ビタミンちくわ70周年 黒部ダム建設の活力 ちくわカレー再現 10/29

株式会社スギヨのプレスリリース

1952年に発売されたビタミンちくわは、2022年で70周年を迎えます。70年の節目を前に、ビタミンちくわが黒部ダム建設工事の賄いカレーに使われていたことがわかりました。「世紀の大工事」を成し遂げた偉大なヒーロー・建設作業員たちと、彼らの食を支えた小さなヒーロー・ビタミンちくわの職人が、10月29日、長野県大町市で初めて出会い、思い出のカレーを食べながら当時を振り返ります。

<概要>
黒部ダム建設当時に提供されたちくわカレーを再現する。
工事関係者による対談やビタミンちくわ職人のインタビューなどと合わせ、
ビタミンちくわと黒部ダムの知られざる歴史を描き、後世に伝えるための映像を制作する。
 

参加者:昭和30年代のビタミンちくわ職人(石川県能登)
    黒部ダム工事の元作業員、カレー調理人
    山小屋でちくわカレーを作っていたご夫妻 計5名

日 時:10月29日(金)
11:00 カレー再現「間組で出されたカレー等」
    ビタミンちくわ職人インタビュー「ちくわに込めた職人の思い」
13:30 カレー実食:全員「味の感想、思い出振り返り」
15:00 黒部ダム関係者対談「建設の思い出、苦労、現場での食事、カレーの思い出」
16:00 ビタミンちくわ対談「山小屋のカレー、長野県民にとってちくわとは」

場 所:扇沢レストハウス 〒398-0001 長野県大町市平2117

この様子は、ビタミンちくわ誕生70周年事業の一環として映像に収め、
地元の歴史や食文化を学ぶ小学校での食育活動などで活用されます。
 

  • ビタミンちくわとは

石川県発祥、現在も石川県で製造しているにも関わらず、その生産量の7割を長野県の皆様に食べていただいています。かつてビタミンちくわは、七尾港から船で直江津港へ。その後荷馬車に積み替えて、長野県まで運ばれました。衛生面を保ったまま長距離移動を可能にするため、炭火でよく乾燥させた木箱に、塩を詰めたちくわを入れて運びました。
おかげさまで、現在もたくさんの長野県民の皆様に愛されて、2022年で誕生70周年を迎えます。

 

 

 

  • 黒部ダムとの関係

 

1956年から1963年に行われた黒部ダム建設工事の賄いで、ビタミンちくわ入りの「ちくわカレー」が出されていました。当時の作業員の方々のインタビューによると、週1回のカレーが待ち遠しく、翌朝「昨日のカレーが残っていないか」と賄いさんに聞いていた人もいらしたそうです。ルーがかなり硬めでご飯は少なめ。黄色いカレーには、ちくわのほかにたまねぎ、にんじん、じゃがいももごろごろ入っていたそうです。過酷な作業現場で娯楽もない中、唯一の楽しみと言えるのが食事の時間。明日の活力へ、ちくわは貴重なタンパク源となってい

ました。また、長い筒状のものに穴があいていることから、トンネルの貫通を想起させ、ダム工事では縁起のよいものと考えられていました。

海のない長野県では、昔から肉の代わりにちくわを入れる習慣があり、いまも続いています。
 

 

 

  • 株式会社スギヨ

1640(寛永17)年創業。能登・七尾で魚商を営んでいた杉野屋与作から始まり、明治に入って練り製品の製造を開始。1952年、戦後の栄養難の時代に「ビタミンちくわ誕生」。1972年、世界初のカニカマ「かにあし」を開発。2016年、うなぎ風蒲鉾「うな蒲ちゃん」発売。現在は、練り物を進化させるだけでなく、すり身を使わない商品開発や農業事業などにも取り組んでいます。
 

  • お問合せ

担当:水越(広報)
TEL:0767-53-8404
E-mail:y-mizukoshi@sugiyo.co.jp
 

  • 企業情報

株式会社スギヨ
〒926-0835 石川県七尾市西三階町10号4-1
TEL:0767-53-0180(代表)

事業内容:水産練製品・加工品製造販売、冷凍魚塩干魚等の販売、惣菜類の製造販売、菓子製造販売、
水産練製品・加工品及び水産物の輸出入、食品の冷凍冷蔵業
従業員:750名
営業拠点:東京、名古屋、大阪、北陸、札幌、仙台、長野、広島、福岡
工場:商業団地・北陸(石川)、関東(茨城)、北海道、下関流通加工センター
グループ企業:SUGIYO U.S.A.,INC. 株式会社高浜、株式会社能登半島、マルタスギヨ株式会社
美野里デリカ株式会社、株式会社山崎水産
 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。