最低熟成期間は12か月間で、その後、協会の審査員によってひとつひとつのチーズ玉の審査が行われますが、最長の熟成期間は設定されておらず、24か月、36か月、40か月、48か月といったパルミジャーノ・レッジャーノが販売されています。どの熟成段階においても比類ないアロマと風味を持つパルミジャーノ・レッジャーノですが、21年熟成ものは強いトーストの香りがし、麦わらがかった琥珀色になると予想されます。なめし革やアンダーウッド、トリュフ、そしてスモーキーなアロマも感じるはずです。組織は恐らくドライでもろく、そして非常に溶けやすいはずです。しっかりとしたストラクチャーのある、ゆっくり飲みたい濃厚なワインと一緒に味わうのが格別でしょう。

このチーズ玉は、2000年4月に故エリオ・ベルターニ氏が運営するラッテリア・ディ・タビアーノ工房によって製造されました。これは、アペニン山脈一帯の製品の保護と販売促進を行う協会から、権威ある「マウンテン・クオリティー」という賞を授与された最初のパルミジャーノ・レッジャーノのひとつでした。その後、彼自身がこのチーズ玉を購入し、妻と子供たちが慈善団体に寄付することに決めた2018年まで倉庫に保管されていました。

オークションの収益はすべて、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会本部の近くの非営利団体「マルコ・カノヴィ神父によって世界を助けましょう」と人道支援プロジェクト「ハートの形」に寄付されます。

マルコ・カノヴィ神父は、ウガンダでの人道的活動に人生を捧げ、マタニー病院と看護助産師学校の建設を支援しました。彼は子供や若者に教育とより良い生活を提供することに情熱を注いでおり、この地域に小中学校の両方を建設してきました。とりわけ、彼の使命の目的は、井戸を掘削し、点滴灌漑システムを構築し、土地を耕作することによって農業条件を改善することです。カラモハ地域での彼の使命は、地元の農家がトウモロコシ、野菜、果物、その他の作物のプランテーションを作り、繁栄するのを手助けすることでした。

カノヴィ神父の非営利団体に寄付されたオークションの収益は、ウガンダのアペイトリムに2022年竣工予定の小児医療センターの建設やスタッフのトレーニングと採用、および医療機器の購入に充てられます。

「ハートの形」は、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会とともにイタリア国内外でチーズを宣伝するナツィオナーレ・デル・パルミジャーノ・レッジャーノが発足させたプロジェクトです。これは、跣足カルメル会や非営利団体ママ・ソフィアなど、中央アフリカのさまざまな人道的使命に関連しています。ママ・ソフィアは、2017年~今年2月までコンゴ民主共和国のイタリア大使を務めたルカ・アタナシオの妻であるザカリア・セディキが運営している非営利団体で、子供たちに医療、きれいな水、教科書を提供することでコンゴで深刻な困難に直面している女性とその家族を支援しています。

「ハートの形」に寄付されたオークションの収益は、コンゴ共和国のボーマにある栄養失調対応を専門とする医療センター、ママ・ソフィア医療センターの支援に充てられます。センターは毎年少なくとも100人の子供たちの医療支援をしています。

21年熟成のパルミジャーノ・レッジャーノは、「ワールドチーズアワード」にて展示され、期間中、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会が常駐してサンプリングスタンドも設置されます。

パルミジャーノ・レッジャーノとは?
イタリアチーズの王様と称されるパルミジャーノ・レッジャーノは、北イタリアの限られた地域のみで、約1,000年の伝統を守り、添加物を一切使わずに職人の手により作られています。通常、約2年という長い熟成の間に育まれる深い旨味と独特な食感が特長で、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会の厳しい審査を合格したものだけがその名を名乗ることができます。

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会は、1934年に設立されたこのチーズの全生産者が所属している非営利団体です。チーズの品質審査および本物の証としての押印を行い、世界中に広く出回る模倣品から本物を守り、正しい知識や認知度、そして消費量を向上させるための活動も行っています。
https://www.parmigianoreggiano.com/

ワールドチーズアワードとは?
職人の手によって作られたチーズをより多くの人々に伝えるために1988年に設立された世界最大のチーズ単体のコンテスト。 (ヨーグルト、クリーム、バターなどのチーズ以外の乳製品は出品出来ない。)海外渡航の制限により2020年から延期された今年のイベントは、これまで以上に大規模かつ国際的になり、42か国から3,000を超えるエントリーが予想されています。

ワールドチーズアワードは、チーズの伝統、革新、卓越性を称え、30年以上にわたって世界中のチーズメーカー、小売業者、バイヤー、消費者、食品評論家を集めてきました。小規模チーズ工房の職人から世界の大物まで、世界最高のチーズ職人たちがこの大会でチャンピオンに輝いています。
https://gff.co.uk/awards/world-cheese-awards/

【問い合わせ先】
パルミジャーノ・レッジャーノ・インフォメーション・センター
 (株) 旭エージェンシー内
E-mail: info@parmigianoreggiano.jp  
https://www.facebook.com/parmigianoreggianoJP

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