JOYL(ジェイオイル)のプレスリリース
株式会社 J-オイルミルズ(東京都中央区、代表取締役社長:八馬 史尚、以下 当社)は、本年4月にコミュニケーションブランド「JOYL(ジェイオイル)」を制定し、JOYLロゴを配した商品外装のリニューアルを順次進めています。これを契機に、かねてより取り組んできた外装表示標準化対応を加速し、本年12月末までに家庭用ナショナルブランド全商品(約70品目 ※1)の対応が完了いたします。
これまでの加工食品分野における外装表示は、各社商品ごとに設計、印字がなされており、表示内容や表示位置、文字フォント等が異なっていました。商品特定表示のフォーマットを統一し、底面を除く全5面の右上寄に表示、バーコード等の表示内容は表示位置、識別性・視認性の高いフォントに標準化することによって、商品の仕分けや検品時の作業効率向上を図ることができます。
本取り組みは、特に共同配送(※3)時のドライバー及び倉庫作業者の作業の効率化・簡素化につながり、誤配防止にも有効なため、当社は共同配送の対象である家庭用ナショナルブランド全商品において、先行して標準化を進めてまいりました。プライベートブランド品や留め型品についてはお取引先様の意向を尊重しながら、業務用商品を含めて、今後も順次対応してまいります(※4)。
■ 物流課題解決に向けた、当社のこれまでの取り組み
当社は事業活動に必要な物流の持続的・安定的な確保に向けて、パレットの活用等様々な施策に取り組んでまいりました。2015 年に神戸と若松の工場間輸送をフェリーにシフトする「モーダルシフト」を行い、「エコシップマーク」の認定を受けています。
また、長距離・長時間運行や夜間の仕分業務による物流従事者の業務負荷を軽減するため、2017 年に東北のストックポイントの拡充、関東・中京のストックポイントを開設しエリア在庫拠点からの配送への移行を進めてまいりました。2019年には国土交通省が提唱する「ホワイト物流」推進運動に賛同し、国民生活や産業活動に必要な物流の持続的確保を目指して「自主行動宣言」を提出しました。(※5)
2020年にはライオン株式会社、モンデリーズ・ジャパン株式会社、および鈴与株式会社とともに、 CO2排出量削減等の環境負荷低減とドライバーの労働環境改善を目的に、スワップボディ車両を利用した共同連携輸送を実施し、経済産業省「令和2年グリーン物流パートナーシップ会議」商務・サービス審議官表彰を受賞いたしました。(※6)
当社は今後も事業を通じた社会課題解決に貢献するため、バリューチェーン全体でマテリアリティ(重要課題)に取り組み、事業活動による負の影響を最小化するESGに配慮した経営を推進いたします。
(※1)家庭用植物油脂、家庭用マーガリン・ファットスプレッド、家庭用プラントベースチーズ・プラントベースバターが含まれます。
(※2)国土交通省ホームページ「加工食品分野における物流標準化アクションプラン」
https://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000500.html
(※3)共同配送とは、届け先(納品先)の共通する複数のプレーヤー(メーカー等)が互いに荷物を持ちより、特定エリアの配送業務を共同で行うことでトラックの積載効率や配車効率等を高め、CO2削減とコスト削減の両立を実現しようという取り組みです。当社商品で共同配送を行っているのは外装を有する有姿品のうち、油脂(液油)、マーガリン・ファットスプレッド、プラントベースチーズ・プラントベースバターです。
(※4)業務用商品のスターチや大豆粉やパン用ミックス粉、油糧(動物のえさ)等の紙袋入り商品については、側面に製品コードを明記しているため、現状を対応済みとみなす等の例外があります。また、無地段ボールで配送を行っているファイン等の一部商品につきましては、本取り組みの対象外です。
(※5)2019年6月27日 当社プレスリリース
物流の持続的・安定的な確保に向けて「ホワイト物流」推進運動の自主行動宣言を提出
~物流事業者の皆様と協力し、深刻化が続くトラック運転者不足に対応~
https://www.j-oil.com/press/materials/190627_release.pdf