軒先株式会社のプレスリリース
■背景
新型コロナウィルスの流行による度重なる緊急事態宣言の発令と、その影響で変わる人々のライフスタイルは飲食業界に大きな影響を及ぼしました。多くの店ではデリバリーやテイクアウトを開始する、感染対策を徹底する等対応されていますが、企業側のテレワークの推進や人々の巣籠り消費には対応しきれず、ほとんどの店で大きく売り上げを落とす事態となりました(下記参照)。そして売り上げ減に対応しきれず、閉店を余儀なくされた店も多数あることも予想されます。
出典元:株式会社橋本商会リリース(PRTimes)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000069828.html
一方でコロナ禍でも人々の生活圏に自ら入っていけるキッチンカーはその数を増やしています。一般社団法人「日本キッチンカー協会」(本部・横浜市)によると、加盟車両数は約120台だった2019年に対し2年後の2021年には350台と約3倍に増えているそうです。
(参考元:日本農業新聞 https://www.agrinews.co.jp/news/index/9758)
しかし、もともとコロナ前から初期費用の低さなどのメリットからキッチンカーへの注目が高まっていたことや、大手飲食チェーン店の参入により、コロナ禍ではその数は飽和状態になっており、販売機会が得られないことも問題になっていました。そこで行政もそのような事態に対し、動き出しました。
■千葉県我孫子市の例
千葉県の我孫子市では市内の手賀沼公園を始めとする6公園でキッチンカーや露店などの移動販売事業者を募集しました。営業時間は午前10時~午後4時までの6時間で酒類の販売は禁止です。
(※現在、新規出店業者の募集は終了しています)
今回は同市役所の公園緑地課 田中友紀恵さんに取り組みついて伺いました。
――取り組みの背景を教えてください。
【田中さん】コロナ禍の飲食店を支援したかったのが話の始まりです。2020年に10月から2021年の3月まで手賀沼公園を使って試験的に導入したところ、非常にご好評をいただきました。そこで今年度も5月の連休に合わせる形でスタートし、来年度まで継続する予定です。
――何が好評価だったのでしょうか?
【田中さん】販売する場所を提供できたことはもちろんですが、出店料の設定が相場よりも低いこと、継続的に出店できること、市外の業者も出店できることなどを評価いただけました。
――出店料はいくらでしょうか?
【田中さん】我孫子市内の業者は無料で、市外の業者は一日310円で設定しました。平日、土日関係なく一律に設定していることが利用者に分かりやすくご好評でした。
――どのくらいの業者の方が応募しましたか?
【田中さん】市内・市外合わせて37の業者に登録いただいており、出店は毎月、調整しています。例えば10月分の出店計画は以下サイトで確認いただけます。
https://www.city.abiko.chiba.jp/event/shizennonaka/kouenryokuchi/park/kitchencarschedule.html
なお、現在は募集を終了しており、再募集の予定はありません。
――来年度以降の同取組みは再度、実施しますか。
まだ未定です。
本取り組みは移動販売事業者だけでなく、他の市町村でも注目されており施策についての問い合わせが来るそうです。公園利用者、飲食販売事業者のどちらにもメリットがあるので、来年度以降も本施策は継続してほしいと思います。
写真提供:我孫子市
■軒先ビジネスについて
軒先ビジネスは、誰でも簡単に1日からお店やイベントを開けるポップアップスペースを探せるスペースシェアサービスです。成果報酬型で初期費用やスペース掲載料は一切不要です。スペース利用者のPL保険や営業許可証の取得状況も確認済みで、一日単位の損害保険も適用されるため、安心してスペースを貸すことができます。
今回のような我孫子市の取り組みについても弊社サービスで予約管理を行うことは可能です。
同様の取り組みをご検討中の自治体担当者様、弊社サービスをぜひご検討ください。
https://business.nokisaki.com/
【我孫子市】
所在地 : 千葉県我孫子市我孫子1858番地(※市役所住所)
市 長 : 星野 順一郎
URL : https://www.city.abiko.chiba.jp/index.html
【軒先株式会社】
社 名 : 軒先株式会社
所在地 : 東京都千代田区大手町 2-6-1 朝日生命大手町ビル3階
設 立 : 2009 年 4 月 23 日
代表者 : 西浦 明子(代表取締役)
URL : https://www.nokisaki.com/