カンロ株式会社のプレスリリース
カンロ飴やピュレグミなどでおなじみのカンロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 三須 和泰、以下 カンロ)は、今年策定したKanro Vision 2030「Sweeten the Future」で拡大する事業領域の1つとして挙げている「フューチャーデザイン事業」の概要および今後の展開についての発表を行いました。
キャンディという枠を超えて新たな市場と製品の創造を目指す「フューチャーデザイン事業」では、【サステナブル】と【well-being】の2つをキーワードとして掲げ、将来的な事業化を視野に2022年より2つの取り組みを本格始動し、カンロの未来を担う事業として推進してまいります。
■フューチャーデザイン事業概要■
1.【サステナブル】 循環型経済への取り組み
《規格外で販売不可能な飴を活用したマスクスプレー/アロマスプレーを開発!
カンロが取り組むサーキュラーエコノミー》
カンロでは、循環型経済=「サーキュラーエコノミー」を実現する取り組みの1つとして、異業種企業と共に規格外で販売不可能な飴を日用品に変える再活用に取り組んでまいります。
カンロはこれまでも食品ロスに積極的に取り組み、工場で排出される規格外で販売不可能な飴を飼料や肥料として活用してまいりました。今後はさらにカンロ主導でカンロの意思で再利用を促進していくべく、独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップである株式会社ファーメンステーション(本社:東京都墨田区、代表取締役 酒井 里奈、以下 ファーメンステーション)をパートナー企業として、規格外の飴を再利用した日用品の開発に取り組みました。
ファーメンステーションの技術力と、素材を活かしているため不純物が少なく再活用しやすいカンロの飴が結びつき、廃棄飴を発酵・蒸留することで、高純度・高品質のエタノールが精製されます。そのエタノールを活用し、オリジナルの「マスクスプレー」と「アロマスプレー」を試作しました。「マスクスプレー」はラベンダー&ティーツリーのフレッシュな香りで、マスクにシュッとひと吹きするだけで快適な毎日をお過ごしいただけます。「アロマスプレー」は心安らぐヒバ&カルダモンの香りで、落ち着きたい時や癒されたい時にぴったりです。2022年夏以降は規格外の飴から生まれたハンドスプレー・石鹸・ウェットティッシュ等、手や指先をクリーンにする「HAND」のための雑貨をヒトツブカンロ エコラインにて順次販売していきます。
今回の取り組みを第一歩として、カンロは今後も異業種企業と共に循環型経済への取り組みを進め、キャンディの持つ可能性を広げながら、事業を展開してまいります。
2. 【well-being】 「口」から広がるワクワクを創出!楽しく、自分らしい世界を提案
《ストローマエストロ・野村優妃さんと協業し、食べられるストロー「キャンディストロー」を製作》
カンロは創業当時より、主力事業であるキャンディが持つ力、「口」から広がる可能性を追求してまいりましたが、今後さらに「口」周りが楽しくなる世界を広げていきたいと考えております。そんな時に出会ったのが、ドリンクごとにストローを選べる時代を提唱するライフスタイルブランド「Dlink Straw(ディーリンクストロー)」を立上げた、株式会社リベラベル代表取締役社長で、ストローマエストロの野村優妃さんでした。
「DlinkStraw」で提案しているキャンディでできた食べられるストローをきっかけに、カンロから野村さんにお声がけしたのがきっかけでしたが、共に”キャンディ”と”ストロー”という「口」にまつわるプロダクトを展開し、「選択肢を広げる、居場所を作る」「環境への配慮」「”キャンディ“という素材に対するポテンシャルの認識」という共通認識を持っていることが分かりました。野村さんとカンロが協業することで、キャンディストローをはじめ、今後さらに「口」周りをワクワク、楽しく、自分らしくする事業を展開してまいります。
《発表会では野村さんとトークセッションを実施。ストローとキャンディの共通点に共感》
発表会では、野村さんこだわりの竹やサトウキビ、ムギなどで作った「エコストロー」で実際にドリンクを試飲していただくタッチ&トライを実施しました。また野村さんとカンロの事業担当者とのトークセッションを行い、カンロと「DlinkStraw」の協業についてのお話を伺いました。
今回の協業について、野村さんは「体に必要不可欠なエネルギー源である『糖』と、日々の食事シーンを支えてきた『ストロー』は、実は似たもの同士であると、共感したのがきっかけとなりました。低糖質や脱プラスチックなどの時流がある中で、キャンディとストローを組み合わせ、ワクワクを生み出していきたいと思います。」と意気込みをお話しいただきました。
カンロでは、「キャンディストロー」を通じてキャンディを美味しいお菓子としてだけではなく、糖の可能性を広げ、新たな価値を発信したいと考えています。そして、社会にインパクトを与えるようなwell-beingを推進してまいります。
■株式会社ファーメンステーション 会社概要
ファーメンステーションは独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップです。
会社名 : 株式会社ファーメンステーション
代表 : 代表取締役 渡辺(酒井)里奈
所在地 : 〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3 センターオブガレージ Room08
創業 : 2009年7月7日
事業内容 : アルコール等の化粧品・雑貨・食品向け原料提供/開発
化粧品・雑貨OEM/ODM
未利用資源を活用した事業共創
自社オーガニックブランド事業
【ストローマエストロ 野村 優妃さん】
株式会社リベラベル 代表取締役CEO
1997年生まれ。名古屋出身。高校卒業後、フィリピンと台湾に留学し2020年東京に上京。
カフェで出会う素朴なストローに恋をし、世界中からストローをコレクションするストローマニア。
日常に心地良い選択肢をつくるストローブランド「Dlink Straw」を立ち上げ、食べられるキャンディストローを開発する傍ら、現在チームで新サービスを開発中。
<カンロ展開ブランド>
■会社概要
社名 :カンロ株式会社
代表 :代表取締役社長 三須和泰
所在地 :東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティビル37階
創業 :1912年(大正元年)11月10日
事業内容 :菓子、食品の製造および販売
URL :コーポレートサイト https://www.kanro.co.jp/
KanroPOCKeT https://kanro.jp/
※KanroPOCKeTとは
オンラインショップ機能だけでなく、カンロの商品に関する情報を集約したインタラクティブな複合型オウンドメディア。
このサイトを通じてお客様と直接つながり、商品や新たな取り組みを通じて、特別な体験価値の提供を目指していきます。
当社は創業から百余年、「糖と歩む企業」として、社名になっている「カンロ飴」を始め、ミルクフレーバーキャンディ市場売上No.1ブランド※「金のミルク」、菓子食品業界で初ののど飴となる「健康のど飴」、大人の女性に向けたグミ市場を創り上げた「ピュレグミ」など、常に消費者の皆様から愛され続ける商品を創り続けてまいりました。2012年からは直営店「ヒトツブカンロ」を運営し、「ヒトからヒトへ つながる ヒトツブ」をコンセプトにキャンディの魅力を発信しています。
※株式会社インテージSRI ミルクフレーバーキャンディ市場
2020年4月~2021年3月累計販売金額ブランドランキング
【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
カンロ株式会社 カスタマーセンター
Tel:0120-88-0422
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※当面の間、受付時間につきましては、短縮しての対応とさせていただきます。