江崎グリコ株式会社のプレスリリース
江崎グリコ株式会社は、双子や三つ子など多胎児を育てる家庭の孤立を防ぐために、日本多胎支援協会の協力のもと、新しい育児支援のオンラインサービス「多胎児ファミリー向け母乳とミルクのお話会」(無料)を、2021年12月21日(火)より開始します。
- 双子・三つ子など多胎育児を取り巻く現状
双子や三つ子などを育てる多胎育児においては「授乳回数の多さ」「睡眠不足」「過大な心身への負担」など過酷な実態が問題となっています。一方で、日本では多胎児出産の割合が総分娩数の約1%であり、多胎児家庭は自分と同じ境遇の家庭と出会いづらい状況にあります。さらに、現在新型コロナウイルス感染症の影響で、子育て支援センターなどの利用制限や遠方の親の支援も得られにくい状況も見られます。また、多胎育児は、単胎育児の場合よりも虐待死の発生頻度が2.5~4倍高まるという調査結果※もあります。
※出典元:
一般社団法人 日本多胎支援協会「多胎育児家庭の虐待リスクと家庭訪問型支援の効果等に関する調査研究」
- 江崎グリコの多胎児家庭支援について
上記問題に対し、江崎グリコとして育児負担の軽減に寄与できることを考える中で、「多胎児をもつご家庭への支援」というミッションを掲げる「一般社団法人 日本多胎支援協会(所在地:兵庫県神戸市)」に協力をいただき、2020年7月に多胎児家庭向けの液体ミルク購入支援を開始。2021年7月にはその期間を1年間延長しました。
さらに今回、多胎児のママ・パパなどの保護者であれば誰でも気軽に相談できる場として、育児支援のオンラインサービス「多胎児ファミリー向け母乳とミルクのお話会」(無料)を開始することとなりました。
本サービスでは、多胎育児の経験者で、かつ日本多胎支援協会の協力のもと多胎育児に関する専門知識を身に着けた江崎グリコの栄養士・子育てアドバイザーが、多胎ならではの子育て相談のほか、栄養や調乳などの相談にも対応します。
- 育児支援のオンラインサービス 「多胎児ファミリー向け 母乳とミルクのお話会」について
・開始時期 :2021年12月21日(火)11時~11時45分 (以降、月1回程度開催予定)
・参加方法 : WEB会議システム「Zoom」
・費用 :無料
・対象 :多胎児家庭(妊婦の方を含む)
・内容 :多胎育児の経験をもつ、江崎グリコの栄養士・子育てアドバイザーが、日本多胎支援協会と
連携し乳幼児期(妊娠中から3歳頃まで)の多胎ならではのお悩みや子育て相談のほか、
栄養や調乳などの相談にも対応します。
・申し込み方法:当社サイト『with Glico』内の「わくわく子育て広場」のページにある「多胎児ファミリー
向け母乳とミルクのお話会」(https://with.glico.com/coparenting/index.html)にて
受付いたします。
(事前に『with Glico』会員登録が必要です。)
- 一般社団法人日本多胎支援協会とは
一般社団法人日本多胎支援協会(JpMBA=Japan Multiple Births Association)は、当事者・専門職・研究者が理事となり発足しました。保健、医療、福祉、保育・教育、子育て支援、行政など地域の様々な社会資源との連携による、日本中どこでも多胎児を安心して産み育てることができる社会の実現をめざしています。
【日本多胎支援協会理事コメント】布施晴美代表理事
母乳は多胎児の赤ちゃんにとって、ママからの大切な贈り物です。でも母乳分泌が十分でない場合には、やむを得ず人工乳も必要となります。育児に余裕のない多胎家庭にとっては、調乳を必要としない液体ミルクの存在は、授乳を取り巻く状況の中で少しのゆとりを持たせるものの一つになります。 さらに、早産で生まれることの多い多胎児の授乳や栄養については心配事も多くなります。多胎児家庭を対象とした「ミルク・栄養」に関する専門知識を有する専門家の窓口が開設されたことも、とても心強いです。多くの多胎家庭の栄養に関する不安が少しでも軽減されることを願っております。
- 液体ミルク購入支援について
日本多胎支援協会の協力をいただき、2020年7月に多胎児家庭向けの液体ミルク購入支援を開始しました。多胎児家庭・支援登録団体からの強い継続要望を受け、2021年7月に支援期間を1年間延長することとしました。
液体ミルク購入支援の詳細はこちら:https://www.glico.com/jp/newscenter/pressrelease/35069/
- 「アイクレオ 赤ちゃんミルク」について
「アイクレオ 赤ちゃんミルク」の詳細はこちら: https://cp.glico.com/icreo/products/akachan-milk/
- 子育てアプリ「こぺ」について
「こぺ」は、子どものココロとカラダの健やかな成長のために、子育てをするパートナー間において、すれ違いを生むさまざまな原因を解消し、よりよい子育て環境づくりを支援する目的で、2019年2月より無償提供を開始した子育てアプリです。家事・育児を共有・管理できる新機能「To Do ボード」や、医師監修の睡眠コンテンツなど、妊娠期から育児期に役立つさまざまな機能を用意しています。
子育てアプリ「こぺ」の詳細はこちら:https://www.glico.com/jp/csr/coparenting/copeapp/